オイシックス・ラ・大地のCVC「Future Food Fund」 米国で麹発酵を活用したプラントベースミルク開発、販売を行うKOATJIへの投資を実行
PR TIMES / 2024年5月9日 11時45分
~オーツ麦と麹を使用した、添加物に頼らずおいしさを栄養性を兼ね備えた商品力に期待~
食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平、以下オイシックス・ラ・大地)の投資子会社Future Food Fund株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:松本浩平、以下Future Food Fund)が運営するフードイノベーション領域に特化したCVCファンド「Future Food Fund 2号」(※1)は、米国を拠点に、麹発酵を活用したプラントベースミルク開発、販売を行うKOATJI Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO & Co Founder:Jakob Jonck 、以下KOATJI)へ、2024年4月に新規投資を実行いたしました。
本件は、現在設立中のファンド「Future Food Fund 2号」における第9号投資案件であり、今後も食の領域でチャレンジするスタートアップ企業に、更なる投資を行ってまいります。
(※1:Future Food Fund 2号投資事業有限責任組合)
[画像1: https://prtimes.jp/i/8895/883/resize/d8895-883-9cb606bc1077fc11bec6-3.png ]
■成長するプラントベースミルク市場とKOATJIのプラントベースミルクについて
近年、持続可能な社会の実現や健康志向の高まりからプラントベース食品への注目が高まっています。その中でも米国でのプラントベースミルクは、大きな市場となっており、今後の成長にも注目が集まっています。※² プラントベースミルクはアーモンドミルク、オートミルクや豆乳など商品の選択肢が増えてきており、消費者にも徐々に広まりつつありますが、風味などの面でまだ商品の改善の余地が大きいのが現状です。多くのプラントベースミルクブランドでは添加物や砂糖を加えることによって牛乳らしさや飲みやすさの向上に取り組んでいますが、昨今の消費者の健康志向を背景に、添加物が少なく原材料がよりナチュラルな製品への需要が高まっています。米国のプラントベースミルクの中で大きなシェアを占め、近年の成長率が高いオートミルクに関しても、風味を整える為、添加物や砂糖を使用されることが少なくありません。
KOATJIのオートミルクは麹発酵を製造工程で活用することで、オーガニック原料のみを使用して牛乳のような自然な甘みと豊かな味わい、そして優れた栄養性を実現しています。
2023年にECでの販売を開始、2024年からは、コーヒーショップなどを中心としたBtoBでの営業を開始し、既に米国内25店舗での取り扱いが決定しており、今後も取り扱い店舗が増えていく見込みです。これまで味の面でプラントベースミルクに抵抗のあった消費者たちに今後、カフェなどで提供されるKOATJI製品を使用したドリンクを通じて、おいしさを知ってもらい、プラントベースミルクを日常に取り入れてもらうことが期待されます。
社名の「KOATJI」は「 麹(KOJI)」と「オート(OAT)」を掛け合わせた造語となっており、KOATJIのCEO & Co FounderのJakob Jonck氏の出身地である北欧を起源とするオートミルクと、日本の伝統文化の麹が出会うことでできた「KOATJI」が今後プラントベースミルクを広めてくれることを期待しています。
※2(参考:JFOODO「米国食品最前線LAにみるプラントベース食の今と未来」
https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfoodo/archive/fm_report/202303_1_la.pdf)
[画像2: https://prtimes.jp/i/8895/883/resize/d8895-883-9eb82924af9b4d683998-0.png ]
※米国のプラントベースカテゴリー別売上と成長率 (出所:https://gfi.org/blog/spins-data-release-2021/)
■投資背景について
KOATJIの商品製造において、麹は重要な原料であり継続的な安定供給が不可欠となります。KOATJIとして日本国内の麹生産者との関係強化を図ることで、麹の安定的な確保につながることを希望しております。また、日本国内からの麹の輸出が期待でき、同時に国内の醤油蔵などにとっては製造余力を活用することによる新たな事業機会を提供することにも繋がると考えており、持続的に日本の食文化の発展への貢献が期待できることも今回の投資の背景の一つとなっております。
