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ノルウェーの石油・ガス関連企業EARTH SCIENCE ANALYTICS AS社への出資について

PR TIMES / 2020年9月3日 15時15分

住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭誠之、以下「住友商事」)は、石油・ガス開発企業(Exploration & Production、以下「E&P」)向けに、人工知能および機械学習モデル(注1)をベースとした高精度な地質・地層・貯留層(注2)の推定・分析を行うソフトウェアを提供するEARTH SCIENCE ANALYTICS AS社(アース・サイエンス・アナリティクス、本社:ノルウェー、以下「ESA社」)に出資しました。



石油・ガスは、地下数千メートルの複雑な地層に分散して埋蔵されており、開発には不確実性が伴います。現在E&P各社では、自社のエンジニアが地下データを収集し分析を行っていますが、その分析は属人的であり標準化されておらず、また近年では世界各地で開発が進んだ結果、より複雑な地層を開発するケースが増えており、正確な地下データの重要性が高まっています。

ESA社は、世界各地の膨大な地下データをクラウド上で管理し、最先端の機械学習モデルを搭載した各種ツールを用いて分析します。顧客であるE&Pでは地質・地層・貯留層の高精度な分析結果を得られるため、石油・ガス開発における不確実性が低減し、コスト削減と安全性向上を実現できます。さらに、ESA社の技術は将来的に、二酸化炭素の回収・有効利用・貯留や、地熱開発、地下資源の再利用(注3)への応用も期待されています。

住友商事は、2019年に石油・ガス開発における掘削を自動化・最適化するSekal(セカール)社に、本年5月に石油・ガス開発手順をデジタル化・最適化するEXEBENUS(エグゼべナス)社に出資しました。ESA社が保有する高精度な地下データをもとにSekal社およびEXEBENUS社がオペレーションを行うことで、石油・ガス開発工程の自動化がより一層加速することが期待できます。住友商事は、石油・ガス開発コストの削減と温室効果ガスの低減を実現し、業界への貢献を続けていきます。さらに、地下構造を的確に把握することで、地球環境と共生する脱炭素社会の新たなエネルギーシステムの構築への貢献も目指します。

(注1)機械学習モデル:機械に大量のデータからパターンやルールを判別させ、様々な物事の識別や事象を高度に予測する技術。

(注2)貯留層:石油やガスを含有している地層。

(注3)地下資源の再利用:廃坑した油ガス井および貯留層をエネルギー貯蔵に再利用すること。


<参考情報>
■EARTH SCIENCE ANALYTICS社概要
設立年 : 2016年
代表者 : Eirik Larsen
従業員数:27名(2020年4月時点)
URL : https://earthanalytics.ai/


<参考資料>
■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地球環境との共生」および「地域と産業の発展への貢献」に資する事業です。
[画像: https://prtimes.jp/i/726/731/resize/d726-731-889987-0.png ]


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