【京都 蔦屋書店】松山しげき「Portrait of Dazzle」を8月2日(金)より開催。SNSに投稿された「セルフィ―」の目をモデルに現代人の肖像画を描いたシリーズ最新作を公開。
PR TIMES / 2024年7月16日 15時15分
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/902/58854-902-0d07ded344482f98e7ac2d4d5de02f9d-3900x3900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
《Portrait of dazzle #275》(2024)S50(1167×1167) / Acrylic on Canvas
京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都高島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、松山しげきによる個展「Portrait of Dazzle」を2024年8月2日(金)~8月24日(土)の期間に開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/41555-1714480712.html
概要
松山しげきは、イラストレーターとしての活動を経て、現在は絵画・彫刻・インスタレーション作品を手掛けるアーティストとして国内外で精力的に活動を続けています。
松山の代表作《Portrait of dazzle》は、ダズル迷彩を用いたポートレート作品で、SNSに投稿されている顔写真から切り取った目をモデルとしており、髪型や輪郭などを変えることで全く別の人物として描いています。カメラ目線でこちらを見ている人物や、どこか他方を見ている人物が描かれていますが、どの人物も同様にスマートフォンを通して「自分」を見ています。松山はセルフィーをSNSなどに投稿し、いいねの数やコメントを見るという行為は、他人の評価を通じて自分を見ている事ではないかと考え、作中の人物たちの瞳の中にスマホの光源を描いています。
関西での初個展となる本展では、これまでと背景のニュアンスや塗料をアップデートした《Portrait of dazzle》の新作をはじめ、ネット上で人間のように振る舞うボットをテーマにした作品《Portrait of dazzle(bot)》、過去の作品をオーバーペイントした作品など計14点の作品を展示します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/902/58854-902-ccb6f8b0206dc0195ffc4a3821649fe1-1042x1297.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
《Self-portrait for multiple accounts #08》(2023)Overpainting 2024 F100(1620×1303) / Acrylic on Canvas
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/902/58854-902-eb9ee57d4c056723414c4b94aab25e65-1044x1297.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
《Portrait of dazzle(bot) #195》(2023)Overpainting 2024 F100(1620×1303) / Acrylic on Canvas
松山しげき個展"Portrait of Dazzle" ステートメント
Portrait(肖像画)とは「ある特定の個人をモデルにして描かれた絵画」の事です。肖像画は絵画のひとつのスタイルとして確立したルネサンス期以降、画家たちによって様々なテーマで描かれてきました。写実性を追及した肖像画もあれば、極端に美化された肖像画や逆にわざと醜く描かれる肖像画もありました。古くから肖像画の制作においては、画家とモデルが対面し制作するのが一般的ですが、作品《Portrait of dazzle》では、画家とモデルはネットを介して、お互いに面識がない状態で(モデルにおいては自身が描かれていることも知らない)肖像画が制作されます。この作品は、SNSに投稿された無数のセルフィーやスナップなどの顔写真から、ビデオプロジェクターを使い「目」だけを正確にトレースし、目以外の部分はモデルとしたSNS上の人物から、人種や性別、髪型、輪郭などを別の人間に描き変え、体の一部または全体を白黒のダズル迷彩※で塗りつぶした「現代人の肖像画」です。
作品《Portrait of dazzle》は、SNSに投稿されている実在の人物(の目)をモデルにしている為、この肖像画に描かれている人物は、鑑賞者の友人や家族、或いは鑑賞者自身かもしれないという可能性が示唆され、近年社会問題化しているデジタルタトゥーやディープフェイク、ジェネレーティブAIの機械学習などを問題提起しています。
※ダズル迷彩とは、第一次世界大戦で艦船に用いられた迷彩塗装で、ダズル(幻惑)の名の通り、人の目を惑わす事を目的として採用されました。レーダー技術の無いこの時代、敵艦への砲撃は目視の距離計を使い狙いを定めていたのですが、砲撃を成功させるには敵艦の進行方向や距離を正確に把握する事が重要です。しかし、ダズル迷彩が施された艦船は、コントラストの強い複雑な柄のせいで艦船の形状の理解が難しくなり、艦船がこちらへ近づいているのか、逆に遠ざかっているのか分からず、砲撃が出来なくなってしまうそうです。このようなダズル迷彩の特徴が、日頃私たちがネット上で発信される情報の真贋に惑わされている様子とリンクし「ネットを介した情報の不確かさ」を表現するメタファーとしてぴったりだと思い、私の様々な作品でダズル迷彩をモチーフにしています。
松山しげき
販売について
会場展示作品は、8月2日(金)11:00より販売します。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、8月12日(月)11:00から8月24日(土)17:00の期間に販売します。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1131
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
プロフィール
松山しげき
1998年よりイラストレーターとして広告やプロダクトのイラスト制作を手掛け、2011年以降はよりコンセプチュアルな作品制作を行う為にアーティストへ転身し、現在では国内外のギャラリーにて絵画・彫刻・インスタレーション作品を中心に発表している。
[個展・グループ展・他]
2024「3D2D3D2DSHARE」ロイドワークスギャラリー / 東京
2024「Portrait of Dazzle」Stolen Space Gallery / ロンドン
