ブラザー、STATION Ai内のあいち創業館にて創業者兄弟である安井正義と実一の功績が展示
PR TIMES / 2024年11月11日 12時45分
ブラザー工業株式会社の創業者兄弟である安井正義と実一が、愛知県ゆかりの革新的な事業を興した創業者・経営者60人に選出された。その2人の功績が、11月1日にオープンした国内最大級のオープンイノベーション拠点であるSTATION Ai内のあいち創業館にて展示されている。
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「出会いのリレーションテーブル」に浮かび上がる安井正義のプロフィール
あいち創業館は、STATION Aiの2階に設置された、愛知県にゆかりのある創業者・経営者の功績等を伝える施設だ。本施設は、「偉人のトイカケゾーン」「産業のルーツゾーン」「偉人との出会いゾーン」「探求・交流ゾーン」の4つのゾーンで構成されており、各ゾーンにおいて愛知の産業のルーツや企業家の挑戦を学ぶことができる。「偉人との出会いゾーン」に設置された「出会いのリレーションテーブル」では、テーブル上に投影されるアイコンにタッチすると、安井正義や実一などをはじめ、60人の企業家のエピソードや名言、生み出した製品などを詳しく見ることができる。また、企業の歴史が映像で紹介される、「産業のなりたち発見ウォール」では、各社の創業時の製品や創業当時の様子を学ぶことができるほか、「ヒントライブラリー」では、ブラザーの歴史について書かれた書籍など、創造や発想につながる約200冊の企業家の書籍も読むことができる。
ブラザー工業は、1908年にミシンの修理業から始まり、独自の技術開発に注力するなど、蓄積したコア技術を駆使して事業の多角化を推進するとともに、常に新しい市場に参入し続けることで成長してきた。創業者兄弟である安井正義と実一は、愛知県名古屋市でブラザー工業の前身となる「日本ミシン製造株式会社」を創業し、当時輸入に頼っていた家庭用ミシンの国産化を成功させただけでなく、ミシンを輸出産業にまで発展させるなど、数々の功績を残したことから、この度の選出となった。
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「産業のなりたち発見ウォール」で紹介される昭三式ミシン
ブラザーは、「あいち創業館での展示を通して、創業の精神やその歴史を来館者の皆さまに知っていただくことで、創造や発想のヒントを見つけていただき、新たな付加価値の創出に貢献できることを願っている」としている。
■ 創業者兄弟 安井正義と実一について
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・安井正義(1904~1990)※写真右
ミシンの修理業をしていた父の安井兼吉を9歳の頃から手伝い、その技術を受け継ぐ。当時、輸入に頼っていたミシンの国産化を目指し、弟の実一と協力して実現させるとともに、輸出産業にまで成長させた。あいち創業館で名言として展示されている、「働きたい人に仕事をつくる 愉快な工場をつくる」には、従業員に健康で楽しく働いてもらいたいと、より良い労働環境の整備にも努めた正義の信念が表れている。
・安井実一(1908~1991)※写真左
当時、非常に精密な部品であることから日本の技術レベルでは大量生産は不可能とされていた「シャトルフック*」を開発して量産化を実現させ、初のミシン国産化に大きく貢献した。あいち創業館で名言として展示されている、「すべての関係者と共存共栄の実をあげる」には、事業に携わるすべての人が協力し合い、お客様とともに成長していくことが、企業経営の存続には不可欠であり、事業を通して社会の発展に貢献したいという、実一の思いが込められている。
*:ミシンの上糸と下糸を絡ませる役割を持つ、ミシンで最も重要な部品。当時、複雑な形状を作り出す切削技術や表面を硬くする焼き入れ技術など、部品の生産には高い技術力が必要とされていたため、国産のシャトルフックはなく、輸入に頼っていた。
■あいち創業館 概要
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[表: https://prtimes.jp/data/corp/11621/table/728_1_e3761e3e3f2e1f3845be209ade189568.jpg ]
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