1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

FX個人投資家、JPY(円)安志向が継続 !政府・日銀、5.5兆円超のUSD(米ドル)売り介入実施【外為どっとコム総研FX投資家調査2024年7月】

PR TIMES / 2024年8月26日 18時15分

株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっております。今回、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。



目次
1.一般社団法人金融先物取引業協会FX投資家動向まとめ
2.株式会社外為どっとコムFX投資家動向まとめ
 2-1.FX取引における実現損益
 2-2.通貨ペア別取引者数
 2-3.平均取引数量
 2-4.口座の開設期間
 2-5.FX投資の年齢分布
 2-6.FX口座開設者動向
3.まとめ

1.一般社団法人金融先物取引業協会FX投資家動向まとめ
USD/JPY(米ドル/円)の取引金額、約34%増加


金融先物取引業協会が8月15日に公表した資料によると、2024年7月の店頭FXにおける取引金額は1455兆円と、6月の1120兆円から約30%増加した。1455兆円は過去最高額となる。USD/JPY(米ドル/円)が約34%増加したことが、全体を押し上げた。
また、月末時点の未決済ポジション合計は8.6兆円と前月からほぼ横ばいだった。なお、USD/JPY(米ドル/円)の未決済ポジションは6月に3688億円の売り越しだったが、7月は1兆1977億円の買い越しに転じた。急速にJPY(円)売りの流れが巻き戻された局面を、FX個人投資家は好機と捉えてJPY(円)を売り直したようだ。
取引金額上位の5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)の順。

[画像1: https://prtimes.jp/i/52387/647/resize/d52387-647-7c8117c81dedfe0e44c3-0.png ]

図1.取引金額とポジション計
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は百万円

2.株式会社外為どっとコムFX投資家動向2024年7月
個人投資家、TRY/JPY(トルコリラ/円)が2位へ浮上


FX口座数が58万件を超える株式会社外為どっとコム協力の下、2024年7月のFX投資家動向を調査した。
【調査概要】
調査対象:株式会社外為どっとコムのFXサービス「外貨ネクストネオ」利用者(約58万口座)
調査機関:株式会社外為どっとコム総合研究所
調査対象:調査期間中にFXサービス「外貨ネクストネオ」の新規口座開設およびFX取引をした顧客
調査期間:2024年7月1日7:00 ~ 2024年8月1日6:00
調査方法:対象期間中の取引データより抽出
(特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。)

2-1.FX取引における実現損益
FX取引における実現損益でプラスは41.8%、マイナスは58.1%となった。プラスは前月比19.2%ポイント低下し、多くの投資家にとって厳しい結果になった。さえない米6月消費者物価、直後の政府・日銀のJPY(円)買い介入、トランプ前米大統領のドル高牽制発言など複数要因が重なり、JPY(円)安の巻き戻しが短時間で進んだ。それまでJPY(円)ショートを構築していた個人投資家の多くが一度、損切りを余儀なくされた。ただ、7月末のUSD/JPY(米ドル/円)の未決済ポジション比率がUSD(米ドル)買い・JPY(円)売りに大きく傾いていた点を鑑みると、当初、損失を余儀なくされた投資家も、相場を確認しながら改めてJPY(円)ショートを構築し直したと考えられる。

[画像2: https://prtimes.jp/i/52387/647/resize/d52387-647-2d2eafa1725d4383d12f-0.png ]

図2-1.取引参加者の損益

2-2.通貨ペア別取引者数
通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・NZD/JPY(NZドル/円)・ZAR/JPY (南アフリカランド/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)の順。
1位はUSD/JPY(米ドル/円)で変わらなかったが、TRY/JPY(トルコリラ/円)は、4.485円と史上最安値を付ける中で、値ごろ感からの買いが優勢となり、取引者数が拡大した。また、6月に2位へ浮上したMXN/JPY(メキシコペソ/円)は4位へ後退した。政局の不安定さが嫌気されて、多くの投資家が取引を控えたもよう。

[画像3: https://prtimes.jp/i/52387/647/resize/d52387-647-83349cdae96fcd3e301b-0.png ]

図2-2.通貨ペア別取引者数

2-3.平均取引数量
FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は4.9万通貨(49Lot)へ小幅に縮小した。
USD/JPY(米ドル/円)は、1Lotあたり6,200円の必要保証金(8/15時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は約30万3,800円となる。MXN/JPY(メキシコペソ/円)は、1Lotあたり400円の必要保証金(8/15時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は1万9,600円となる。

[画像4: https://prtimes.jp/i/52387/647/resize/d52387-647-6bab470e72dee62e3bec-0.png ]

図2-3.平均取引数量

2-4.口座の開設期間
取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均114カ月(9年6カ月)と、前月から拡大した。緩やかながら拡大傾向が続いている。

[画像5: https://prtimes.jp/i/52387/647/resize/d52387-647-4fd8e36ce2fe20d225b6-0.png ]

図2-4.口座開設期間

2-5.FX投資の年齢分布
FX投資家の年代別では40代が30.9%と最多で、次に50代、30代、60代と続いた。40代と50代で6割を超える状態が続いている。

[画像6: https://prtimes.jp/i/52387/647/resize/d52387-647-ff100bc80cb90adc45ed-0.png ]

図2-5.取引参加者の年齢構成

2-6.FX口座開設者動向
新規にFX口座を開設した投資家は、30代と40代が27.4%で並んだほか、30代が18.4%、50代が15.5%と続いた。30代と40代で半数を占める状況が続いている。

[画像7: https://prtimes.jp/i/52387/647/resize/d52387-647-7289ba0911cb543c4698-0.png ]

