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アルピニスト 野口健 × プロフリーダイバー 篠宮龍三 ~「高さ8,848m」と「深さ115m」 極限を知る2人の初対面トーク! 

PR TIMES / 2016年2月9日 11時33分

『コスモ アースコンシャス アクト 野口健 トークセッション』2月21日(日)19:00~19:55オンエア! 

TOKYO FM及びJFN(全国FM放送協議会)加盟38局は、コスモ石油と共に、地球環境の保護と保全を呼びかけていく活動「コスモ アースコンシャス アクト」を2001年より展開しています。
その一環として、アルピニスト野口健が、地球を舞台に活躍するフロントランナーを迎える「野口健 トークセッションin東京」を、2月6日(土)14時より、TOKYO FMホールにて開催致しました。
ゲストは、水深115mの現アジア記録を持つプロフリーダイバー、篠宮龍三。「山」と「海」のスペシャリストが、知られざる極限の世界について、そして、現在2人が取り組む地球の未来を守る活動について語り合いました。この模様は、2月21日(日)19時よりオンエアします。



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◆「高さ8,848m」と「深さ115m」 極限を知る2人の初対面トーク!
「高さ8,848m」を知る野口健と、「深さ115m」を知る篠宮龍三。「山」と「海」という対極の世界に挑む2人は今回が初対面。まずはお互いが経験した極限の世界について語り合いました。
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◇「深く潜ると、自分の心臓の音しか聴こえない」 篠宮龍三

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 篠宮龍三がダイビングをはじめたのは、人類で初めて素潜りで100mを超える記録を達成したジャック・マイヨールを描いた映画「グラン・ブルー」を観たのがきっかけ。自身が達成した水深115mの世界について、「地上の光はまったく届かない。ライト・ブルーからディープ・ブルー、そして太陽が消えるグラン・ブルーの世界になる。目をつぶれば上下左右の感覚が無くなり、ロープが無いとどこにいるかわからなくなります」と語ります。「30mまではキックをしながら潜るんですが、それ以降は、肺が“握りこぶし”ぐらいに圧縮されて、浮力がなくなるんです」というと、会場からは驚きの声が。野口健が「潜っている時、何を考えているの?」とたずねると、「終わったら、ビール飲みたいな(笑)とか。脳が一番、酸素を使う臓器なので、あまり考えないようにしています」と回答。さらに「深く潜ると自分の心臓の音しか聴こえない。心拍数がどんどんゆっくりになって、ドックン、ドックンと・・・。それが生を感じる瞬間です」と明かします。

◇「“僕は死にません!”・・・酸素マスクの中でしゃべり続けた」 野口健
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 一方、野口健が登山を始めたきっかけは「植村直己さんの本を読んだこと。でもそれは最後のスイッチ。高校の時に停学になって落ちこぼれて、うっぷんが貯まっていなかったら、登っていなかったと思います」と振り返ります。さらに「僕は山にいる時より、家に帰った時のほうが、身の危険を感じる!」と会場を笑わせつつ、エベレストでの極限の体験を語ります。「酸素マスクが8500mのところで壊れてしまった。ふと“高尾山じゃなくて、エベレストで死ねるんだからいいか~”と納得してしまいそうな瞬間もあったが、“私、野口健は死にません”と壊れた酸素マスクの中でしゃべり続けた」とか。そして「シェルパと手を握り合って、生きて還ろうな、という意志をお互いに確認しあった」といいます。

「海」と「山」という対極の世界で生きる2人には、たくさんの共通点が。それは、「死」を感じる瞬間。そして、その時に感じる「生きて還る」という想いでした。

◇「死を感じないと、生きたい、と感じない」 野口健
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 野口健は、死の危険と隣り合わせの登山について「していいムリと、してはいけないムリがある。その見極めが最大のテーマ」といいます。篠宮龍三が「引き返す判断はどうやってしているのか?」とたずねると、「日常生活に未練があった方が引き返せる。」と即答。「山で幸せを感じたことはない。エベレストに登頂した時も、これをまた帰るんだ、と思ったら怖くて泣けた。ベースキャンプに戻ってきて初めて、死なずに済んで幸せだ、と思える。生きて還ることが大事。死を感じないと、生きている、生きたい、ということを感じない」と語りました。

