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伊Eni S.p.Aとガスセキュリティ強化及びLNG供給・調達多角化に向けた協力覚書を締結

PR TIMES / 2024年10月7日 17時15分



 JOGMECとEni S.p.A(以下「Eni」)は、2024年10月6日に広島で開催されたLNG産消会議2024にて、ガスセキュリティ強化とLNG供給・調達の多角化支援に関する協力の拡大を目的とした覚書(MoC)を締結しました。
 本覚書は、世界中にポートフォリオを有するLNG生産者であるEniとの関係を強化するとともに、緊急時におけるLNGの供給源の多角化に寄与するものとなります。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12624/815/12624-815-ab918ed523010873427fcdb054f0ea90-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日伊ガスセキュリティ協力の発表(左から 村瀬資源エネルギー庁長官、高原JOGMEC理事長、シニョレットEni Deputy COO、プレンチペ在大阪伊総領事)

 JOGMECはこれまで世界のLNGプロジェクトに対して技術・金融面での支援を行い、Eniは、アフリカやアジア・大洋州を中心にLNGのポートフォリオを有しLNGの安定供給に取り組んできました。今次両者は、ガスセキュリティ強化とLNG供給・調達の多角化に関する協力の拡大を目的とした覚書の締結に合意し、2024年10月6日、LNG産消会議2024にて署名・発表しました。

 ウクライナ危機を機に、エネルギー安全保障および低炭素トランジション燃料としてのLNGの役割を再評価する議論が進められるとともに、国際エネルギー機関(IEA)によると、LNGの需要は特にアジアで増加しており、現在の政策設定に基づくシナリオでは、2030年まで着実に増加すると予想されています。我が国では、LNGは発電電力量の3割を占める最大の発電用燃料であり、その安価で安定的な供給は経済や生活に不可欠である一方、依然として地政学的要因や気象要因、設備不良等のリスクに晒されています。

 今回のEniとの協力は、Eniによる日本へのLNG供給機会や、モザンビークのコーラル・ノース・プロジェクトに対する日本の金融機関の支援を含む、平常時におけるガス安定供給の向上や突発的なLNGの供給途絶事態への対応を念頭に置いたもので、日本の政策実施機関であるJOGMECと、LNGの安定供給に取り組んできたEniとの相互支援に向けた対話を加速させるものとなります。

 JOGMECにおいては、過去、法改正により、有事に民間企業による燃料の調達が困難な場合、経済産業大臣の要請に基づいて、JOGMECが自ら発電用燃料およびガス製造用ガスの調達を行う業務が追加されており、今般の覚書は、その調達に関する具体的な検討を促進するものです。

 また、JOGMECは、LNGバリューチェーンにおけるメタン排出の削減と透明性の確保を目的として、LNGからのメタン排出削減のための連携(「CLEAN」: Coalition for LNG Emission Abatement toward Net-zero )」をステイクホルダーとともに進めて参ります。

 今次締結した覚書のもと、JOGMECとEniはLNGがトランジション燃料としての役割を果たしていくとの相互認識の下、ガスセキュリティおよびLNG供給・調達の多角化に向けた対話を進めて参ります。

■参考
法改正によるJOGMECの業務追加について~緊急時における燃料調達業務の追加とリスクマネー支援制度の拡充~

リリース本文
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