図2-6.口座開設者の年齢構成

3.まとめ
2024年7月の為替市場は、政府・日銀による5兆5348億円のJPY(円)買い介入やさえない米インフレ指標、トランプ前米大統領のUSD(米ドル)高牽制発言を受けて、JPY(円)安トレンドが急速に巻き戻された。当初、ポジション調整を余儀なくされたFX投資家は多かったと思われるものの、中長期でのJPY(円)安の構図は変化がないとの思いから、相場状況を確認しながらJPY(円)売り直す動きが優勢となった模様で、個人投資家のJPY(円)安志向はなお継続していることが分かる。


過去の調査結果は、マネ育ch( https://www.gaitame.com/media/ )よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB


[表: https://prtimes.jp/data/corp/52387/table/647_1_dd1ec7c38beded2939d6cace5cd2f1c9.jpg ]



外為どっとコムについて

株式会社外為どっとコムは、店頭FX『外貨ネクストネオ』『らくらくFX積立』の総口座数が60万口座を突破しました。「外国為替をもっと身近に」をテーマに、外国為替にまつわる情報を発信するオウンドメディアサイト『マネ育チャンネル』をオープンしたり、初心者から中上級者までレベルにあわせた多彩なセミナーを開催するなど、投資家の皆さまに寄り添ったサービスを展開しております。

また、世界最大のサポートサービス業界のメンバーシップ団体HDIの日本における拠点HDI-JapanによるHDI格付けベンチマークの「Webサポート」「問合せ窓口(電話)」において、6年連続(2019-2024)最高ランクの三つ星を獲得しました。

・【外為どっとコム】ホームページ:https://www.gaitame.com/
・【外貨ネクストネオ】口座開設:https://www.gaitame.com/account/kouza.html
・【マネ育チャンネル】:https://www.gaitame.com/media/

■新スマートフォンアプリ『外貨ネクストネオ「GFX」』
当社のFXサービス『外貨ネクストネオ』を利用するためのスマートフォン専用アプリです。スマートフォン1つで完結できる機能性とシンプルな操作性を備えた、最新のFX取引ツールです。初心者から上級者まで、幅広いお客様のニーズに沿ったFX取引アプリが完成いたしました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/52387/647/resize/d52387-647-38354380fff79a3e7475-0.png ]

詳細はこちら:https://www.gaitame.com/service/fx/tools/smartphone/

■FXによる積立投資ができる『らくらくFX積立』
通貨ペア・金額・レバレッジ・頻度をあらかじめ設定し、定期的に外貨を購入するFX取引サービスになります。即時の購入・売却のほか、お客様が事前に設定した内容で当社が自動で注文を発注する「定期買付注文」が可能です。
1通貨単位で注文が可能となっており、数百円程度からFXで積立を始めることができるため、初心者の方でも手軽に始めやすい、中長期的な資産運用を提案するサービスとなります。
[画像9: https://prtimes.jp/i/52387/647/resize/d52387-647-038a0aebbf6f7253106e-0.png ]

詳細はこちら:https://www.gaitame.com/service/rakutsumu/

―――――
■会社概要
株式会社外為どっとコム( https://www.gaitame.com/
所在地:東京都港区東新橋2-8-1
代表取締役社長:竹内 淳
事業内容:インターネットを介した店頭デリバティブ取引事業、その他
資本金:7億7,850万円
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第262号 商品先物取引業者/一般社団法人金融先物取引業協会、日本証券業協会、日本商品先物取引協会
―――――
・当社セミナーでは、FX(外国為替保証金取引)、CFD取引の紹介・説明をさせていただく場合がありますので予めご了承のうえ ご参加ください。
・当社セミナーは情報提供を目的としており、投資方針や時期選択等の最終決定はご自身でご判断ください。
―――――

店頭外国為替保証金取引、店頭CFD取引および店頭通貨バイナリーオプション取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生ずる場合がございます。お取引の前に充分内容を理解し、ご自身の判断でお取り組みください。

<『外貨ネクストネオ』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:各通貨の基準レートにより計算された取引金額の保証金率4%以上に設定(法人のお客様は、保証金率1%以上となる額または金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうち、いずれか高い額以上の委託保証金が必要となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します) 売買手数料:0円 『らくらくFX積立』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:100%(レバレッジ1倍)、50%(レバレッジ2倍)、33.34%(レバレッジ3倍)(法人のお客様は、100%(レバレッジ1倍)のみ) 売買手数料:0円 【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。>
<『CFDネクスト』 取引形態:店頭CFD取引 委託保証金:店頭指数CFD取引 想定元本の 10%相当額、店頭商品CFD取引 想定元本の5%相当額、店頭株式CFD取引 想定元本の 20%相当額以上に設定 取引手数料:0円 ロスカット手数料(1取引単位あたり):店頭指数CFD取引 110円(税込)、店頭商品CFD取引 110円(税込)、店頭株式CFD取引 55円(税込) 【注】取引手数料の他に、金利調整額、権利調整額、価格調整額の支払いが発生する場合があり、お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。>

<『外貨ネクストバイナリー』 取引形態:店頭通貨バイナリーオプション取引(満期である判定時刻をもって自動権利行使となるヨーロピアンタイプ) 購入価格:1Lotあたり約40~999円 売買手数料:0円 【注】店頭通貨バイナリーオプション取引は期限の定めのある取引であり、相場の変動等の要因により原資産価格が変動するため、予想が外れた場合には投資元本の全額を失うリスクの高い金融商品です。権利行使価格と判定価格との関係がお客様にとって利益となる場合には自動権利行使によりペイアウト額を得られますが、損失となる場合には権利消滅により全購入金額が損失として確定します。またオプションの購入価格と売却価格には差(スプレッド)が生じます。>

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください