スポーツビジネスの「お金を生む以上の意味」とは? 宮本恒靖が熱く語る『日本サッカーの未来地図』

PR TIMES / 2014年4月23日 9時15分

角川学芸出版 ブランドカンパニー



「みなさん、ここ丸の内にサッカークラブ“FC MARUNOUCHI”を立ち上げるとすると、どういうマーケティングが必要だと思いますか――?」
元サッカー日本代表主将・宮本恒靖さんの話に、東京・丸の内の丸ビルホールに訪れたおよそ300名の受講者、全国のサテライト中継受講者が耳を傾けました。

2014年4月14日、慶應丸の内シティキャンパスで行われた講演「夕学五十講 FIFAマスターで考えた日本サッカーの未来地図」。宮本さんが現役を引退し、スポーツビジネスを学ぶ大学院「FIFAマスター」に留学して考えたことを、写真や映像を交えながら語り尽くしました。


宮本さんが現役を引退したのは2011年のこと。
サッカー選手が引退すればコーチや監督などの指導者を目指すか、テレビ解説者に転身するケースが多いもの。もちろん宮本さんには指導者や解説者としての活躍を期待する声も大きかったでしょう。しかし、宮本さんはその道を選びませんでした。
宮本さんが選択したのが、スポーツビジネスを学ぶという道。
現役時代には選手の視点からしか見てこなかったサッカーを、もっと多角的な面からとらえたいと思ったのだそうです。
結果、FIFAマスター留学は宮本さんにとって、得難い経験となったようです。


クラブ経営を考えるとき、何を指針にクラブのブランディングをすればいいのか? スタジアムに足を運ぶサポーターの満足度を高めるためには何が必要か? ドイツのような成熟したサッカー文化を持つ国に学ぶべきことは何か? 宮本さんにとって身近に感じていた問題を、さまざまな視点からとらえる方法を学ぶことができました。

また、世界中でスポーツ界をリードしていく仲間ができたことも収穫のひとつ。最終課題にともに取り組んだ仲間たちとは今でも連絡を取り合い、「紛争のあったボスニア・ヘルツェゴビナにスポーツアカデミーを設置することで、民族融和の手助けをする」という夢のようなプロジェクト実現に向けて動き出しています。

そして何より宮本さんが強調するのが「スポーツを文化にしたい」ということ。いまだ、日本のスポーツは文化として成熟しているとは言えません。一つの問題として、スポーツビジネスというと、資金繰りのことばかりが強調される点があります。2020年に開催される東京五輪にしてもそう。「経済効果○億円」というのは引きになります。もちろん経済的に成功することは大事。一方で、それは一過性のことでもあります。

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