雑誌『WIRED』日本版 最新号VOL.37(6/23発売)特集「BRAVE NEW WORLD」SF的想像力で未来を準備する「Sci-Fiプロトタイピング」を総力特集!
PR TIMES / 2020年6月16日 11時0分
『WIRED』日本版は、6月23日(火)に最新号VOL.37「BRAVE NEW WORLD SFがプロトタイプする未来」を発売いたします。フィクションがもつ大胆かつ精緻な想像力から未来を構想する「Sci-Fiプロトタイピング」を総力特集。
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誰も予想できない未来へと現実が分岐したいま、ありきたりな将来分析にもはや価値はない──。『WIRED』日本版VOL.37では、混迷の時代を攪拌する未来からの視線に溢れたSF作家の言葉に耳を傾け、ありうる未来への準備(=プロトタイピング)を提示します。
ウィリアム・ギブスン、齋藤精一、藤井太洋、柞刈湯葉、上田岳弘、樋口恭介、津久井五月、吾奏伸、石川善樹、北村みなみ、ナシーム・ニコラス・タレブ、ステファノ・マンクーゾ、ドミニク・チェン、塩浦一彗、山形浩生、水口哲也、パラグ・カンナ、篠原雅武、ジュリエン・ノリン、川田十夢、水野祐、筒井康隆、ほかが登場します。
さらに、編集後記として「WIRED JAPAN Podcast」も発売日より更新予定。本誌にも登場した樋口恭介、石川善樹、吾奏伸、塩浦一彗をゲストに招き、各作品やインタヴュー企画を深掘りする「精読編」と、『WIRED』日本版編集長・副編集長が最新号の制作過程をひも解く「総括編」の全5回をお届けします。
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また、この度『WIRED』日本版は、本誌クリエイティヴディレクターを務める伊藤直樹氏率いる「PARTY(株式会社パーティー)」とともに、「Sci-Fiプロトタイピング研究所」を設立しました。1993年の創刊以来、テクノロジーを通して見るライフスタイルや社会、カルチャーなどの未来について考えてきた『WIRED』と、広告やプロモーションの枠を越え事業開発にも取り組む「PARTY」、そしてSF作家の叡智を集結。SFがもつ大胆かつ精緻な想像力を用いて、クライアントと未来の構想から事業開発、実装までを一気通貫して支援していくサーヴィスを提供していきます。詳細については、本日公開されるWIRED.jpの記事をご参照ください。
https://wired.jp/2020/06/16/wired-sci-fi-prototyping-lab/
『WIRED』日本版 VOL.37「BRAVE NEW WORLD」
■BRAVE NEW WORLD
特集:Sci-Fiプロトタイピング
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新しい世界がやってきた。必殺の概念(コンセプト)や素型(スキーム)や行動(アクション)がもはや通用しない、見通しの利かない世界が。しかし、そんないまこそSF作家の言葉に耳を傾けたい。彼らが生み出す「虚構性を孕んだナラティヴ」は、混迷の時代を攪拌する未来からの視線に溢れているからだ。かつてSFの父ジュール・ヴェルヌは「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」と語ったが、ありうる未来を準備(=プロトタイピング)したこの7編を実装せしめるのは、あなたかもしれない。
藤井太洋/滝を流れゆく|柞刈湯葉/RNAサバイバー|上田岳弘/愛について|樋口恭介/踊ってばかりの国
津久井五月/地下に吹く風、屋上の土|吾奏 伸/美しき鎖|石川善樹/つながりすぎた人類
■HAVE YOU EVER IMAGINED THE 22nd CENTURY?