2024「Anonymous Heroes」GR gallery / ニューヨーク
2024「Portrait of Dazzle」Quiet Gallery HK / 香港
2024「ART OF MIKU 2024」PARCO MUSEUM TOKYO / 東京
2023「これは人間ですか?」銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY / 東京
2023「ナルキッソスは水面を見続ける」元映画館 / 東京
2023「Study:大阪関西国際芸術祭 "二次元派展"」中之島図書館 / 大阪
2022「ubiquitous」松山しげき × feebee GALERIE OVO / 台湾
2022「Portrait of Dazzle」GR gallery / ニューヨーク
2022「Portraits III Red room」ロイドワークスギャラリー / 東京
2021「Duality」天野タケル×松山しげき Urban Spree Galerie / ベルリン
2021「アイジェンは世界を二次元で見る」MA2ギャラリー / 東京
2020 ドコモ x rooms 「みる、みられる。」rooms40 / 東京
2019「Communication : Dazzle room」studio fujino / 神奈川
他
展示詳細
松山しげき「Portrait of Dazzle」
会期|2024年8月2日(金)~8月24日(土)
時間|11:00~20:00 ※最終日のみ18時閉場
会場|京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース
主催|京都 蔦屋書店
協力|AaP/roidworksgallery
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/41555-1714480712.html
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58854/902/58854-902-c5d069b9e21118214155a46185c0c077-3000x2001.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]京都 蔦屋書店
京都高島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、日常のアートピースとなるような文具・工芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注目の現代アート作品を展示。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居心地の良い空間を提供します。
住所|〒600-8001 京都府京都市下京区四条通寺町東入⼆丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:00~20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
HP|https://store.tsite.jp/kyoto/
X|@KYOTO_TSUTAYA(https://twitter.com/KYOTO_TSUTAYA)
Instagram |@kyoto_tsutayabooks https://www.instagram.com/kyoto_tsutayabooks
Facebook|京都 蔦屋書店
https://www.facebook.com/profile.php?id=100092705685029
TTC LIFESTYLE株式会社
TTC LIFESTYLE株式会社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、高島屋、東神開発が設立したアート販売における相互チャネルの活用、ライフスタイルコンテンツを提案する店舗の出店・運営を行う合弁会社です。3社の強みである「ライフスタイルや文化の発信・提案」に関わる合弁事業を行うことで、シナジーの最大化を目ざします。また、アート分野の市場開拓に取り組むとともに、魅力的なコンテンツの提案を通じてアートシーンの活性化および、お客様のより豊かなライフスタイルの実現に貢献してまいります。
CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【京都 蔦屋書店】RITSUKO 個展「Reincarnation III(輪廻転生 III)」を7月25日(木)より開催。現代における美の転生と、その象徴性を描く。
PR TIMES / 2024年7月16日 17時45分
-
【京都 蔦屋書店】粂原愛 個展「静寂の聲」を7月20日(土)より開催。手付かずの自然環境で直面した生命の眼差しを描く。
PR TIMES / 2024年6月28日 15時45分
-
【京都 蔦屋書店】橋爪悠也 個展「LISTEN TO THE SONG OF COLORS -色の歌を聴け-」を7月9日(火)より開催。色彩豊かな作品群をベストアルバム的に新たな試みで発表。
PR TIMES / 2024年6月26日 18時15分
-
【銀座 蔦屋書店】天野タケルの個展「花とヴィーナス -Venus & Flowers-」を6月28日(金)より開催。代表的なモチーフ“VENUS”で夏のたのしさを表現する。
PR TIMES / 2024年6月22日 1時15分
-
【京都 蔦屋書店】荒井颯子の個展「絵のある部屋」を6月24日(月)より開催。少し視点をずらして絵画の中に別世界を表現する。
PR TIMES / 2024年6月17日 15時15分
ランキング
-
1CoCo壱「わずか3年で3回目の値上げ」は吉と出るか 過去の値上げでは「客離れ」は見られないが…
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 17時30分
-
2旅客機用の燃料不足で緊急対策 輸送船を増強、運転手確保へ
共同通信 / 2024年7月16日 23時42分
-
3「日本でしか手に入らない」カレーパン、なぜ外国人観光客に人気? チーズ入りカレーパンに「私の心臓は高鳴った」【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月15日 22時0分
-
4iPhoneの「ホームボタン」が消えていく深い意味 「心の支え」だった人はどうすればいいのか?
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 13時0分
-
5中国は不動産バブル崩壊で「未完成ビル」と「売れ残り住宅」の山→政府当局が打ち出した“支援策”の裏にひそむ「重大な懸念点」【現地駐在員が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月15日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください