〈本日発表〉「紀伊國屋じんぶん大賞 2025 読者と選ぶ人文書ベスト30」福尾匠著『非美学』が堂々第1位に決定!
PR TIMES / 2025年1月11日 13時40分
2/4記念トークイベント開催決定! 選出作品を一挙展開する「紀伊國屋じんぶん大賞 2025」フェアは2/1より開催予定
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「紀伊國屋じんぶん大賞2025 読者と選ぶ人文書ベスト30」が本日発表され、福尾匠著『非美学』(河出書房新社刊)が第1位に選出、見事大賞を受賞しました。
「紀伊國屋じんぶん大賞」は、紀伊國屋書店スタッフの「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」という思いから立ち上げられ、開催は今年で15回目。
近年では、小野寺拓也・田野大輔共著『検証ナチスは「良いこと」もしたのか?』(岩波ブックレット)、高島鈴著『布団の中から蜂起せよ―アナーカ・フェミニズムのための断章』(人文書院)、岸政彦著『東京の生活史』(筑摩書房)など、様々な話題作が大賞を受賞し、人文書ジャンルのベストセラーとなっています。
今回の選出作品を一挙展開する「紀伊國屋じんぶん大賞 2025」フェアが、2025年2月1日(土)より紀伊國屋書店各店舗にて開催予定。選考委員および読者からの推薦コメントを掲載した小冊子が店頭にて配布されます。
●紀伊國屋じんぶん大賞2025 発表 大賞 福尾匠さん『非美学 ― ジル・ドゥルーズの言葉と物』読者と選ぶ人文書ベスト30
https://store.kinokuniya.co.jp/event/kinokuniya-jinbun-humanities-awards/
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※2023年11月以降に刊行された人文書を対象に、2024年11月1日~11月30日の期間に読者投票を募り、出版社、紀伊國屋書店の選考委員による推薦にもとづきベスト30が選定されました。
※この企画における「人文書」とは、「哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論」のジャンルに該当する書籍(文庫・新書も可)としています。
■『非美学――ジル・ドゥルーズの言葉と物』について
『非美学』は、哲学者・批評家として、いま最もその動向が注目される福尾匠氏が芸術と哲学との関係に迫ったドゥルーズ論=批評論。自身の博士論文を約3年の歳月をかけリライトし、確かな手つきで磨き上げた氏の“主著”と呼ぶにふさわしい渾身の一作です。
哲学を「概念の創造」として定義したドゥルーズにとって、芸術を通して概念を創造する批評とは何だったのか。
ドゥルーズに伏在する「言葉と物」の二元論から、東浩紀氏、千葉雅也氏といった今世紀の日本を代表する批評家が論じてきた「否定神学批判」の可能性と限界に肉迫する、俊英による真の現代思想。当代きっての知から放たれた嚆矢となる傑作。
■「禍々しいまでの熱意」千葉雅也氏が絶賛!
博士論文をもとにした著作に、人々の価値観を根底から揺さぶろうとする気合いを込める――
今や往年のあり方となりつつあるその禍々(まがまが)しいまでの熱意を、久しぶりに読んだ。
芸術と哲学の距離。そして、ものごとの自律性を改めて肯定すること。
何もかもをクリエイティブだと言って微笑むようなこの時代に、創造性とは何かをゼロから問い直す。
――千葉雅也(『現代思想入門』、『センスの哲学』)
■千葉雅也×福尾匠 記念トークイベントが開催決定!
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ジル・ドゥルーズ生誕100年 & 紀伊國屋じんぶん大賞2025大賞記念 、また、2025年1月16日まで紀伊國屋書店新宿本店で展開中の選書フェア「第2回じんぶんやRETURNS」の開催を記念したトークイベントが決定。
革新的なドゥルーズ論『動きすぎてはいけない』でデビューした哲学者・作家の千葉雅也氏、『非美学──ジル・ドゥルーズの言葉と物』で「紀伊國屋じんぶん大賞2025」大賞を受賞した気鋭の哲学者・福尾匠氏による、人文書ファンが切望した対談がついに実現します。
創造性とは、芸術と哲学の距離とは、そして現代におけるドゥルーズ哲学とは──。ドゥルーズ生誕100年の節目に、一夜かぎり立ち上がる〈新たなるドゥルーズ像〉。ぜひお見逃しなく。
●イベント概要 https://store.kinokuniya.co.jp/event/1735274870/
●日時 2025年2月4日(火)19:00開演(18:30開場/20:30終演予定)
●会場 紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4F)
●料金 チケット 2,000円(税込・全席指定)
※会場にてサイン本販売予定
●チケット販売
キノチケットカウンター(新宿本店1階インフォメーションカウンター内)
キノチケオンライン https://store.kinokuniya.co.jp/ticket/
●お問い合わせ 紀伊國屋ホール TEL:03-3354-0141(10:00~18:30)
■著者紹介
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福尾匠(ふくお・たくみ)
1992年生まれ。哲学者、批評家。博士(学術)。著書に『眼がスクリーンになるとき――ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』(河出文庫)、『日記〈私家版〉』(私家版)、『非美学――ジル・ドゥルーズの言葉と物』、『ひとごと――クリティカル・エッセイズ』(ともに河出書房新社)、共訳書にアンヌ・ソヴァニャルグ『ドゥルーズと芸術』(月曜社)がある。
(著者近影 写真=金川晋吾)
■書誌情報
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/859/12754-859-fc88e0e7af0bce5425fcfd5269b5a0f9-1513x2222.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
書名:非美学――ジル・ドゥルーズの言葉と物
著者:福尾匠
仕様:四六判/並製/466頁
定価:2,970円(本体2,700円)
発売日:2024年6月24日
カバー挿画:本山ゆかり《Ghost in the Cloth(コスモス)》
装丁:須山悠里
ISBN:978-4-309-23157-0
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309231570/
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