今年は海外からの参加者もエントリー！社会課題解決を目指す女性起業家たちの思いに会場が沸いた、「フィガロジャポンBWAピッチコンテスト2024」をレポート。

フィガロジャポンBusiness with Attitude（BWA）は「BWAピッチコンテスト2024」を開催。日常の課題解決からグローバルな取り組みまで、多様な事業を展開する女性たちが挑みました。



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後列左から、BWA事務局長の藤本淑子（フィガロジャポン編集部）、田ノ原豊織（Musica Rumor）、志村千奈都（NEM）、ドリームアワードを受賞した小島幸代（RINNE）、オーディエンスアワードを受賞した堀真菜実（おりおり）、清水舞子（祭）、平井晴子（WIS）、五十嵐あき（madameFIGARO.jp編集長）。前列左から、阿座上陽平（ゼブラアンドカンパニー共同創業者）、市原明日香（モデラート代表取締役社長）、特別審査員の浜田敬子（ジャーナリスト）、工藤七子（一般財団法人 社会変革推進財団（SIIF）常務理事）、藤原岳史（NOTE代表取締役、一般社団法人ノオト代表理事）。プロフェッショナルアワードを受賞した角田弥央（Darajapan）はオンラインで参加した。photography: Mirei Sakaki


起業を通じてより良い社会を目指す女性のためのビジネスコンテスト「フィガロジャポンBWAピッチコンテスト2024」が7月18日（木）、東京ミッドタウン八重洲のポットラック ヤエスで開かれた。

フィガロジャポンによる、働く女性たちを応援するコミュニティ、Business with Attitude（BWA）主催のコンテスト。「思いを言葉に」をテーマに今年で3回目の開催となった。今年は全国から120件の応募があり、BWA事務局による選考を通過した7組のファイナリストが、プロフェッショナルアワード、ドリームアワード、オーディエンスアワードの3つのアワードをかけて、それぞれ5分間のピッチを行った。

>>BWAピッチコンテスト2024のファイナリスト、審査員一覧

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=YEOt1fGgFzs ]
7/18 フィガロジャポンBWAピッチコンテスト2024 アーカイブ動画。*動画の無断転載、複製、編集などはお控えください。

幼児教育、新興国の若者の就労、音楽家のキャリア、アスリートの妊娠・出産、メンタルヘルス、子どもがいる家族での旅、家庭で受け継がれるもののリユースなど、ファイナリストたちはそれぞれの日常のなかで感じた課題をシェアし、それをどのようなビジネスアイデアで解決していくのか、思いの丈を語った。会場には事前抽選で選ばれた観覧者ら約90人が集まり、ファイナリストたちの熱いピッチに聞き入った。

すべてのファイナリストが発表を終えると、審査員団が別室にて審査を開始。会場の観覧者もそれぞれ「応援したい」と思ったファイナリストをひとり選んで投票した。その結果、プロフェッショナルアワードはDarajapanの角田弥央、ドリームアワードにはRINNEの小島幸代、そしてオーディエンスアワードにはおりおりの堀真菜実が選ばれた。
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各受賞者の発表後、特別審査員であるジャーナリストの浜田敬子が全体講評を行った。photography: Mirei Sakaki

■プロフェッショナルアワード
受賞者：角田弥央（Darajapan）
タンザニアをはじめとするアフリカ・アジア諸国で、ソフトスキルとITスキルを習得できる人材育成事業IMANI Hacking Bootcampを展開するDarajapanの角田弥央が受賞。事業性が期待でき、社会課題の解決に繋がる。今後のさらなる広がりが感じられるビジネスに贈られるアワードとして選出。

■ドリームアワード
受賞者：小島幸代（RINNE）
2019年にRINNEを設立し、20年に家庭に眠る素材を誰もが楽しくモノづくりに活用できるサービスショップとして東京都台東区でRinne.barをスタートさせた小島幸代が受賞。思いの強さを感じ、社会課題解決に繋がりそうなクリエイティブなビジネスに贈られるアワードとして選出。

■オーディエンスアワード
受賞者：堀真菜実（おりおり）
見知らぬ家族同士で旅に出る、親子向けコミュニティ旅行OLITABIをスタートさせたおりおりの堀真菜実が受賞。BWAファンが「応援したい」と思うビジネスを選出するアワードで、会場の観覧者からの投票に、フィガロジャポンBWA公式X（@figarojaponBWA）での事前投票の結果も加味された。

