広告価値を証明する「ベンチマーク構築」の支援を開始 ~メタアナリシスを用いて複数の広告キャンペーンの結果を統合的に分析~
PR TIMES / 2024年6月18日 14時45分
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 CEO:佐々木徹 以下、当社)は、広告の価値を第三者的に証明する「ベンチマーク構築」の支援を本日より開始します。統計的手法であるメタアナリシス(meta-analysis)(※1)を用いて、複数の広告キャンペーンの結果を統合的に分析します。
■ソリューション開発の背景
デジタルマーケティングの急速な発展に伴い、広告キャンペーンの結果を正確に測定・評価することがますます重要になる中、客観的で信頼性の高いベンチマーク(評価基準)によって広告キャンペーンを振り返り、マーケティング施策を継続的に改善したいというニーズが広告主の中で高まっています。また、広告プラットフォーマーやメディアも、広告主のニーズに応えるため、そして自社の広告商品の価値を証明するため、客観的で信頼性の高いベンチマークの構築を必要としています。しかし、アナリティクスの高度な知見が必要であるため、ベンチマーク構築の方法は現在も十分に整備されていません。
そこで、お客様のマーケティング課題を解決し、ビジネスに成功をもたらすData Culture構築の原動力になることをビジョンに掲げる当社は、顧客企業のより良い意思決定を支援するべく当ソリューションを開発しました。
■ソリューション概要
当ソリューションでは、メタアナリシス(※1)と呼ばれる統計的手法によって独立した複数の広告キャンペーンの結果を統合的に分析し、信頼性の高い広告効果のベンチマークを構築します。これにより、広告主は業界ベンチマークと比較した明確な位置づけを把握し、効果的な広告キャンペーンの振り返りができるようになります。広告プラットフォーマーやメディアは、自社の広告商品の価値を客観的に証明し、より説得力のあるプランニングを提案できるようになります。
[画像: https://prtimes.jp/i/624/650/resize/d624-650-296203378e11ee542adf-0.png ]
(※1)メタアナリシス(meta-analysis)は、疫学や公衆衛生・計量経済学など様々な科学分野で広く採用されている統計的手法です。この方法は、複数の研究結果を統合し、より正確で包括的な結論を導き出すために設計されており、個別の研究だけでは得られない洞察を提供することが可能です。
■ソリューション活用事例
株式会社News TVが提供する動画広告サービス「ビデオリリース」
ブランドリフト調査50件を統合したメタアナリシスで、ブランドリフト効果を証明
調査概要
株式会社NewsTVは、ブランドや製品に関する詳細情報を一般的な動画広告よりも長尺で自然に伝えることができる動画広告「ビデオリリース」を提供しています。当社は、「ビデオリリース」における信頼性の高いベンチマークを構築するべく、2023年3月から2023年12月までに実施した全50件の「ビデオリリース」のブランドリフト調査結果を、メタアナリシスで統合的に分析しました。これらのキャンペーンは、日用消費財、食品、飲料、電化製品など、「ビデオリリース」を利用する広告主を代表する業種を網羅しています。
調査結果
メタアナリシスで統合的な分析を行うことで、「ビデオリリース」は視聴者に情報を効果的に伝え、態度変容に寄与する動画広告サービスであることを可視化しました。動画広告が視聴者の記憶に残ることで、ブランド認知から検討意向までの全フェーズで大きな態度変容が促されている、という内容を明らかにしました。
今後に向けた取り組み
今回、将来に向けた2つの取り組みを実施しました。1つ目は、業界カテゴリごとのベンチマーク構築に向けたメタアナリシスの実施です。2つ目は、広告クリエイティブに関するメタアナリシスの実施で、分析によって効果的な広告表現への示唆を得ることができました。今後も継続的にデータを蓄積して分析を繰り返すことで、より精度の高いベンチマークの構築や、広告表現のさらなる改善に向けた知見の獲得をサポートしてまいります。
マクロミルは、顧客企業のリサーチ課題に留まらず、より上流からマーケティング課題全体の解決を支援するため、「総合マーケティング支援企業」へと事業モデルの変革を進めています。今後も、当社が保有する消費者パネルから得られる様々なデータを活用した革新的なサービスを提供し、マーケティングビジネス領域全体にイノベーションを拡げることを目指します。
以上
■株式会社マクロミルについて
マクロミルは、国内オンラインリサーチ業界のリーディングカンパニーです。市場シェアNo.1※の豊富なリサーチ実績とノウハウ、90以上の国と地域で1.3億人へのリサーチが可能なグローバルネットワーク、独自に構築した消費者パネルから得られる多種多様なデータを活用し、お客様のマーケティング課題の解決に向けて最適なソリューションを提供します。創業時から育んできたデータネイティブな発想で、お客様のビジネスに成功をもたらすData Culture構築の原動力となることを目指します。
※オンラインリサーチ市場シェア=当社単体及び(株)電通マクロミルインサイト、(株)H.M.マーケティングリサーチのオンラインリサーチに係る売上高(2023年6月期)÷一般社団 法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)によって推計された日本のMR業界市場規模・アドホック調査のうちインターネット調査分(2022年分)(出典:一般社団法人日本マー ケティング・リサーチ協会(JMRA)2023年6月27日付第48回経営業務実態調査
【株式会社マクロミル 会社概要】
代表者:代表執行役社長 CEO 佐々木徹
本社:東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 11F
設立:2000年1月31日
事業内容:マーケティングリサーチおよびデジタル・マーケティング・ソリューションの提供
売上高:40,616百万円(2023年6月期)
URL:https://www.macromill.com
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