2021年度 鉄道事業設備投資計画
PR TIMES / 2021年4月28日 17時45分
~「サービスの向上」「安全対策の強化」を重点に総額254億円を投資~
小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:星野 晃司)は、お客さまに安心、便利、快適に小田急線をご利用いただくため、2021年度、鉄道事業における総額254億円の設備投資を実施します。
当社では、2018年3月に代々木上原駅~登戸駅間を複々線化し、次いで、新宿駅~代々木上原駅間における各駅停車の10両編成での運転を開始しています。また、新型通勤車両5000形の導入など、引き続き、通勤時間帯を中心とした快適な輸送サービスの実現に努めています。
今年度も5000形車両の増備による通勤環境のさらなる改善を進めるとともに、中央林間駅の改良を推進するなど「サービスの向上」を図ります。また、ホームドア設置によるホーム上の安全対策、法面改修や耐震補強による自然災害への対応など「安全対策の強化」を重点に設備投資を実施します。
<2021年度鉄道事業設備投資計画の概要>
1 サービスの向上
1.新型通勤車両「5000形」4編成の増備
2.通勤車両「1000形」2編成のリニューアル
3.中央林間駅に東口改札を新設
[画像1: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-931829-0.jpg ]
2 安全対策の強化
1.ホームドアの設置
新宿駅(8・9番ホーム)
登戸駅(3・4番ホーム)
2.自然災害(土砂崩壊等)による被害を抑える法面改修
愛甲石田駅~伊勢原駅間
東海大学前駅~秦野駅間
多摩線
3.大地震に備えた橋梁の耐震補強
町田駅~相模大野駅間
渋沢駅~新松田駅間
[画像2: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-570648-1.jpg ]
2021年度の鉄道事業設備投資計画の詳細は、下記のとおりです。
記
1 サービスの向上
(1)新型通勤車両「5000形」の増備
新型通勤車両「5000形」を4編成増備します。本車両は、複々線完成後の新たな通勤車両として、拡幅車体の採用や空間の広さを追求したデザインにより、快適な車内をご体感いただけることが特徴です。また、車内防犯カメラや、各車両に1箇所の車椅子スペースを設置するなど、安心感や優しさのある車内環境となっています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-334458-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-180908-3.jpg ]
(2)通勤車両「1000形」のリニューアル
通勤車両「1000形」を2編成リニューアルします。車椅子スペース、車内LCD表示器、自動放送装置などを設置することで、どなたにもより安心・快適にご利用いただきやすくします。また、制御装置の更新等による省エネルギー化や、床下機器の低騒音化など、環境面にも配慮します。
[画像5: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-235033-4.jpg ]
(3)中央林間駅に東口改札を新設
大和市が策定した「中央林間地区街づくりビジョン」に基づき、市と協議を進め、北口と南口の2カ所に加えて、東口新改札口を年内(秋ごろ予定)に供用開始します。東側への改札新設により、駅北東方面へのアクセスが向上し、連絡通路の混雑緩和も期待されます。また、駅改良工事にあわせてホームドアの設置も進めていきます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-433365-5.png ]
2 安全対策の強化
(1)ホームドアの設置
お客さまのホームからの転落やホーム上での列車との接触事故を未然に防止するため、新宿駅(8・9番ホーム)、登戸駅(3・4番ホーム)にホームドアを設置し、今年度中に使用開始します。また、設置するホームドアには新型QRコード(tQR(R))による「ホームドア自動開閉制御システム」を採用しています。列車の扉ガラス部分にtQR(R)を貼付するとともにホーム上家に設置する専用固定カメラで読み取ることにより、車掌の列車扉操作に連動してホームドアも開閉扉いたします。今後は、引き続き1日の利用者数10万人以上の駅へ優先して設置することを予定しており、さらなる安全性の向上を図ってまいります。
※新型QR コード(tQR(R))は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
[画像7: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-666450-6.jpg ]
<参考>ホームドアの設置状況および計画
[画像8: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-728738-9.png ]
※1日の利用者数10万人以上の駅のうち、新百合ヶ丘駅、藤沢駅については、駅舎の大規模改良工事にあわせてホームドアの整備を計画しているため、設置時期は未定です
(2)法面の改修
大雨による土砂崩壊などの被害を抑制するため、昨年度に引き続き、愛甲石田駅~伊勢原駅間、東海大学前駅~秦野駅間において法面の強度向上を図る改修工事を進めます。また、多摩線では排水設備の整備などにより健全度の向上を図ります。
[画像9: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-706564-7.png ]
(3)耐震補強
当社では大規模地震に備えるため、橋梁などの耐震補強に取り組んでいます。今年度からは、町田駅~相模大野駅間および渋沢駅~新松田駅間にある橋梁の耐震補強を進めます。
[画像10: https://prtimes.jp/i/12974/852/resize/d12974-852-664564-8.png ]
以上
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