第64回岸田國士戯曲賞『福島三部作』TPAM2021で一挙上演!20カメでのライブ配信も!!
PR TIMES / 2021年2月2日 15時45分
スケールの大きさ、テーマの真摯さから大きな話題を呼び、2018~19年に10,000人以上を動員、2020年度の岸田國士戯曲賞を受賞したDULL-COLORED POP『福島三部作』(作・演出:谷賢一)が、東日本大震災・福島第一原発事故から10年の今年、舞台芸術の国際プラットフォーム「TPAM - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2021」で一挙上演されます。
今後10年は再演不可能と言われたこの大作の上演に立ち会うことができるチャンスです。2月9日(火)~11日(木)の公演は、20台のカメラを使い英語字幕つきでライブ配信*。世界の観客と一緒に、実際の観客席からは見ることができない視点からも舞台を体験できる、貴重な機会をお見逃しなく!
*時差の大きい地域向けに、翌朝8時に録画を配信します(国内でもご覧いただけます)
[画像1: https://prtimes.jp/i/14302/715/resize/d14302-715-886855-0.jpg ]
『福島三部作』とは
福島で生まれ、原発で働く技術者を父に持つ劇作家・演出家、谷賢一が、2年半に渡るリサーチを経て書き下ろし、1960年代以来の日本の小劇場の様々なスタイルを取り入れてまとめあげた、合計約6時間の三部作。谷が主宰する劇団「DULL-COLORED POP」により2018年に第一部が先行上演、2019年にいわき、東京、大阪で三作品が一挙上演され、10,000人以上を動員。2020年には岸田國士戯曲賞を受賞しています。
会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(神奈川県横浜市中区山下町281)
配信:Peatix Live(URLは以下公演情報参照)
料金:一般 3,500円/TPAM参加登録者 1,000円(配信・来場同一料金)
第一部『1961年:夜に昇る太陽』
1961年。東京の大学に通う青年・<穂積 孝>は故郷である福島県双葉町へ帰ろうとしていた。「もう町へは帰らない」と告げるために。北へ向かう汽車の中で孝は謎の<先生>と出会う。「日本はこれからどんどん良くなる」、そう語る先生の言葉に孝は共感するが、家族は誰も孝の考えを理解してくれない。そんな中、彼ら一家の知らぬ背景で、町には大きなうねりが押し寄せていた......。福島県双葉町の住民たちが原発誘致を決定するまでの数日間を描き出したシリーズ第一弾。
■2月9日(火)19:30 ライブ配信(無観客)
[画像2: https://prtimes.jp/i/14302/715/resize/d14302-715-463987-1.jpg ]
https://livevideostreaming-fukushima-1.peatix.com
■2月10日(水)8:00 録画配信
https://videostreaming-fukushima-1.peatix.com
■2月12日(金)~14日(日)11:15 上演
https://peatix.com/group/16812 にてお取り扱い
第二部『1986年:メビウスの輪』
福島第一原発が建設・稼働し、15年が経過した1985年の双葉町。かつて原発反対派のリーダーとして活動したために議席を失った<穂積 忠>(<孝>の弟)の下に、ある晩2人の男が現れ、説得を始める。「町長選挙に出馬してくれないか、ただし『原発賛成派』として......」。そして1986年、チェルノブイリでは人類未曾有の原発事故が起きようとしていた。実在した町長・岩本忠夫氏の人生に取材し、原発立地自治体の抱える苦悩と歪んだ欲望を描き出すシリーズ第二弾。
[画像3: https://prtimes.jp/i/14302/715/resize/d14302-715-664755-2.jpg ]
■2月10日(水)19:30 ライブ配信(無観客)
https://livevideostreaming-fukushima-2.peatix.com
■2月11日(木)8:00 録画配信
https://videostreaming-fukushima-2.peatix.com
■2月12日(金)~14日(日)14:30 上演
https://peatix.com/group/16812 にてお取り扱い
第三部『2011年:語られたがる言葉たち』
2011年3月11日、東北全体を襲った震災は巨大津波を引き起こし、福島原発をメルトダウンに追い込んだ。その年末、<孝>と<忠>の弟にあたる<穂積 真>は、地元テレビ局の報道局長として特番製作を指揮していたが、被災者の数だけ存在する「真実」を前に、特番スタッフの間で意見が衝突する。そして真は、ある重大な決断を下す......。2年半に渡る取材の中で聞き取った数多の「語られたがる言葉たち」を紡ぎ合わせ、震災の真実を問うシリーズ第三弾。
[画像4: https://prtimes.jp/i/14302/715/resize/d14302-715-661340-3.jpg ]
■2月11日(木)19:30 ライブ配信(無観客)
https://livevideostreaming-fukushima-3.peatix.com
■2月12日(金)8:00 録画配信
https://videostreaming-fukushima-3.peatix.com
■2月12日(金)~14日(日)17:45 上演
https://peatix.com/group/16812 にてお取り扱い
[画像5: https://prtimes.jp/i/14302/715/resize/d14302-715-839692-4.jpg ]
谷 賢一
劇作家、演出家。福島県生まれ、千葉県育ち。明治大学、イギリス・ケント大学で演劇学を学び、2005年に劇団DULL-COLORED POPを旗上げ。2016年にセゾン文化財団ジュニア・フェローに選出される。シルヴィウ・プルカレーテ、フィリップ・デュクフレ、シディ・ラルビ・シェルカウイなどの作品にも脚本や演出補などで参加している。2020年『福島三部作』にて第23回鶴屋南北戯曲賞、第64回岸田國士戯曲賞受賞。
※KAAT神奈川芸術劇場では新型コロナウイルス感染拡大予防対策を徹底し主催公演を実施します。ご来場前に必ず劇場HPの「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。また当面の間、入場者数を制限して上演します。
https://www.kaat.jp/news_detail?id=1502
国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2021
主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2021 実行委員会(公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC – 国際舞台芸術交流センター)
文化庁令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「JAPAN LIVE YELL project ヨコハマ & カナガワ」
主催:文化庁、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、PARC – 国際舞台芸術交流センター、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2021 実行委員会
[画像6: https://prtimes.jp/i/14302/715/resize/d14302-715-680787-5.jpg ]
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