サントリー 100%リサイクルペットボトルの販売本数が累計150億本突破!
PR TIMES / 2024年6月3日 17時15分
日本の高い回収率・リサイクル率が国内資源循環に寄与 化石由来原料の新規使用量を30万トン超削減 2023年単年では2本に1本以上で100%リサイクルペットボトルを使用
サントリー食品インターナショナル(株)は、2012年に国内清涼飲料業界で初めて「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1による100%リサイクルペットボトルを「サントリー烏龍茶」2Lに導入※2して以降、さまざまな商品に積極的に導入しており、このたび累計販売本数が150億本※3を突破しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/27480/637/resize/d27480-637-9efbf1108d731a5ef149-0.jpg ]
サントリー食品インターナショナル(株)は、2012年に国内清涼飲料業界で初めて「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1による100%リサイクルペットボトルを「サントリー烏龍茶」2Lに導入※2して以降、さまざまな商品に積極的に導入しており、このたび累計販売本数が150億本※3を突破しました。
※1 使用済みペットボトルをリサイクルして、新しいペットボトルに再生すること
※2 メカニカルリサイクルとして
※3 サントリー国内清涼飲料事業として(期間:2012年4月から2024年5月末まで)
■日本におけるペットボトルリサイクルの現状
日本においては、ペットボトルの回収スキームが整っていることもあり、ペットボトルの回収率・リサイクル率は約9割※4と、欧米諸国と比較して非常に高い水準となっています。清涼飲料業界では、リサイクルのなかでも、限りある資源を国内で有効利用できる「ボトルtoボトル」水平リサイクルを推進しています。業界として、2030年に「ボトルtoボトル」水平リサイクル比率5割を目標としており、現状約3割※4となっています。
※4 出典:PETボトルリサイクル推進協議会 年次報告書2023(2022年度実績)
[画像2: https://prtimes.jp/i/27480/637/resize/d27480-637-4ad385105c1a532c9a95-1.jpg ]
■おかげさまで、100%リサイクルペットボトル商品の累計販売本数が150億本を突破!
当社では2023年実績において、すでに2本に1本以上が100%リサイクルペットボトルとなっており、2024年5月末時点で累計販売本数が150億本を突破しました。生活者の皆さまが日頃から、ペットボトルをごみではなく資源として扱い、ペットボトル・ラベル・キャップをきれいに分別して回収にご協力いただいていることが大きな要因と考えています。この結果、リサイクルペットボトルを導入しなかった場合と比較して化石由来原料の新規使用量を30万トン超削減することができました。
■「ボトルtoボトル」水平リサイクル推進の課題とサントリーグループの活動
使用済みペットボトルの回収において、家庭ではきれいに分別されている一方で、家庭の外では分別が十分に進んでいないという課題があります。また、飲み残しや異物が入っているペットボトルは、新しいペットボトルに生まれ変わることが難しいという事実は十分に知られていません。
サントリーグループは、これまでもペットボトルの分別啓発コミュニケーションに注力しており、飲み終えた後から始まるTV-CM・WEB動画の制作や、小中学校・商業施設等での出張授業など取り組みを行ってきました。今後も、ご家庭できれいに分別していただいているのと同様にご家庭の外でも分別いただけるよう、「外出先での分別」に注力したコミュニケーション活動を強化していきます。
サントリーグループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」をわたしたちの目的に掲げ、創業以来、持続可能な社会の実現を目指してきました。2019年策定の「プラスチック基本方針」で掲げた、“2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材等を使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする”という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を推進していきます。
▽本件に関するお客様からの問い合わせ先
サントリーお客様センター https://www.suntory.co.jp/customer/
〈参考資料〉
■「ボトルtoボトル」水平リサイクルの意義
[画像3: https://prtimes.jp/i/27480/637/resize/d27480-637-94c9a08f32cf6a6a7776-2.jpg ]
「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1は、新たな化石由来原料を使わず、ペットボトルを資源として国内で何度も循環することができます。また、新たな化石由来原料を使用してペットボトルを製造する場合と比較して、CO2排出量を約60%削減※2することができます。
※1 使用済みペットボトルをリサイクルして、新しいペットボトルに再生すること
※2 使用済みペットボトルからプリフォーム製造までの工程において
■「ボトルtoボトル」水平リサイクル工程
[画像4: https://prtimes.jp/i/27480/637/resize/d27480-637-4f48bcc0964fb5001e06-3.jpg ]
■サントリーグループ「ペットボトルの100%サステナブル化」に向けた主な取り組み
2011年 リサイクルペットボトル安全性評価手法の確立
2012年 国内飲料業界初リサイクル素材100%ペットボトルを「サントリー烏龍茶」2Lに導入
2012年 植物由来素材100%ペットボトルの開発を開始
2013年 植物由来素材30%ペットボトルを「サントリー天然水」550ml※3に導入
※3 一部の自動販売機対応商品は除く
2016年 100%植物由来素材ペットボトル 実証プラント建設を決定
2018年 世界初FtoPダイレクトリサイクル技術を4社で共同開発
2019年 プラスチック基本方針策定
2020年 使用済みプラスチックの再資源化事業に取り組む新会社「株式会社アールプラスジャパン」設立
2021年 100%植物由来素材ペットボトル 試作品が完成
2021年 ペットボトルリサイクルに関する教育プログラムを開始
2022年 「ボトルは資源」ロゴマークをペットボトル全製品に導入
2023年 植物由来素材30%ペットボトルを「サントリー天然水」2Lに導入
2023年 バイオペットの原料となる使用済み食用油調達に向けてENEOSと協業開始
以上
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