過酷な自然界を生き抜く、生き物たちの驚きの知恵や工夫の数々…『泳げないカワウソの生きるヒント 「成長」をめぐる生物学』発売(8/8)。
PR TIMES / 2024年8月6日 12時45分
株式会社大和書房(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 靖)は『泳げないカワウソの生きるヒント 「成長」をめぐる生物学』(稲垣 栄洋:著)を2024年8月8日に発売いたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/33602/664/resize/d33602-664-32d1658fac95c9637323-0.jpg ]
生き物の生態に学ぶ、雑学教養読み物
・子どものほうが大人より大きなカエルやペンギン
・溺愛した子を突然突き放すキツネ
・遊びから狩りを学ぶライオン
・大小2つの種を持つオナモミ
・踏まれたら立ち上がらない雑草
自然界の動物や植物は、さまざまな個性をもって「成長」していきます。一方で、人間の「成長」は、得てして順番を競ったり、平均値と比べたりと、画一的なものさしで計られることが多いようです。
本書では、そんな人間の「成長」について、驚くほど多様で面白い生き物の成長の仕方から学ぶことを試みます。
著者は『生き物の死にざま』『面白くて眠れなくなる植物学』など、自然科学系のベストセラー著書多数の稲垣栄洋氏。中学・高校入試問題の採用数ナンバーワンの著者による、生物学的な知的好奇心をくすぐり、“学ぶこと”や“大人になること”の意味を考えさせられる一冊です。
目次
▼1章 三億卵を産むマンボウの生きるヒント ~大人と子どもはどこが違う?
「大きいものが大人」を疑ってみる
早く大人になることは善?
赤ちゃんがかわいい理由
クモが子に食べられる理由
マンボウがたくさん卵を産む理由
▼2章 泳げないカワウソの生きるヒント ~「遊び」と「学び」
カマキリの赤ちゃんが遊ばない理由
トンボが水たまりに産卵してしまう理由
人間の経験 vs. AIの情報量
チーターが遊ばなければならない理由
カワウソの子が泳げない理由
AIにはできない脳の「学び」
PCやスマホからは学べない物事
カバの口が大きい理由
ゴリラのオスが子育てをする理由
▼3章 豹変する親ギツネの生きるヒント ~「ふつう」ってなんだろう
オナモミが二種類の種子を持つ理由
私たちの成長にバラつきがある理由
一番強い動物が何か決められない理由
赤ちゃんの発育曲線の悲劇
タンポポが綿毛を遠くに飛ばす理由
子煩悩のキツネが豹変する理由
人間の子育て期間が長い理由
大人が子ども作る理由
おばあさんが必要な理由
▼4章 踏まれたままの雑草の生きるヒント ~成長の計り方
成長を計ることが困難な理由
雑草が踏まれても立ち上がらない理由
水やりをしない雑草が青々としている理由
育てた野菜や花の茎をポキンと折る理由
樹齢千年の巨木が生きられる理由
▼5章 頭を垂れるイネの生きるヒント ~成長する力は、どこにある?
イネが草丈を伸ばすのをやめる理由
背の高すぎるイネが不健康な理由
「成長しなければ」という強迫観念
昔の人が「イネをつくらない」理由
著者略歴
稲垣 栄洋(いながき・ひでひろ)
1968年静岡県生まれ。岡山大学大学院修了。農学博士。専門は雑草生態学。農林水産省、農林技術研究所等を経て、現在、静岡大学農学部教授。著書に『生き物の死にざま』(草思社)、『植物はなぜ動かないのか 弱くて強い植物のはなし』(ちくまプリマー新書)、『花は自分と誰ともくらべない 47の花が教えてくれたこと』(ヤマケイ文庫)など、多数。
書籍概要
書名 :泳げないカワウソの生きるヒント 「成長」をめぐる生物学
著者 :稲垣 栄洋
発売日:2024年8月8日
判型 :文庫判
頁数 :224ページ
定価 :924円(税込)
発行元:株式会社大和書房 https://www.daiwashobo.co.jp
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