フューチャーアーキテクト、独自開発OCRソリューション「Future EdgeAI」を活用したAI画像検品により入庫業務の自動化を推進
PR TIMES / 2024年7月2日 11時0分
パレット単位での一括検品自動化サービス「EdgeAI Batch Inspection」を本格展開
フューチャー株式会社(証券コード:4722)の主要事業会社であるフューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:谷口友彦、以下フューチャーアーキテクト)は、同社が独自開発したAI-OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)ソリューション「Future EdgeAI」(※1)を活用した検品自動化サービス「EdgeAI Batch Inspection」を2024年7月より本格展開します。商品を指定の位置に荷下ろしすると、AI画像認識によりスマートフォンが自動で撮影し、一括検品することで入庫業務の省人化と業務効率化を実現します。
本サービスは、伊藤忠食品株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 社長執行役員:岡本均、以下伊藤忠食品)が導入に向けて実証実験を行っており、2024年7月3日より2日間にわたって開催される伊藤忠食品夏季展示会「FOOD WAVE 2024 KOBE」にて本サービスの取組みが紹介されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4374/697/resize/d4374-697-348625543f5994c08672-1.jpg ]
入庫業務では、検品者が入荷した商品の外装バーコードをハンディターミナルでスキャンし、目視で確認した賞味期限や製造年月日、数量等を入力して発注内容と突合しています。さらに入荷確認の書類や、入荷ラベルの作成、商品への貼り付けなど、荷下ろしから検品、倉庫への格納までには多くの工数が必要です。
フューチャーアーキテクトは、伊藤忠食品の入庫業務効率化に向けた提案依頼からFuture EdgeAIによる現場課題の解決を検討し、伊藤忠食品の倉庫において撮影方法や荷物の積み方等の条件を変更しながら実証実験を行い、サービスの改良を重ねてきました。
本サービスでは、指定位置に商品を荷下ろしするだけで、パレットが置かれたことをスマートフォンが自動で認識し、撮影します。AI画像認識によりパレットごと一括で商品の賞味期限や製造年月日、数量等の情報を読み取り、WMS(Warehouse Management System)にデータを連係します。WMS経由で入荷ラベルの自動発行まで行えるため、商品の荷下ろし後、庫内で搬送している間に検品が完了し、検品者の作業負荷とドライバーの荷待ち時間が大幅に削減できます。
本サービスはWMSを利用しない倉庫や、読取り項目が異なる様々な業種での適用が可能です。また、事業者の現行業務にあわせたカスタマイズができることも特長です。
■入荷業務の作業フロー
[画像2: https://prtimes.jp/i/4374/697/resize/d4374-697-80bd5a21ee417fa62146-0.png ]
本サービスのベースとなる「Future EdgeAI」は、書類や伝票をスマートフォンやハンディターミナルなどの携帯端末で撮影するだけで、その場で即時にデータ化できるソリューションです。携帯端末単体での文字認識が可能なため、オフラインの環境でも利用できます。当社独自のエッジAI技術により漢字、ひらがな、カナ、英数字など様々なフォントの活字に加え、手書き日本語も高精度で読み取れます。「Future EdgeAI」では入荷時の検品業務のほか、製品ピッキング作業時の検品、国際貨物のケースマーク読取りなど、業務に習熟した作業者の確保が必要とされてきた様々な現場で活用が拡大しています。
物流事業が「2024年問題」に代表される人手不足など多くの課題に直面するなか、「Future EdgeAI」は目視や手入力による作業を自動化し、工数を削減することで、労働力問題解決に貢献します。
フューチャーアーキテクトでは、物流事業における長年のノウハウと、生成AIをはじめとした最新テクノロジーの知見をもとに、物流専門チームのコンサルタントがIT技術を駆使した省人化や効率化に取り組んでいます。今後も物流、流通・小売、卸売、製造など様々な業種・業界でのロジスティクス改革や、「戦略」「ビジネスデザイン」「システムデザイン」のソリューションを体系化したコンサルティングによる物流DX推進を支援し、持続可能な物流事業の実現に貢献します。
※1.エッジAI とは、AI を搭載した端末が収集したデータを端末内で処理し、推論・学習を行うことで、瞬時に判断を出す技術。
「Future EdgeAI」はフューチャー株式会社の登録商標です。
<参考プレスリリース>
■「フューチャーアーキテクト、Edge AI ソリューションを提供開始~スマートフォンで手書き日本語や商品情報を瞬時に読み取り、業務効率化を実現」
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/c2673f5140e2b1dbfc8899424e489ceeec682986.pdf
■「フューチャーアーキテクト、郵船ロジスティクスとともに国際貨物輸送業務の省力化を推進 OCR ソリューション「Future EdgeAI」導入によりターミナル入庫業務の効率化を実現」
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/PressRelease_YusenLogistics%EF%BC%86FutureArchitect_240425.pdf
■「フューチャーアーキテクト、独自開発したエッジ AI ソリューション「Future EdgeAI」により物流倉庫業務における出荷作業の効率化を実現」
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/PressRelease_FutureEdgeAI_picking_240517.pdf
■本件に関するお客様からのお問合せ先
フューチャーアーキテクト株式会社 物流サービス事業部 金子、末安
お問い合わせフォーム : https://www.future.co.jp/apps/contact/fai/service_solution_entry.php
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