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メインフレームと互換性の高いシステム基盤ソフトウェアを提供開始 オープン環境で動作するプラットフォームとして企業のモダナイゼーションに貢献

PR TIMES / 2024年10月28日 12時15分

キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、メインフレームからオープン環境へのマイグレーションツールを拡充し、自社開発した“マイグレーション用オンライン基盤ソフトウェア“を2024年10月28日より提供開始します。”マイグレーション用オンライン基盤ソフトウェア”は、メインフレームのオンライン制御機能(IBM:CICS、IMS、NEC:VISII、富士通:AIM)を代替するプラットフォームであり、保守サポートを含むサブスクリプションにてご提供することで、お客さまシステムのモダナイゼーションに向けた取り組みを支援します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/1375/904/resize/d1375-904-ae8ee7b74f9ac12c528a-0.png ]

■背景
1960年代から1980年代にかけて、メインフレームは企業や政府機関の基幹業務システムとして広く採用されましたが、長年にわたり使用されてきたことによりシステムが老朽化および複雑化していることや、メインフレームを扱える技術者の減少により、将来的な運用保守の対応がユーザー企業の課題となっています。またメインフレームには高額な運用コストがかかるため、オープンプラットフォームの活用によるコスト削減と柔軟性の確保を指向する企業が増えています。

■特長
“マイグレーション用オンライン基盤ソフトウェア”により、メインフレームのオンラインプログラムに大きく手を加えることなく、オープン環境でオンライン処理を実現できます。

●オンライン実行制御のエミュレート
オンラインプログラムの多重実行制御や端末IDの管理など、現行メインフレームのシステム定義に基づく挙動をエミュレートします。
●最小限のアプリケーション修正
従来のインターフェースのままで機能を実装することで、既存の開発スキルの活用や開発生産性を維持できます。また、アプリケーション移行時の変換リスクも最小限に抑えます。
●柔軟なカスタマイズ性
お客さま固有の要望に柔軟かつ迅速に対応できるよう設計しており、パフォーマンスの最適化や拡張性など、お客さまのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
●エンドユーザーへの教育工数を削減
従来の端末エミュレータの操作性を再現できるため、エンドユーザーに対し移行後の操作説明などの対応が不要となり、移行後の教育工数を削減できます。
●サポート窓口による安心サポート
キヤノンITSが提供する保守サービスにより、本番環境への移行後も最新OSへの対応などお客さまのシステム運用をサポートします。

■展望
キヤノンITSは引き続き、お客さまのIBM製/NEC製/富士通製のメインフレームからオープン環境へのマイグレーションを支援するとともに、マイグレーションツールの機能拡充を進めます。またRAG(Retrieval Augmented Generation)を用いた生成AIによる生産性および品質向上、課題解決の迅速化、マイグレーションの知見を持たない技術者へのスキル補完を実施するなど、キヤノンITSが保有するマイグレーションのノウハウを活かし、お客さまシステムのモダナイゼーションを加速させていきます。

[表: https://prtimes.jp/data/corp/1375/table/904_1_45104a0fb78f08814e9297227b590b4b.jpg ]


※保守サービスを含めたソフトウェア使用許諾権を月額サービスで提供します。
※お客さまの要件に応じてカスタマイズが必要となる場合は別途費用が発生します。詳細はお問い合わせください。

〈キヤノンITSのマイグレーションについて〉
[画像2: https://prtimes.jp/i/1375/904/resize/d1375-904-0ba15f7ceba7ae041664-0.png ]

リホスト方式によるマイグレーションサービスです。徹底したツール化によるストレートコンバージョンは手修正を排除し、資産凍結の期間が短くテスト工数の大幅削減が可能です。
https://www.canon-its.co.jp/solution/migration/

<マイグレーションツールの機能拡充>
富士通によるメインフレームの販売およびサポートの終了にともなう発表をうけ、富士通メインフレームからオープンシステムへのマイグレーションを選択するお客さまが増加しています。キヤノンITSは、富士通メインフレームからオープン環境へのマイグレーションを行うお客さまに向けて、これまで提供してきた既存の富士通MSP版マイグレーションツールの機能を拡充しており、AIM(Advanced Information Manager)に関連するプログラム変換ツール、画面定義変換ツールなどのオンライン系マイグレーションツールの網羅性を拡大し、短納期、高品質なマイグレーションを提供します。

富士通MSP版マイグレーションツールの概要
富士通MSPメインフレームの資産をオープン環境へ移行するツールです。

・COBOL データベース/オンラインインターフェース変換ツール
富士通COBOLのデータベースとオンラインインターフェース部分を、オープン環境でのCOBOL製品へ変換します。
・データベースアクセスモジュール
富士通COBOLのデータベースアクセス命令や条件などをパターン解析し、オープン環境のデータベースを活用可能なアクセスモジュールを生成します。
・データベース移行ツール
メインフレーム向けのデータベース抽出プログラム、オープン環境でのデータベース定義(DDL)、データロードスクリプトを生成します。
・画面定義変換ツール
富士通画面定義(PSAM)を、マイグレーション用オンライン基盤ソフトウェアの画面定義(XML)へ変換します。
・画面保守ツール
マイグレーション用オンライン基盤ソフトウェアの画面定義を専用画面によりメンテナンスを行うツールです。

※記載されている会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。
※内容は発表時のものです。商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

●一般の方のお問い合わせ先:ビジネスソリューション営業本部 営業部 03-6701-3456(直通)
●マイグレーションホームページ:https://www.canon-its.co.jp/solution/migration/

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