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アサヒ飲料、静岡県富士宮市「ボトルtoボトルリサイクル協定」を締結

PR TIMES / 2024年12月24日 14時45分

「ボトルtoボトル」協働により日本国内のペットボトルの循環利用を推進



アサヒ飲料株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:米女 太一、以下 アサヒ飲料)、静岡県富士宮市(市長:須藤秀忠、以下 富士宮市)は、12月24日に「ボトルtoボトルリサイクル協定」を締結します。
本協定に基づき協働で、富士宮市の家庭から回収された使用済みペットボトルを新たなペットボトルに再生し新たな容器として再利用することで持続可能な循環型社会の実現につなげ、リサイクル率の向上を目指します。
「ボトルtoボトル」は、石油由来のペットボトル素材を調達し製造する場合と比較して、CO2排出量が少ないペットボトルのリサイクル法です。今回の取り組みでは、リサイクル時に発生する残渣を少なくするため、「メカニカルリサイクル(物理的再生法)」と「ケミカルリサイクル(化学的再生法)」の2つのリサイクル手法を組み合わせることで、リサイクル率の向上を図ります。メカニカルリサイクルの工程で発生する『残余物※』をケミカルリサイクルしていくことでメカニカルリサイクルのみの場合と比較して更なるリサイクル率の向上を目指します
アサヒ飲料は、1999年から富士宮市内に富士山工場を構え事業を展開しています。従来より、地域共創の取り組みとして富士宮市主催の小学生向け工場見学に協力してきました。本協定の締結を機会とし、ペットボトル製造ラインの見学に加え、ボトルtoボトルの仕組みを分かりやすく説明することでリサイクルへの理解を深めていただく活動を推進していきます。
※ペット素材を多く含むパウダー状のもの

<参考>
■メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルの組み合わせ
メカニカルリサイクルは、回収したペットボトルを高温で溶かして異物を取り除いてペット樹脂を再生する手法です。一方、ケミカルリサイクルは、ペットボトルを分子レベルにまで化学分解して不純物を取り除き、新たな再生ペット樹脂とするものです。ケミカルリサイクルのほうが高品質の再生ペット樹脂が出来上がりますが、コスト面では、大がかりな分解設備などが不要なメカニカルリサイクルのほうが優れているとされます。
アサヒ飲料は、メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルの組み合わせにより、リサイクル率の向上を目指しています。


■リサイクル工程における残渣と残余物
メカニカルリサイクルではリサイクルの工程で約20%の残渣が発生しますが、そのうち5~10%の残余物はペットボトル以外のものへのリサイクルが主となっています。残余物の一部にはペットボトル素材が含まれているため、残余物もペットボトル原料に再生することで、効率的かつ持続的なリサイクルが実現できます。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/39153/821/39153-821-9644bf7a534e8afc93b898c05b2b3b83-633x403.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



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