IOWN技術を活用したユースケースの創出に向け「IOWN Lab」を開設~パートナー企業との共創によりIOWNの社会実装を推進~
PR TIMES / 2024年1月24日 19時15分
東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:澁谷直樹、以下「NTT東日本」)は、IOWN※1技術を活用したユースケース創出に向けて、さまざまなパートナーと共同実証を行う「IOWN Lab」を2024年1月24日に開設しました。「IOWN Lab」では、IOWNの技術要素の一つであるオール・フォトニクス・ネットワーク(以下「APN」)※2やデジタルツインコンピューティング※3を実証・体験いただけます。本施設をご活用いただくパートナーを広く募集し、IOWNを活用した新たなユースケース共創の場として活用してまいります。
※1.IOWN (Innovative Optical and Wireless Networkの略、アイオン)とは、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、光を中心とした革新的技術を活用し、高速大容量通信ならびに膨大な計算リソースなどを提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想です。
https://www.rd.ntt/iown/
※2.オール・フォトニクス・ネットワーク(All-Photonics Network)とは、通信ネットワークの全区間で光波長を専有する通信サービスです。2023年3月にNTT東日本は、オール・フォトニクス・ネットワークであるAPN IOWN1.0の提供を開始しました。
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20230302_01.html
※.3 デジタルツインコンピューティング(Digital Twin Computing)とは、実世界におけるモノ・ヒト・社会に関する高精度なデジタル情報を掛け合わせることにより、従来のICTの限界を超えた大規模かつ高精度な未来の予測や新たな価値を持った高度なコミュニケーションの実現をめざすものです。
https://www.rd.ntt/research/JN202201_16945.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/98811/885/resize/d98811-885-94dd4c1fdadaecd9810c-0.jpg ]
1. 背景と目的
IOWN構想を実現するためには、数多くの革新的な技術を創造し、組み合わせることが必要であり、それを広く普及させるための活動も必要です。また、情報処理、コミュニケーション、ネットワーク基盤の大きな転換にあたっては、広範な知識・見識が要求されることから、NTTグループのみでの実現は困難です。
また、IOWNを市場で受け入れられる形で事業化、社会実装していくためには、地域の課題解決やイノベーションの創出にIOWNが大いに貢献することを実感していただく必要があります。
そこでNTT東日本は、IOWN構想の実現に向けて、IOWN技術を使用できる検証環境を整備し、新たなユースケースを創出するためには、多様なパートナーとの共創が重要であると考え、パートナーの皆さまがIOWN体験いただける場として、「IOWN Lab」を開設しました。
2. IOWN Labにて公開する共同実証
当社の取り組みに賛同してくださるパートナー企業と先行して取り組んできた共同実証の内容について、IOWN Labにて公開いたします。
(1) 産業用ロボットの遠隔研修の実現性を実証(協力:三菱電機株式会社)
三菱電機の産業用ロボットとAPNプロトタイプ機※4を接続することで、産業用ロボットの遠隔研修の実現に向けた共同実証を行いました。今後は遠隔研修に向けた他の課題抽出と共に、ロボットエンジニアがティーチングスキルを磨く場を設ける等、新たなビジネスモデルの開拓も視野に入れ検討を進めます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/98811/885/resize/d98811-885-861557e8e9959cbd138e-1.png ]
(参考)三菱電機とNTT東日本によるIOWNを活用した産業用ロボットの遠隔研修の実現性を実証
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20240124_02.html
(2) 遠隔からの顔認証の実現性を実証(協力:日本電気株式会社)
NEC我孫子事業場に開設した「NEC CONNECT Lab with IOWN※5」と接続。IOWNにおけるAPNを活用したユースケース創出に向けた実証の第一弾として、NECの顔認証技術を活用し、多数の顔データを同時に遠隔からリアルタイムで認証する取り組みを実施しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/98811/885/resize/d98811-885-b083ee3602bed2d184ae-2.png ]
(参考)NEC×NTT東日本IOWNを活用したユースケース創出に向けた実証を開始
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20240124_03.html
(3) APN×無線(ミリ波)による低遅延・大容量伝送実現に向けた実証実験
(協力:NTTコムウェア株式会社・株式会社フジクラ・株式会社テラピクセル・テクノロジーズ)
NTTコムウェアが取り組んでいるロボットとデジタルツイン活用による運用業務の省人化実証環境への高速な映像伝送環境の導入を第一弾として、APNとミリ波を組合わせた、無線区間を含む低遅延・大容量伝送実現に向けた実証実験を開始しました。
NTTコムウェア五反田ビル内の実証実験環境に、高速通信が可能な株式会社フジクラ製の60GHzミリ波無線モジュールと低遅延映像出力が可能な株式会社テラピクセル・テクノロジーズ製の映像機器を使用した無線環境を構築し、IOWN Labとの間をAPN IOWN1.0で接続した上で、遠隔制御の実現を目指します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/98811/885/resize/d98811-885-4ab6aaad57b2975c3d87-3.png ]
※4.APNプロトタイプ機とは、三菱電機がAPN向けに開発を進める光伝送装置です。イーサネットフレームなどのユーザデータを透過的に転送することで低遅延なネットワークを実現します。
※5.IOWNの新たな世界を体験・共創する場としてNECが2023年4月11日に開設したラボ環境です。https://jpn.nec.com/press/202304/20230411_01.html
3. 今後の展開
「IOWN Lab」は、NTT東日本グループの幅広い分野の取り組みやソリューションを体感できる施設である「NTTe-City Labo」において、IOWNを身近に体験していただける場として提供いたします。本施設をご活用いただくパートナーを広く募集し、パートナーの皆さまと共に、IOWNを活用したユースケースのさらなる拡大、新しい価値創出に取り組み、IOWNの社会実装を進めてまいります。
4. 本施設の活用などに関するお問い合わせ先
東日本電信電話株式会社
経営企画部 IOWN推進室
iownlab-ml@east.ntt.co.jp
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