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受贈記念III「奈良原一高 ヴェネツィアの光と闇」

PR TIMES / 2024年10月18日 12時45分

島根県立美術館では、受贈記念III「奈良原一高 ヴェネツィアの光と闇」を開催いたします。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36130/836/36130-836-4d05e1124b54c0ac2e2a47e036c1c3b4-1777x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
奈良原一高《聖マルコ広場の稲妻 テンペスト〈ヴェネツィアの夜〉より》1985年 (C)Ikko Narahara Archives

 島根県立美術館では、奈良原一高 受贈記念III「奈良原一高 ヴェネツィアの光と闇」を開催いたします。
 写真家・奈良原一高(1931-2020)は、2020年1月19日、88歳の生涯を閉じました。戦後日本の写真を牽引した奈良原は、国際的にも高い評価を得ています。
 1995年に美術館準備室が設立されて以来、島根県立美術館では松江高校の卒業生でもある奈良原一高を重点作家として、作品の収集や展覧会準備を進めてきました。そして、今回の寄贈により全775点の奈良原一高の全体像を見通せる世界最大のコレクションとなりました。
 2020年度、ご遺族より305点の作品寄贈を受けており、2022年度、2023年度に続き、その作品群の
お披露目・第3弾となります。
 皆様のご来場を心よりお待ちしています。

1.開催概要 
展覧会名:受贈記念III「奈良原一高 ヴェネツィアの光と闇」
会期:2024年10月17日(木)~2025年1月13日(月・祝)
休館日:火曜日、12月28日~1月1日(ただし、12月17日、12月24日は開館)
料金:一般300円、大学生200円、高校生以下無料
会場:島根県立美術館 コレクション展示室4
時間:10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)

2.美術講座
講師:蔦谷典子(当館主任学芸員/本展企画者)
日時:2024年11月23日(土・祝)14:00~(13:30開場/約90分)
会場:島根県立美術館 ホール(190席/当日先着順)
聴講無料

3.みどころ
●受贈記念III 奈良原一高 ヴェネツィアの光と闇
 今回は、受贈記念展第3弾として、ヴェネツィアを舞台とした作品群をご紹介します。「世界一美しい広場」と称されるサン・マルコ広場では、夜になると回廊のアーチのカーテンが上がり、灯りがその襞を浮彫にします。その美しさに惹かれた奈良原は、回廊アーチ128すべてを撮影し、世界一長い写真集『光の回廊―サン・マルコ』を完成させました。
 また、夜の闇のなかで、華麗な光を放つこの海上都市に魅せられて纏めた写真集『ヴェネツィアの夜』は、1986年日本写真協会年度賞を受賞し、奈良原の代表作のひとつとなっています。写真集に掲載された全作品をご寄贈いただきました。さらに、仮面を被った人々で溢れるカーニヴァルを中心にして色鮮やかな写真集『ヴェネツィアの光』を上梓しています。
 この展覧会では、『光の回廊―サン・マルコ』(1981)、『ヴェネツィアの夜』(1985)、『ヴェネツィアの光』(1987)の三部作から、108点を展観いたします。

●奈良原一高《光の回廊-サン・マルコ》1981年
 1973年8月、ヴェネツィアを再訪した奈良原は、サン・マルコ広場の美しさに心奪われた。夜が訪れると、128の回廊の日除けカーテンが上がり、灯がともる。球体の灯りが連なり、その光を受けたカーテンの襞の抑揚が、翼が羽ばたくように美しい。1978年には3度ヴェネツィアに通い、この128の回廊の灯すべての撮影に取り組み、1979年に個展「光の回廊―サン・マルコ」を開催し、1981年、世界一長い写真集を仕上げたのである。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36130/836/36130-836-bebbbe8db300767036a3c10b8bf193e8-2000x435.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
奈良原一高《光の回廊―サン・マルコ》1979年 (C)Ikko Narahara Archives

・奈良原一高《聖マルコ広場の稲妻 テンペスト〈ヴェネツィアの夜〉より》1985年
 サン・マルコ広場に天蓋のように広がる夜空。その深い闇に稲妻の閃光が走る。底知れぬ暗さを秘めた水路を、ゴンドラの船が行き交い、光の軌跡を残す。黒い水の上に描き出されるその光跡は、しなやかに蛇行しながら、神秘的に輝く光の束を編み上げていく。華麗なる闇の広がりのなか奏でられる光の交響楽。
 『ヴェネツィアの夜』(1985)は、夜の闇に浮かび上がる海上都市の魅力を余すところなく伝えている。


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36130/836/36130-836-86ea21577a5eaf0abdc6bc8024a5eece-907x1371.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
奈良原一高《オストレゲ小運河〈ヴェネツィアの夜〉より》1985年 (C)Ikko Narahara Archives

●奈良原一高《ダニエリホテルの前 〈ヴェネツィアの光〉より》1987年
 『光の回廊―サン・マルコ』、『ヴェネツィアの夜』がモノトーンの美しさを極めた作品群だったのに対し、『ヴェネツィアの光』では、魅惑的な色彩の渦が一挙に全編に流れる。
 1980年に、中断していたカーニヴァルが復活する。仮面は、現実の自分を、身分も性別も変えることができる。様々な工夫を凝らした仮装で人々は街に繰り出し、劇場都市ヴェネツィアの虚構空間をさまよう。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/36130/836/36130-836-162b9ac79ba9ff546f93af8281b8a6b7-2000x823.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
奈良原一高《ダニエリホテルの前〈ヴェネツィアの光〉より》1987年 (C)Ikko Narahara Archives


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