将来的には、KOATJIの商品を日本国内で製造することも視野に入れており、Future Food Fundとしては、日本国内での製造の実現、またオイシックス・ラ・大地が運営するサービスでの販売、Future Food Fundに出資しているLPとの協業などについても積極的にサポートをしてまいります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/8895/883/resize/d8895-883-56ba5d1321609417adaf-5.png ]
■KOATJI Inc
本社:米国カリフォルニア州
代表者:CEO & Co Founder Jakob Jonck
会社HP:https://koatji.com
麹を活用した、プラントベースのオーツミルクの開発、販売を展開。今後主にコーヒーショップやレストランなどを通じBtoBモデルで開発したオーツミルクを提供していく予定。社名の「KOATJI」は「 麹(KOJI)」と「オート(OAT)」を掛け合わせた造語。
■KOATJI Inc
[画像4: https://prtimes.jp/i/8895/883/resize/d8895-883-93934c67d1c4814aaf5c-7.png ]
CEO & Co Founder Jakob Jonck氏コメント
KOATJIは、次世代のプラントベースミルクを作るべく、世界初のオーツ麦と麹を使用したバリスタにも認められるプラントベースミルクを開発しています。私たちのミッションは、クリーンでオーガニックな原材料のみを使用した健康さに加え、美味しさと機能性をも併せ持ったプラントベース飲料を開発、提供することを通じて、食品業界の新たなスタンダードを作り出すことです。
製品には甘味料、保存料、増粘安定剤、ナッツ類を一切加えていません。自然の原材料由来のビタミンB2、B6、B12が含まれており、コーヒーや抹茶、シリアルとの相性も良く一緒に美味しく楽しめます。
Future Food Fundが投資家としてKOATJIに加わって頂いたことを嬉しく思います。Future Food FundとすばらしいLP企業の皆様にサポートいただくことで、私たちの商品研究開発がより一層進み、重要な原材料である麹の安全的な確保と高い品質が得られること、また日本、そして将来的にはアジア市場への足がかりをつかめることを確信しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/8895/883/resize/d8895-883-03dfd518a601770464dd-0.jpg ]
■Future Food Fund 投資担当 長谷川浩之 コメント
プラントベースミルクは米国では食料品スーパーなどでの売り場面積が年々大きくなっており、取り扱いメーカーの数や味のバリエーションも豊富になっていることを実感しています。
個人的にも美味しく飲めるものであれば牛乳、プラントベースにこだわらず普段の生活に取り入れていきたいと思っていましたが、このKOATJI のミルクは試した時にそのままでの飲みやすさにも驚き、コーヒーに加えても美味しく楽しめたので「これは一般の人達にも広く受け入れられそうだ」と感じました。
KOATJI社の商品は麹発酵を活用することで、甘酒のような自然な優しい甘みを出していて、牛乳に慣れ親しんだ人でも受け入れやすい風味に仕上がっています。今後KOATJIチームが美味しく健康な新しいミルクの選択肢を世に広めていってくれることを期待しています。
Future Food Fund株式会社について
Future Food Fund株式会社は、2019年8月に日本の食のスタートアップエコシステムを作る為に、フードイノベーション領域に特化した国内外のスタートアップ企業への出資を目的としたCVCファンドを運営する投資子会社として、オイシックス・ラ・大地株式会社により設立されました。パートナー企業とともに、国内外の先進的な食・農・ヘルスケア領域への積極的な投資と、販売や商品開発などの支援も可能としており、日本国内で、スタートアップ企業を支援するエコシステムの構築を目指しています。
(「Future Food Fund」サイトURL:https://futurefoodfund.co.jp/)
[画像6: https://prtimes.jp/i/8895/883/resize/d8895-883-42f85bed4c90892f3ba3-6.png ]
オイシックス・ラ・大地株式会社について
オイシックス・ラ・大地株式会社(代表:高島宏平)は、有機・特別栽培野菜、添加物を極力使わない加工食品など安心・安全に配慮した食品の宅配サービスを「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の 3ブランドで展開しています。
当社は「これからの食卓、これからの畑」を理念に掲げ、食に関する社会課題をビジネスの手法で解決する事業を推進しています。
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