パーソルキャリアの小学校・中学校向けキャリア教育 講師派遣授業(出前授業)「“はたらく”を考えるワークショップ」、アウトカム評価のための独自ルーブリック(小学校版)と「使い方ガイドブック」を公開
PR TIMES / 2024年11月15日 10時0分
~教員と児童・生徒とがワークショップの到達目標を共有し、学習目標を明確化。指導・支援と評価を一体化する支援ツールを開発~
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:瀬野尾 裕)が全国の小学校・中学校に無償で提供している、キャリア教育 講師派遣授業(出前授業)「“はたらく”を考えるワークショップ」では、当ワークショップのアウトカム評価を促進するための独自ルーブリック「“はたらく”を考えるワークショップ専用ルーブリック -小学生版‐」を開発し、「ルーブリックの使い方ガイドブック」と一緒に公式サイトで公開したことをお知らせします。
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アウトカム評価/ルーブリックとは
アウトカム評価とは、活動を通じて、子どもたちの意欲や態度、能力がどのように変化したか、学習意欲の向上や進路目標の決定に結びついたかなどを評価することをいいます。
ルーブリックとは、学習の到達目標を複数の評価項目に分け、それぞれの達成度を段階的に示した評価指標です。教員と児童・生徒がワークショップの目標を共有し、学習目標を明確にするために役立つツールでもあります。目標が明確になることで、児童・生徒は自己評価を通じて学びの進捗や目標達成度を確認でき、教員は指導・支援と評価を一体化して進めることが可能になります。
本ルーブリックの対象学年
本ルーブリックは、小学4年生から6年生での使用を想定しています。なお、制作にあたっては、小学5年生を水準として、4年生または6年生も共通で使用できるように設計しました。
本ルーブリック対象プログラム
「“はたらく”を考えるワークショップ専用ルーブリック‐小学校版‐」は、「動機づけプログラム」(1Dayスタンダード)や「おとなインタビュー」(3Daysカスタマイズ)など、当社が小学校に提供するワークショップのすべての授業で活用可能です。
本ルーブリックのコンセプトと監修者
本ルーブリックは、学習指導要領「生きる力」、2011年1月に中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」で示された「基礎的・汎用的能力」(分野や職種にかかわらず、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる能力)、2018年に経済産業省が発表した「新社会人基礎力」を育むことを目的とした「“はたらく”を考えるワークショップ」のアウトカム評価を可能にするツールとして、これら能力の開発段階を確認できるように設計されました。
瀬戸SOLAN学園初等部 副校長の三宅貴久子先生が本ワークショップを校内で実施したうえでルーブリックを監修し、明治大学の荒木淳子准教授(研究分野:産業組織心理学、人的資源管理、キャリア研究)と創価大学の高橋薫准教授(研究分野:日本語教育、教育工学)が「使い方ガイドブック」の編集に参加しています。各専門家の知見を活かし、教育現場で実践しやすいルーブリックを目指しました。
本ルーブリックの使い方・「使い方ガイドブック」について
児童は授業の冒頭でルーブリックに基づいて目標を設定し、授業後に自らの達成度を評価します。このプロセスを通じて、学びを振り返り、キャリア意識の向上と行動変容を実感することができます。ルーブリックは「S(優秀)」「A(達成)」「B(改善が必要)」「C(方向性の修正が必要)」の4段階で評価し、児童が目標に向けてどのように進んでいるかを具体的に把握します。
こうして得られた結果を、普段の教育活動の記録やそれらの振り返り記述等を踏まえて分析することで、児童一人ひとりや学級全体への指導・サポートの改善にも活用できます。また、授業後のキャリア意識や行動の変化を測定することで、キャリア教育の効果を長期的な視点から捉え、評価することが可能です。
さらに、本ルーブリックを効果的に活用していただくために、「使い方ガイドブック」も公式サイトで無料公開しました。ガイドブックには、ルーブリックの具体的な使用方法や導入のメリット、効果的な活用方法が詳しく解説されています。教育機関の関係者はもちろん、キャリア教育に関心をお持ちの方々に広く参考にしていただける内容となっています。
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教育機関からのお問い合わせ・申し込みについて
「“はたらく”を考えるワークショップ」にご興味のある教育機関の方は、以下紹介サイトの下部にある「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。
紹介サイト/お問い合わせフォーム:https://www.persol-career.co.jp/service/contents/career-workshop/
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「小学校・中学校向け “はたらく”を考えるワークショップ」について
< https://www.persol-career.co.jp/service/contents/career-workshop/ >
「“はたらく”を考えるワークショップ」は、パーソルキャリアが全国の小学校・中学校に無償で提供している小学4年生から中学3年生を対象にしたキャリア教育プログラムです。日々さまざまな人や企業の「はたらく」に向き合い続けるパーソルキャリアのキャリアアドバイザーらが講師を務め、現場で培った経験・知識をもとに、自ら主体的に判断しキャリアを形成していくための「生きる力」を養う授業を行っています。
2018年のワークショップ開始以来、全国33を超える都道府県で、延べ565回、302校、33,138名の子どもたちに授業を提供しています。(2024年3月時点、リピート校含む)
また、2021年に経済産業省が主催する「第11回 キャリア教育アワード」優秀賞、2024年に文部科学省が主催する「令和5年度 青少年の体験活動推進企業表彰」優秀賞を受賞しています。
