【給兵艦、工作艦、電纜敷設艇、甲標的母艦、急設網艦……】日本海軍の「働くフネたち」。どんな船だかわかりますか?
PR TIMES / 2016年7月6日 15時22分
給兵艦ってなに?
戦艦『大和』『武蔵』や空母『赤城』『翔鶴』など、海戦の表舞台で戦うべく生まれた軍艦たち。日本海軍の艦船といえばすぐに思い浮かぶのはこれらのフネだ。しかし、彼らが戦うためには、燃料や武器弾薬を運んだり修理をしたりと、それを支える「縁の下の力持ち」ともいうべき艦船が必要となる。日本海軍にもそうした目的の多様な船が存在し、彼らは「特務艦艇」「特設艦船」などに分類されて運用されていた。
たとえば給兵艦『樫野』。給兵艦とは武器弾薬を運ぶ艦のことだが、なかでも『樫野』はさらに特殊で、戦艦『大和』『武蔵』の巨大な主砲(砲身と砲塔)を運ぶという目的のためだけに造られた。
こうした船にはほかに以下のようなものがある。
「工作艦」=フネの修理を担当、「電纜敷設艇」=通信用海底電纜(「でんらん」と読む。ケーブルのこと)を敷設する、「甲標的母艦」=小型の潜航艇である「甲標的」を発進海域まで運ぶ、「急設網艦」=防潜網、つまり敵の潜水艦が港湾などに入れないようにするための網を敷設する、などなど。
横浜の山下公園にある「氷川丸」も太平洋戦争中は海軍に徴用され、船体を白地に塗られ、赤十字のマークと緑の帯が描かれて「特設病院船」として任務についていた。
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[画像1: http://prtimes.jp/i/2535/742/resize/d2535-742-190866-2.jpg ]
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[画像2: http://prtimes.jp/i/2535/742/resize/d2535-742-404782-1.jpg ]
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