町屋良平『生きる演技』が第41回織田作之助賞候補に! 現代日本の高校生の青春が、戦時下で実際に起きた「立川米軍俘虜虐殺事件」と交差する物語ーー その衝撃の結末とは? 圧巻の最高到達点、会心の超大作!
PR TIMES / 2024年12月3日 14時10分
デビュー作『青が破れる』から8年、芥川賞『1R1分34秒』から5年、文芸誌各誌、多数の作家が称賛する最新長編。
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町屋良平『生きる演技』 写真:細倉真弓
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役小野寺優)から刊行している町屋良平さんの長篇小説『生きる演技』(税込2,475円)が、第41回織田作之助賞(主催:大阪市、大阪文学振興会、関西大学、パソナグループ、毎日新聞社)の候補になりましたのでお知らせいたします。
『生きる演技』は、W不倫で実母が自殺した過去を抱えて本心を隠し続ける元「天才」子役 ×「薬物ジャンキーレイプ野郎」を両親にもつ「炎上系」俳優、高校1年生ふたりの友情と愛憎を通して「生きること」「演技をすること」「戦争」をテーマに描いた長篇小説です。人が他人に見せる「私」とは何か。人はいつ、どのように人を傷つけるのか。太平洋戦争末期に東京・立川市でおきた日本の市民800人による米兵の惨殺。実在する残虐な出来事を文化祭の演劇として作り上げ上演する危うい日々のなかで、登場人物たちはさまざまな角度から「生きるとは何か?」を問い続けます。
高校の文化祭で衆目のなか「かれら」はどんな結末を迎えるのかーー? 物語の圧倒的なスピードに、読者は呼吸を忘れるほどの読書体験をすることでしょう。そして、高校生たちの「生きて」いる言葉、その身体から放つ暴力への問いは、日本人がもつ戦後79年間の史実とともに、いま現代日本に生きる「わたし」に対して重くのしかかります。
文藝賞(2016年)、芥川賞(2019年)、野間文芸新人賞(2022年)、川端康成文学賞(2024年)、デビュー以降、文学作品の大きな賞を確実に射止めてきた作家・町屋良平。最新長編『生きる演技』は作家本人が「デビューから考えてきたことのすべてを込めた」と語る会心の超大作です。季刊文芸誌「文藝」連載時から反響を呼ぶ "圧巻の最高到達点"『生きる演技』にぜひご注目ください。
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町屋良平『生きる演技』 写真:細倉真弓
■作家紹介
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町屋良平 写真:平松市聖
町屋良平(まちや・りょうへい)
1983年東京都生まれ。2016年『青が破れる』で第53回文藝賞を受賞しデビュー。2019年『1R1分34秒』で芥川龍之介賞を受賞。2022年『ほんのこども』で野間文芸新人賞を受賞。2024年「私の批評」で川端康成文学賞を受賞。他の著書に『しき』『ぼくはきっとやさしい』『愛が嫌い』『ショパンゾンビ・コンテスタント』『坂下あたると、しじょうの宇宙』『ふたりでちょうど200%』『恋の幽霊』がある。
■作品紹介
書名:生きる演技
著者:町屋良平
仕様:四六判変形/上製/368頁予定
発売日:2024年3月14日
税込価格:2,475円(本体価格2,250円)
装丁:鈴木成一デザイン室
ISBN:978-4-309-03177-4
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309031774/
★町屋良平『生きる演技』 冒頭無料ためし読み!
https://web.kawade.co.jp/tameshiyomi/86145/
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町屋良平『生きる演技』 写真:細倉真弓
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