プログラム内容(小学校版)各学校の要望に応じて、“はたらく”に目を向ける「動機づけプログラム」、聞く力を育むプログラム「しごとインタビュー」、よく生きるための習慣を学ぶ「習慣づけプログラム」などを提供しています。
全てのプログラムで共通して、将来のキャリアオーナーシップを身につけてもらうことを目的に、たくさんの職業を知ることの大切さや、「何に」なりたいかではなく「なぜ」なりたいかを考えることの大切さを伝えています。
また、全てのプラグラムがオンライン授業にも対応。新型コロナウイルスの影響以降、「はたらく」の当たり前が変化しているなか、これからの社会を自分らしく生き抜いていくために、子どもたちが今すべきことは何なのかについて一緒に考える時間も設けています。
このほか、ITリテラシー教育や食育、環境教育など他業種の企業の出前授業と組み合わせた「企業間連携『生きる力』をはぐくむ講師派遣授業プログラム」の開発・提供にも取り組んでいます。
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各プログラムのご紹介
動機づけプログラム
未来の自分について考えはじめる際に知っておいてほしいポイントを、1回の授業の中に凝縮したエントリープログラムです。“はたらく”ということに対してポジティブな目を向けることに重点を置き、単なる“職業選択”ではない、キャリア形成の土台となる心の在り方を、自分のなかに見つけてもらうことを目的としています。
「仕事ってどれくらいの数があるんだろう?」「どんな仕事があるんだろう?」と探求心をくすぐる投げかけからはじめ、対話やグループワークを通じて自身と社会との関わりを見出し、自らが責任を持って進む道を決めることの大切さを伝えていきます。
対象学年:小学4年生~中学3年生
必要コマ数:2コマ(約90~100分)
聞く力を育むプログラム「おとなインタビュー」
子どもたちが、第一線で活躍する大人(パーソルグループ社員)に、仕事やこれまでのキャリアなど、自分たちが大人になるうえで知っておきたいことをインタビューするプログラムです。普段はなかなか聞けない私生活の話から「仕事とは何か?」といった深い質問まで、個人的な体験に基づく生き生きとした話を聞き出すことで、たくさんの学びを持ち帰ることができます。また、学校での職業調べの前に行っていただくと、質問の観点や仕方が変わり、より深い職業探索に繋げることも可能です。
対象学年:小学4年生~中学3年生 ※小学生応相談
必要コマ数:2コマ(約90~100分)
習慣づけプログラム
すぐに活かせるより、よく生きるための習慣を学ぶ発展プログラム。信頼構築のシステム、セルフコントロール、質問力などを、ワークを通じて学び、自身の行動を振り返り、習慣を磨いていくことを目的としています。新入社員や若手ビジネスパーソンも学ぶような内容を小学生にもわかりやすく伝え、先生方と共に学校生活を通じて定着させていきます。
対象学年:小学4年生~小学6年生
必要コマ数:2コマ(約90分)
< 参考 >パーソルグループの将来世代への取り組み「FR活動」について
パーソルグループでは、現在、将来世代と対話し関係性を築く活動「FR活動」を強化しています。「FR」とは、株主や投資家向けに行う活動「IR(Investor Relations)」に対する造語として、「Future Generations Relations」を略した言葉です。パーソルグループでは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに掲げ、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、より良い社会をデザインしていくため、Well-beingという概念と新指標をこれからの時代の社会アジェンダにしていくことを目的とした企業コンソーシアム「Well-being Initiative」に参画しています。本コンソーシアムにおいて、「将来世代と企業が積極的に対話することは、社員や顧客、社会全体のWell-being向上や、持続可能な事業成長と社会との共存を求める投資家の評価において重要である」という共通認識の下、重要なステークホルダーである株主・社員・顧客・取引先・地域住民などに、「未来を担う将来世代」を加え、継続的に対話をしていく「FR活動」を展開・強化し、参画企業で連携することとしました。
パーソルグループでは、これまでも「未来のはたらく大人たち(将来世代)」に向け、将来、自分で自分の「はたらく」を選択できる大人になってほしいと考え、キャリア教育やプログラミング教育、仕事の体験機会の提供などを行ってきました。今後は、「FR活動」の強化として、「はたらくがワクワクする未来」を将来世代との対話テーマと定め、従来の活動をさらに広げていくとともに、「未来のはたらく大人たち(将来世代)」との対話を重視したキャリア教育プログラムを開発・提供、将来世代との対話を通じて収集した意見や考えをまとめた調査レポートの発行などを計画しています。また、これらの活動を通じて収集した「将来世代の声」は、パーソルグループの経営陣が長期的展望を話し合う戦略会議の場に提出され、今後の事業活動に活かされます。
参考リンク:パーソルホールディングス株式会社 プレスリリース(2023年12月14日)
将来世代の声を社内外のWell-beingを実現する経営に活かす「FR(Future Generations Relations)」活動を開始
https://www.persol-group.co.jp/news/20231214_13147/
■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/ >
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援ブランド「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
当社のミッションについて:https://www.persol-career.co.jp/mission_value/
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