なぜ“22世紀”は見当たらないのか──
ウィリアム・ギブスン INTERVIEW BY齋藤精一
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未来はすでにここにある。ただ均等に分配されていないだけだ ─ SF的想像力の源泉を表すこのあまりにも有名なご託宣を携えて、現実というマトリックスに没入(ジャックイン)し続けてきたウィリアム・ギブスン。現状がSFをはるかに凌駕して破綻を見せ、彼が命名した“サイバースペース”への越境が地球規模で加速するパンデミックの時代に、彼はいかなる未来を“ここ”に見ているのだろうか? ライゾマティクスの齋藤精一によるメールインタヴュー。
■THE PANDEMIC ISN’T A BLACK SWAN
ナシーム・ニコラス・タレブ
このパンデミックはブラック・スワンではない
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完全に予測可能だったパンデミックを「ブラック・スワン」と呼ぶことで、それがグローバルシステムのさらなる脆弱化の前兆にすぎないことを人々は見過ごしている ─ 不確実な未来の“現在価値”を示してきたナシーム・ニコラス・タレブへのインタヴュー。
■NEW WORLD, NEW PERSPECTIVES
分岐した世界、描き換えられた生存戦略
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個人の欲望も社会の通念も、たった数カ月で不可逆的とも思える変化を遂げた。これからの時代を見通すためにも、新たなる視座が欲しい。そこで編集部は7人の賢人に意見を求めた。分散ネットワーク、格差、地政学……。今後のサヴァイヴァルに不可欠な叡智にアクセスせよ。
分散ネットワーク/ステファノ・マンクーゾ|コミュニケーション/ドミニク・チェン|都市と住居/塩浦一彗
格差/山形浩生|エクスペリエンス/水口哲也|地政学/パラグ・カンナ|エコロジー/篠原雅武
■CHOOSING PATHS TO AN IDEAL FUTURE
ジュリエン・ノリン
2030年、更新された世界の片鱗
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かつてはアルネ・ヤコブセンやフィン・ユール、近年ではオラファー・エリアソンやビャルケ・インゲルスらを輩出した名門「デンマーク王立美術院」出身のジュリエン・ノリン。期待の建築デザイナーが、2030年のライフスタイルの構造的変化の可能性を3つの視点で描く。
■SOMEWHERE BETWEEN ALL AND NOTHING
対談:川田十夢×水野 祐
失われた3密。ミドルテンポの熱狂
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今号は特別号という体裁から、連載はお休みに。しかし、有事の際こそ『WIRED』が誇る連載陣の思索に耳を傾けたい。そんな編集部の願いから、開発者・川田十夢と法律家・水野祐の対談が実現した。業界や領域の壁を溶かすこと。常にグラデーションを忘れないこと。対話から見えてきたのは、来るべき時代に向けた覚書のようなものだった。
■THE YEAR OF JACKPOT
筒井康隆
「大当たりの年」の顛末は、遺言がわりに書くつもりです
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2018年に刊行された『筒井康隆 日本文学の大スタア』〈河出書房新社〉のなかで、筒井は「SFは文学の一ジャンルではなく、超虚構性を成立させるための『ものの見方』である」と語っている。御大はいま、未曾有のパンデミックに見舞われた社会をいかなるまなざしで見つめているのだろうか。それを確かめるべく自宅(神戸)の電話を鳴らした。巻末特別インタヴュー!
■OTHER
▶︎【COMIC】来るべき世界|北村みなみ
▶︎ワイアードからのご提案! おいしいニューノーマル・イン・ザ・ハウス
▶︎EDITOR’S LETTER「すばらしい新世界」 and more…
■WIRED(ワイアード)
1993年に米国で創刊し、現在4カ国で展開する、世界で最も影響力のあるテクノロジーメディア『WIRED』の日本版として、2011年6月にウェブサイトと雑誌を同時にスタートしました。『WIRED』日本版は、テクノロジーの進化を通して、ライフスタイルからビジネス、カルチャー、エンターテインメントまで、その明確な未来へのインサイトを人々に提示し、イノヴェイターたちをインスパイアするメディアです。
■『WIRED』日本版 VOL.37「BRAVE NEW WORLD」
特集:Sci-Fiプロトタイピング
発売日:2020年6月23日(火)
価格:980円
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