◇「NEXT CHALENGE!もう一回やればいい」 篠宮龍三
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 篠宮龍三も、「途中で耳抜きが出来なくなって、戻って来ることはよくあります。当然、記録は出ないが、生きて還ることが一番大事。そういうジャッジができたことを、僕らは“WISE DECISION”(賢い選択)と讃えて、“NEXT CHALLENGE”でがんばりましょう、と言います。“もっと行けよ!根性ないじゃん”ではなく、“もう一回やればいいさ”という文化があるんです」と語ります。そして「深い海から還ってきて、最初の息は、空気が生温かい。生きている世界に還ってきた!と実感する」と明かします。

トークセッション後半では、2人が地球環境を守るために取り組んでいる活動について語り合いました。

◇「クジラの尾ひれにコンビニのビニール袋が引っかかっていた」 篠宮龍三
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 篠宮龍三は、「OneOcean」というメッセージを掲げて、海洋保護を訴える活動や、野性のイルカやクジラと一緒に泳いだり、撮影をする活動にも取り組んでいます。クジラの写真を望遠レンズで撮っているときのこと。「クジラの尾ひれの先端にフジツボがついているんですが、そこにコンビニのビニール袋が引っかかっていたんです。海の王者のクジラに、僕らの出したゴミが引っかかっているのを見て、なんとかしないといけないと思った。」といいます。さらに「僕は今、沖縄に住んでいるんですが、隣りの国のゴミが漂着してくる。でも逆もしかり。自分の海だけキレイにしてもしょうがない。7つの海を同時にみんなでキレイにしていかないといけないと感じています」と語りました。

◇「富士山でゴミよりも汚いものは何ですか?」と小学生に聞かれた 野口健
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 野口健は、97年、98年に続く99年、3度目の挑戦で、エベレスト初登頂に成功し、翌2000年から4年連続でエベレスト清掃登山を実施。さらに2000年からは富士山の清掃登山をライフワークとして続けています。きっかけは、97年にエベレストに行ったとき。「ゴミがたくさんあって、中でも日本隊のゴミが目立っていた。日本人はヒマラヤをマウントフジのようにするのか?と言われた」といいます。その言葉に驚いて富士山に行ったら「樹海がひどく荒れていた。荒れ放題の空間にいると、人間の精神は必ずそこに引き込まれてしまうと思った」といいます。富士山の上からゴミを拾ってきて、五合目も終わり、現在は樹海を清掃中。「最初は樹海に積み上げてあったゴミを拾っていたが、それがキレイになったので、今は埋められたゴミを掘っている。いいところまで来ている」と成果を語りました。ある小学校で“富士山でゴミよりも汚いものは何ですか?”と質問されたというエピソードも披露。「“富士山にゴミを捨てる人間の心が汚いね”と答えた。完璧でしょ?」と会場を笑わせました。

「海」と「山」のスペシャリストが明かす、知られざる極限の世界。そして、地球の未来を人間はどうやって守っていけばいいのか。貴重なトークセッションの模様は、2月21日(日)19時よりオンエアします。さらに、ラジオ放送終了後、ビデオPodcastでも配信します。どうぞお楽しみに!

『コスモ アースコンシャス アクト 野口健 トークセッション』番組概要
◆放送日時: 2016年2月21日(日)19:00~19:55放送
※FM沖縄のみ、同日の8:00~8:55放送となります
※ラジオ放送終了後、ビデオPodcastを配信します。http://www.tfm.co.jp/earth/noguchi
◆放送局:  TOKYO FMをはじめとするJFN38局ネット
◆出 演:   野口健、篠宮龍三/中村亜裕美(TOKYO FMアナウンサー)
◆提 供:  コスモ石油
◆番組HP: http://www.tfm.co.jp/earth

