「働きがい」と「幸せ」の関連性を解明 働きがいと幸せは3段階に分類できる
PR TIMES / 2024年12月11日 14時15分
一時的幸福(Happiness)から持続的幸福(Well-being)への要素を解明
株式会社ポーラ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:及川 美紀)内の『ポーラ幸せ研究所』では、お客さまをはじめ、ビジネスパートナーや従業員一人ひとりの永続的幸福の実現に向け、様々な研究に取り組んでいます。中でも近年働き方や働く意義が多様化している中で、これからの未来に向けた「働く幸せ」について着目し、『POLAイノベーションセンター』とともに働く人の幸福感を高める要素研究を実施しました。
従業員を対象に働きがいと幸せの関連性を調査したところ、働きがいと幸せには一時的幸福(Happiness)、頻繁な幸福(Frequently Happiness)、持続的幸福(Well-being)の3段階に分類できることを明らかにしました。さらに、幸せに働くためには、自身へのモチベーション「私は仕事をしていると元気が湧いてくると感じる」がすべての過程において必須項目であり(図1、2、3)、各段階で特徴的に変化する項目があることがわかりました。
頻繁な幸福(Frequently Happiness)には「自分らしくいられる」、持続的幸福(Well-being)には「他者へのモチベーション(目標達成やお客さまのためにやりたいことが次々に思いつく)」という特長的な項目がそれぞれ非常に重要であるとわかりました(図4)。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36737/635/36737-635-7147236a68521374e35e6dbc9fcd3a57-2678x1156.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※ポーラ従業員147名を対象としたアンケートにて、「信頼関係」「相互理解」「人間関係」「ビジョン」「モチベーション」「連帯感」「上司との関係」等の項目が、働きがいや働く幸せとどのように相関しているかを調査。
これらの研究成果は、2024年12月11日~13日に石川県金沢市金沢歌劇座にて開催されるヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム2024にて発表する予定です。
幸せに働くためには、HappinessからWell-beingへの過程を考慮し、各過程で必要な項目をサポートできるような職場環境を提供することと、働く人は自身へのモチベーションだけでなく、他者へのモチベーションがあることで、よりwell-beingな働き方に近づくと考えられます。
◆「働きがいと幸せ(HappinessからWell-being)の関連性研究
働きがいと幸せの関連性には段階があると仮定し、「信頼関係」「相互理解」「人間関係」「ビジョン」「モチベーション」「連帯感」「上司との関係」等の項目が、どのように相関しているかを調査しました。
【調査概要】
調査実施機関:株式会社ポーラ
調査期間:2024 年7月22 日から2024年7月29日
調査方法:アンケート調査
被験者:株式会社ポーラ従業員147 名(25 歳以下6名、26~34 歳29 名、35~44 歳43 名、45~54 歳28 名、55 歳以上41 名)
評価項目:下記の質問項目について、10段階(1:まったくあてはまらない~10:非常にあてはまる)で調査を実施した。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36737/635/36737-635-25348a4bda5217d4681a7813c0b94e28-2627x1833.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【前提条件】
・アンケート項目のうち、「Q67 私は働くことを通じて幸せを感じている」は一時的な幸福の感情(感じる)を示す言葉であり、時間的には短い意味が含まれているため、一時的幸福(Happiness)と定義した。
・「Q68 私は働いていて幸せを感じることが多い」は幸せの機会の頻度を示す言葉であるため、頻繁な幸福(Frequently Happiness )と定義した。
・「Q69 私は幸せな気持ちで働いていることが多い」は幸せの持続性を示す状態であり、持続性・継続性など時間的に続いている意味が含まれているため、 持続的幸福(Well-being)と定義した。
【調査結果1】一時的幸福(Happiness)
一時的幸福(Happiness)は、自分らしくいられる、信頼関係、相互理解、人間関係、ビジョン、モチベーション、仕事、ストレス、連帯感、共通敵の存在、コミュニケーション、上司との関係、働きがい、働く不幸せ、幸福度の項目に関係が示された(表1)。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36737/635/36737-635-5c9b2c648022190851abc54d6f48ee56-2517x1455.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【調査結果2】頻繁な幸福(Frequently Happiness)
頻繁な幸福(Frequently Happiness) は、自分らしくいられる、信頼関係、人間関係、ビジョン、モチベーション、ストレス、上司との関係、働く不幸せ、幸福度の項目に関係が示された(表2)。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36737/635/36737-635-bd72edeb4dd6d94ae5f9416564bc97d1-2454x1323.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【調査結果3】持続的幸福(Well-being)
持続的幸福(Well-being)は、自分らしくいられる、信頼関係、相互理解、人間関係、モチベーション、仕事、自責、連帯感、コミュニケーション、働く不幸せ、幸福度の項目に関係が示された(表3)。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36737/635/36737-635-9fea35f9cab87ce5ec836e210a4e5150-2553x1309.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36737/635/36737-635-6c7d58d509e653e9f12d02f9ad9365e0-1247x1263.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
POLAイノベーションセンター
株式会社ポーラは2022年7月より本社内に「POLAイノベーションセンター」を発足しました。
サイエンス&テクノロジーを武器にオープンイノベーションを推進し、新たな価値の創出を実現していきます。
ポーラ幸せ研究所
ポーラは2021年4月より、幸福学の専門家である慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所の前野マドカ氏の協力を得て『ポーラ幸せ研究所』を創設し、従業員やビジネスパートナーとその家族、お客さま、ステークホルダー、地域・ 社会における美しく幸せな生き方、ウェルビーイング実現に向けた仕組み作りと社内外への啓発のため、様々な研究を続けています。従業員やビジネスパートナー、生活者の幸福度の意識調査や、ポーラオリジナルの「幸せ」を構成する 因子の特定、幸せ研究に基づくソリューション開発などの活動を通して、ポーラが企業理念に掲げている“美と健康を 願う人々および社会の永続的幸福”を追求します。
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