産業用スカラロボットに新たなコントローラーとティーチペンダントおよび食品グリス仕様モデルを追加

　エプソン販売株式会社は、産業用スカラ（水平多関節）ロボットの新商品として、「GXシリーズ」に対応した（注1）コントローラー『RC800-A』およびティーチペンダント『TP4』と、「Tシリーズ」「LSシリーズ」「GXシリーズ」の食品グリス仕様の3モデルを追加し、2024年9月17日より受注開始します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/33845/647/resize/d33845-647-52407edd0e3458ac2333-0.jpg ]

　エプソンのスカラロボットは、13年連続世界シェアNo.1（注2）の実績を持ち、電気、電子部品や自動車部品の製造など、お客様のさまざまなニーズに対応し、自動化や生産性を高める装置の一部として活用いただいています。
　ロボットの動きを制御するための装置であるコントローラーの新商品『RC800-A』は、お客様のニーズが高い「コンベヤートラッキング」の精度向上や、力覚センサーボードを標準搭載することで、より自由度の高いシステム構築ができるなど、お客様の使い勝手を向上させています。コントローラーオプションのティーチペンダント『TP4』は、2024年8月に提供開始しているエプソンロボット統合ソフトウェア「Epson RC+8.0」（注3）を内蔵し、パソコンなしでもプログラム開発が可能です。また重さ1.2kgに軽量化し、お客様の負担を軽減しました。
　自動化ニーズが高まる食品製造業向けには、食品グリス仕様モデルを投入します。3モデルのラインアップによりさまざまな食品製造工程における自動化を支援し、労働人口減少といった社会課題解決に貢献していきます。

（注1）現時点で、コントローラー『RC800-A』の対応ロボットは「GX4-C」「GX8-C」です。『RC800-A』に対応するため、「GX-Bシリーズ」から「GX-Cシリーズ」に変更となります。ティーチペンダント『TP4』は、スカラロボットと6軸（垂直多関節）ロボットに対応しています。
（注2）産業用スカラロボットの2011～2023年の数量ベース出荷実績において（株式会社富士経済「2012～2024年版ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望」調べ）
（注3）エプソンロボット統合ソフトウェア「Epson RC+8.0」の詳細についてはエプソンのホームページをご覧ください。https://www.epson.jp/products/robots/lineup/software/

【新商品の主な特長と価格・受注開始日について】
コントローラー『RC800-A』
■コンベヤートラッキングの精度向上や自由度の高いシステム構築でお客様のさらなる使い勝手を向上
ティーチペンダント『TP4』
■重さ1.2kgの軽量化により作業時の負担を軽減。さらに低消費電力化により環境負荷低減へ貢献
[画像2: https://prtimes.jp/i/33845/647/resize/d33845-647-8e7dbfc2d83dc48b27ec-5.jpg ]

（注4）コントローラーのみの販売はしていないため、スカラロボット「GX4-C251S」+『RC800-A』の場合の標準価格となります。


【新商品の主な特長と価格・受注開始日について】
食品グリス仕様モデル
■食品工場で使用可能な食品グリス仕様モデル。自動化による衛生面でのリスク低減
■3モデル7機種の豊富なラインアップをご用意。お客様の用途に合わせて選択可能
[画像3: https://prtimes.jp/i/33845/647/resize/d33845-647-d3cd6f060edb7543d82b-4.jpg ]

（注5）■にはアーム長の数字が入るため、アーム長により型名が異なります。

【新商品の主な特長詳細】
コントローラー『RC800-A』
■コンベヤートラッキングの精度向上や自由度の高いシステム構築でお客様のさらなる使い勝手を向上
RC700系とRC90系に分かれていたコントローラーをRC800系に統合し、上位互換化したことでお客様の機種選定時のわかりにくさを解消しました。さらに、コンベヤー上を高速で流れる部品・製品を素早くつかみ配置するコンベヤートラッキングの精度を向上しました。お客様のニーズが高いコンベヤートラッキングの精度を上げることにより、生産性向上に貢献します。また、力覚センサーの測定データを反映するまでの時間を短縮。より自由度の高いシステム構築が可能となりました。

ティーチペンダント『TP4』
■重さ1.2kgの軽量化により作業時の負担を軽減。さらに低消費電力化により環境負荷低減
現行機「TP3」の重さ1.5kgに対し『TP4』は1.2kgと0.3kg軽くなり、作業時の負担を軽減します。さらに、消費電力量は「TP3」の25Wから15W以下へ削減。環境負荷低減にも貢献します。

食品グリス仕様モデル
■食品工場で使用可能な食品グリス仕様モデル。自動化による衛生面でのリスク低減
食品製造機械での使用が認められている食品グリス（注6）を使用。さらに食品グリスの飛散を防ぐためにじゃばらを装着することで、異物混入を防ぎ、衛生面でのリスク低減に貢献します。
（注6）NSF Internationalに認証登録されたH1グリスを使用

■3モデル7機種の豊富なラインアップをご用意。お客様の用途に合わせて選択可能
可搬質量やアーム長の異なる3モデル7機種の豊富なラインアップをご用意。お客様の工程、扱う食材に合わせてお選びいただけます。

以上

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