■「コスモ アースコンシャス アクト」とは?
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 2001年よりスタートした「コスモ アースコンシャス アクト」は、「アースコンシャス~地球を愛し、感じるこころ~」をテーマに、「より自分らしくあるために、楽しみながら、地球にも自分にもやさしい暮らしを選んでいこう」という活動です。
【ラジオ番組】
 TOKYO FMをはじめとするJFN38局で「コスモ アースコンシャス アクト 未来へのタカラモノ」(月~金6:40~6:45放送)を放送中。月曜から金曜の毎日、世界のひとつの地域をフォーカスして、文化や風土、自然や動物、音楽や音が織りなす風景、環境への取り組みなど、さまざまな「タカラモノ」を紹介。「楽しみながら、地球にも自分にもやさしい暮らしを選ぶ」ヒントをお伝えしています。
【クリーン・キャンペーン】
 2001年4月から、年間を通じて全国の海や公園などを舞台に自然と親しみながら行う清掃活動「クリーン・キャンペーン」をスタート。これまで全国592か所で清掃活動を行い、227,780人の方々にご参加いただき、6,306,492リットルのゴミを回収するという成果を上げています(※2015年11月5日現在)。さらにクリーン・キャンペーンの象徴イベントとして、日本の自然美の象徴である富士山の清掃活動を、アルピニスト野口健と共に毎年実施しています。
【野口健 トークセッション】
 今年からアルピニスト・野口健が、地球を舞台に第一線で活躍するフロントランナーをゲストに迎えて、地球環境の未来を語り合うトークイベントを開催します。(2002年~2015年は、野口健単独による講演会)

【野口健プロフィール】
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1973年8月21日、アメリカ生まれ/血液型A型
高校時代、上級生とのケンカが原因で停学中に読んだ植村直己さんの著書「青春を山にかけて」に触発されて登山を始める。16歳でモンブランに登頂したのを皮切りに96年までに6大陸の最高峰を制覇。
そして最後に残ったエベレストを、97年、98年に続く99年、3度目の挑戦で登頂に成功し、当時最年少での世界7大陸最高峰登頂を達成。2000年から4年連続でエベレスト清掃登山を実施。現在は活動の中心を国内に移し、国内の稀少自然保全活動や子供たちへの環境教育といった活動を始めている。

【篠宮龍三プロフィール】
[画像11: http://prtimes.jp/i/4829/799/resize/d4829-799-801273-9.jpg ]

1976年11月11日生まれ。プロ・フリーダイバー
2004年 日本人初のプロ選手となる。
2005年 世界ランク1位入賞。(フリーイマージョン種目)
2005~2007年 国際大会三年連続総合優勝(エジプト、フランス、エジプト)
2008年4月バハマにて、アジア人初の水深100mに到達。世界ランク2位入賞。(コンスタント種目)
2009年4月にはジャック・マイヨールの自己最高記録の水深105mに到達。同年12月には水深107mのアジア記録をマークし、マイヨール越えを達成。(コンスタント種目)
2010年4月にはバハマにて水深115mの現アジア記録を達成。(コンスタント種目)
同年7月は自らオーガナイザーとなり沖縄で世界選手権をアジア初開催。また日本代表キャプテンとして参加し、銀メダル獲得。
2013年5月カリビアンカップにて水深56mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新。同年10月バリ大会にてコンスタント種目優勝。
2014年12月バハマ大会にて水深66mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新(通算37個目のアジア記録)
2015年4月バハマ大会にて総合準優勝。アジア人男性初のメダル獲得。
国内初のプロ選手として国際大会を中心に参戦中。競技活動の傍ら、スクールや大会も運営する。
OneOceanを自身のメッセージに掲げ、海洋保護を訴えるイベントをプロデュースしている。一般社団法人沖縄フリーダイビング協会を立ち上げ、代表理事として沖縄でのフリーダイビングの振興を行う。

★野口健トークセッションは大阪でも開催!ゲストは国際的に活躍するフォトジャーナリスト林典子さん!
【野口 健 トークセッション in 大阪(FM OSAKA)】
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□開催日:2016年3月6日(日) 開場:13:30/開演:14:00/終演:16:00(予定)
□会場:グランフロント大阪 北館(大阪市北区大深町3-1)
□出演:野口健、林典子(フォトジャーナリスト)


□募集人数:50~100名様(応募者多数の場合は抽選)
□締切:2016年2月26日(金)
□お問い合わせ:エフエム大阪 06-4396-0856(平日11:00~17:30)

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