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当日は在住のタンザニアとzoomを繋ぎ、オンラインで参加したDarajapanの角田弥央。プロフェッショナルアワードを受賞した。photography: Mirei Sakaki

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ドリームアワードを受賞したRINNEの小島幸代。photography: Mirei Sakaki

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オーディエンスアワードを受賞したおりおりの堀真菜実。photography: Mirei Sakaki


ファイナリストのピッチ後から受賞者発表までの審査時間中は、「日本に女性起業家が少ないのはなぜ？ 自分らしい挑戦を続ける秘けつ。」というテーマで、数々の企業を取材してきた著作家・メディアプロデューサーの羽生祥子と、フィガロジャポン編集部でBWA事務局長の藤本淑子による対談が行われた。羽生はジェンダーギャップを「性別ガチャ」という言葉で表現し、教育投資差額や正規雇用比率の男女差が依然として大きい日本の現状を解説した。
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『ダイバーシティ・女性活躍はなぜ進まない？　組織の成長を阻む性別ガチャ克服法 』（日経BP社刊）著者の羽生が紹介する様々なデータに、観覧者席からは驚きの声も。photography: Mirei Sakaki

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イベント終了後の懇親会では、メゾン マムからシャンパーニュが提供された。photography: Mirei Sakaki

ピッチコンテスト当日まで、ファイナリストへ数々のサポートを提供。
書類選考通過の通知からピッチコンテスト本番までの約１カ月間、本番に向けて準備を進めるファイナリストに対して、BWAに関わるコミュニティメンバーからさまざまなプログラムが提供された。コミュニケーションコンサルタントでBWA定例オンラインセミナーで司会を務めるChorizm Communicationsの服部真子は、ファイナリストが事業に込めた「思い」を審査員や観覧者にいかに効果的に伝えるかをオンラインプログラムをとおしてアドバイス。

BWA Award 2023を受賞し、今回のピッチで審査員を務めた市原明日香が代表を務めるブランド、SOEJUはパーソナルスタイリングサービスを提供。事前のアンケートでそれぞれのファイナリストに「プレゼンテーション時、自分をどう見せたいか」などを聞き取り、オンライン／オフラインのそれぞれで、SOEJUのプロスタイリストがファイナリストに似合う色味や服装についてアドバイスした。

SOEJUによるファイナリストへのパーソナルスタイリングサービスの様子はこちらから

さらに、BWAピッチコンテスト2023に出場し、オーディエンスアワードを受賞したチームアスリートビューティーは、事前のメイクサポート、および本番のタッチアップを実施。メイク製品にはいずれもPOLAのB.Aシリーズのアイテムが提供された。
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ピッチコンテスト当日は、チームアスリートビューティーの鈴木さやかさんがファイナリストをタッチアップ。photography: Mirei Sakaki

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事前のメイクサポートと本番のタッチアップでは、POLAのB.Aシリーズのアイテムが提供された。photography: Mirei Sakaki

事前のメイクサポートでは、ベースメイク、眉、アイメイク、リップなど、それぞれが気になるメイクの方法を代表の花田真寿美が伝授。ファイナリストが自信を持って本番に臨めるように、とメイクをとおしてエールを送った。
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事前のメイクサポートプログラムで、ファイナリストの堀（上）にベースメイクの基本を教える花田。メイクセミナーは終始和気あいあいとした雰囲気で進められた。

詳しいイベントの様子、受賞者の事業の物語は2024年8月20日発売「フィガロジャポン10月号」 およびよびmadameFIGARO.jp、BWA特設サイトでも紹介予定。お楽しみに！

BWAピッチコンテスト2024ファイナリスト：
小島幸代（RINNE）
清水舞子（祭）
志村千奈都（NEM）
田ノ原豊織（Musica Rumor）
角田弥央（Darajapan）
平井晴子（WIS）
堀真菜実（おりおり）

BWAピッチコンテスト2024審査員：
特別審査員　浜田敬子（ジャーナリスト）
阿座上陽平　（ゼブラアンドカンパニー共同創業者）
市原明日香（モデラート代表取締役社長）
藤原岳史（NOTE代表取締役、一般社団法人ノオト代表理事）
工藤七子　（一般財団法人 社会変革推進財団（SIIF）常務理事）
五十嵐あき（madameFIGARO.jp編集長）

BWA公式＃タグ：
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