小松左京による阪神・淡路大震災のルポ『大震災’95』、NHK特集(関西地区のみ、12月放送)の反響大きく、続々重版! 1月17日には全国ネットでの放送も決定。
PR TIMES / 2025年1月16日 11時15分
1995年1月の震災直後から小松左京が1年間にわたり行った、阪神・淡路大震災の総合的な解析と渾身の記録。過去と現在の災害を風化させないために、未来の災害に備えるために―― 永遠の警鐘の書。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/862/12754-862-1aed4281a21c8b935826921858c2a446-500x712.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社河出書房新社(本社:東京都新宿区/代表取締役:小野寺優)は、小松左京さんによる阪神・淡路大震災のルポルタージュ『大震災’95』(河出文庫、税込価格1,320円)を2025年1月22日出来で重版いたします。また震災から30年となる2025年1月17日に、NHKと文化放送で本書に関する特別番組の放送が決定しておりますのでお知らせいたします。
NHK「30年後を生きるあなたへ ~小松左京と大震災~」
初回放送日:2025年1月17日(金)午前0:48~午前1:15
放送地区:関西地区以外の全国ネット
https://www.nhk.jp/p/osaka-nessisen/ts/X4X48GXNX2/episode/te/Y37WX2PVX7/
『日本沈没』『復活の日』で知られる作家・小松左京。阪神・淡路大震災の直後から1年にわたり震災の全貌を記録、解析する連載に挑んだ『大震災’95』。地震のメカニズム、インフラ、被災者の心のケア、復興の萌芽など取材は多岐に及び、次なる災害への課題、備えについて考え続けた。結果、最後の長編作品となった。小松左京が描いた「未来」。小松の言葉をひもとき、30年後の日本の現在地を浮かび上がらせていく。
(NHKホームページより)
文化放送ラジオ 阪神・淡路大震災から30年の日に送る特別番組『10秒、12時間、そして30年』
放送日:2025年1月17日(金)午後7:00~午後8:00
出演:堀内正美(俳優)、小松実盛(小松左京ライブラリ代表)、久保朱莉(文化放送アナウンサー)
https://www.joqr.co.jp/qr/article/143368/
放送当日の現地からのレポートも交えながら、「地震が起きた10秒間」、その後、震源地から遠く離れた東京で現地情報を求め続けた「文化放送の12時間の初動」、そして今もなおさまざまな困難と向き合いながら阪神・淡路大震災と「30年間相対峙し続ける」俳優・堀内正美という3つの時間軸に焦点を当て、震災の記憶を紡ぐ。
(文化放送ホームページより)
1995年1月17日午前5時46分52秒、阪神・淡路を襲った震度7の直下型地震。
日本を代表するSF作家の小松左京さんは大阪・箕面市の自宅で被災しましたが、からくもライフラインは生きている状況でした。大ベストセラー『日本沈没』の著者でもある小松さんは責任感に突き動かされるように、被災直後から1年間にわたり災害全貌の記録と総合的な解析を行い、この国の災害対策の様々な問題点に迫っていきます。
本書は1995年4月から毎日新聞で連載され、1996年6月に毎日新聞社より刊行された『小松左京の大震災’95』の文庫版です。文庫化にあたり、「阪神大震災の日 わが覚書」「自作を語る」二篇を新たに収録。さらに、2024年11月の文庫新装に際し、最相葉月氏による解説「地球の上に朝が来る」を新たに収録いたしました。
本書のオビには、いとうせいこうさんの推薦文が掲載されています。
「阪神・淡路大震災のあらゆる問題を緻密に追求したこの書物を、私たちの社会は何も生かさずに過去に置き去り、そのまま東日本大震災、能登半島地震を迎えてしまったのだ。反省は決して遅過ぎない。急いで議論しよう。」
過去と現在の災害を風化させないために、未来の災害に備えるために――。
災害記録の名著にして、永遠の警鐘の書でもある『大震災’95』は、結果として小松左京さん最後の長編作品となりました。SF作家ならではの緻密さ、克明さで書き残した阪神・淡路大震災のルポルタージュ『大震災’95』(河出文庫、税込価格1,320円)は発売2ヶ月で早くも4刷重版を決定いたしました。本書と、17日放送の特集番組にぜひご注目ください。
■『大震災’95』目次
はじめに
あの日から七十五日
災害列島に住む私たち
『日本沈没』の激震が現実に
発展続けた阪神地区を十秒で破壊
【対談】記録者の目(神戸新聞論説委員長・三木康弘)
第一章 一九九五年一月十七日午前五時四十六分五十二秒
混乱から年が変わった一九九五年
たった十秒間のできごと
「その瞬間」を記録した映像
「その瞬間」の消防局中央管制室
電力とガスの復旧
「水」の問題
取り消された「神戸震度6」
依然続いた「東京情報」
放送メディアの教訓
届かなかった「一年生議員」の叫び
第二章 全貌を把握するために
あの日から半年
心細い気象台の観測網
震度計測の意外
軽視される強震動観測
計測震度計に「航空電子工学」が
【対談】地震の予知は可能か(京都大学教授・尾池和夫)
二十四年ぶりの防災基本計画改定
自衛隊の救助活動
自衛隊の組織配備
露呈した役所組織の欠陥
【筆者に聞く】
【対談】活断層とは何か(断層研究資料センター理事長・藤田和夫)
【対談】前兆現象(前大阪市立大学理学部長・弘原海清)
欠けていた「海」の視点
「海」を取り戻す街づくり
第三章 再生に向かって
都市文化の蓄積が復興に
【対談】心のケア(精神病理学者・野田正彰)
十カ月目の被災地を空から見た
暮れゆく悪夢の九五年
「神戸の興行魂」いまだ死なず
「神戸人気質」踏まえた復興を
再建に向かう地元メディア
【対談】神戸大学の試み(神戸大学工学部長・片岡邦夫)
胸打つ市民の視線
文化情報活動にもボランティア
第四章 二十一世紀の防災思想へ
【対談】観測(京都大学教授・土岐憲三)
謎深かった中途階挫屈
免震装置と制震装置
「阪神大震災・情報研究ネットワークセンター」を
注
あとがき
阪神大震災の日 わが覚書
自作を語る
解説 地球の上に朝が来る(最相葉月)
■作家・小松 左京(こまつ・さきょう)
1931年、大阪生まれ。京都大学文学部卒(イタリア文学専攻)。日本を代表するSF作家。
『日本沈没』は490万部を超える大ベストセラーに。同作で日本推理作家協会賞および星雲賞日本長編部門受賞。『首都消失』で日本SF大賞受賞。著書に『復活の日』『果しなき流れの果に』『さよならジュピター』他、多数。2011年没。
■新刊情報
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/12754/862/12754-862-8bd038ee6e0abb4f38bf42d4e06de0be-500x712.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『大震災’95』(河出文庫)
著者:小松左京
文庫版解説:最相葉月
仕様:文庫判/432ページ
税込価格:1,320円(本体1,200円)
発売日:2024年11月6日
ISBN:978-4-309-42150-6
URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309421506/
※本書の電子書籍は販売しておりません。
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