1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

凸版印刷、レンジ調理後そのまま食べられる新型包材を開発

PR TIMES / 2022年4月27日 13時15分

レンジ調理後、開封してそのまま食器として使用できる冷凍食品向け新型包材「いただきピロー(R)」を開発。プラスチックトレー入りの製品と比較してプラスチック使用量約76%削減

凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE(R) Packaging」を掲げ、「ちきゅう」に価値ある「サステナブル バリュー パッケージ(R)」を提供しています。



[動画: https://www.youtube.com/watch?v=kGmMbjvgs7c ]



 このたび凸版印刷は、「サステナブル バリュー パッケージ(R)」のラインアップの一つとして、新型包材「いただきピロー(R)」を開発しました。本商品は、レンジ調理時の自動通蒸が可能で、開封後にそのまま食器として使用することができる、巻取りで納めるタイプのパッケージです。また、従来のプラスチックトレー入りの製品と比較して、プラスチック使用量を約76%削減※1。また、外袋と内袋からなる軟包装パッケージ製品と比較してプラスチック使用量を約35%削減※2でき、包材製造時のCO2排出量を約20%削減※3できます。冷凍パスタや冷凍チャーハンなどの冷凍総菜向けに、2022年4月よりサンプル出荷を開始します。


[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/935/resize/d33034-935-85f5f110392b7384c41f-1.jpg ]

■ 開発の背景
 持続可能な社会の実現に向けて、世界的にプラスチックごみ対策や地球温暖化対策が活発になる中、環境負荷を低減するパッケージにも注目が集まっています。凸版印刷はこれらの課題に対し、石化原料由来のプラスチックの使用量減とCO2排出量の削減を目的としたパッケージの開発を推進しています。また、コロナ禍を背景にした在宅時間の増加にともない、食に関する時間の短縮や手間の削減など「食の簡便化」のニーズが高まっています。そのような「即食ニーズ」に応える代表的な容器には「トレイ」と「パウチ」がありますが、「トレイ」は食べやすいが廃棄時にかさばる、「パウチ」は廃棄しやすいが食器への移し替えが面倒、という課題がありました。こうした市場背景を受け、凸版印刷は2019年8月より、加工食品の包装に使用されていたプラスチックトレーを使用しなくても、そのまま食べることができる新型レトルトパウチ「いただきパウチ(R)」を開発、販売しています。
 このたび開発した新型包材「いただきピロー(R)」は、既存の巻取り包材用充填機が使用可能なため、レトルト食品だけでなく、冷凍食品やチルド食品においてもプラスチックトレーを使用しない食品包装の対応が可能となりました。
■ 「いただきピロー(R)」の特長
・特殊なレーザー加工で広口開口を実現、そのまま廃棄可能な即食容器

[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/935/resize/d33034-935-145fd82b52c397e41dd8-4.png ]

 包材表面に自由にレーザー加工を付与する新技術により、蒸気抜き機能とともに、レンジ加熱後に広口での開口が可能に。食器に移し替えることなく、そのまま食べることもできます。また食後は洗い物の必要ななく簡単に廃棄できます。


[画像3: https://prtimes.jp/i/33034/935/resize/d33034-935-4f7e93917f3cd409b6a7-0.jpg ]


・充填設備の改造は不要
 巻取り包材に特殊なレーザー加工を施しているので、食品メーカーで大きな設備改造は不要、従来使用されている巻取り包材用充填機での生産が可能です。

・環境負荷の低減に貢献
 プラスチックトレーを使用した製品から「いただきピロー(R)」に置き換えることにより、プラスチックの使用量を約76%削減※1が可能です。また、外袋と内袋からなる軟包装パッケージ製品から「いただきピロー(R)」に置き換えることにより、プラスチックの使用量を約35%削減※2、包材製造時のCO2排出量を約20%削減※3が可能です。

[画像4: https://prtimes.jp/i/33034/935/resize/d33034-935-6663dd56aac1d330e5f5-2.jpg ]


「レンジ対応パッケージ」 紹介 URL
https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/products/microwavable_package/index.html

■ 「TOPPAN S-VALUE(R) Packaging」について

[画像5: https://prtimes.jp/i/33034/935/resize/d33034-935-93cce7a45a94ea48eeea-5.png ]

凸版印刷は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE(R) Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ(R)」、「しゃかい」に価値ある「ソーシャル バリュー パッケージ(R)」、「ちきゅう」に価値ある「サステナブル バリュー パッケージ(R)」を提供します。


[画像6: https://prtimes.jp/i/33034/935/resize/d33034-935-f6e27f3149ace00f3eee-8.png ]

「ひと」/「スマートライフ バリュー パッケージ(R)」
円滑な購入や効率的な保管、美味しく仕上がる調理、簡便な廃棄、安全・安心な取扱いなど、生活のさまざまな場面に最適な価値を提供し、コミュニケーション媒体として顧客体験を最大化させるソリューションを展開します。


[画像7: https://prtimes.jp/i/33034/935/resize/d33034-935-eff94680573dd806e528-7.png ]

「しゃかい」/「ソーシャル バリュー パッケージ(R)」
サプライチェーンにおいて発生する業務効率化、生産性向上、販売の最適化などのさまざまな課題を解決し、継続的な企業活動を実現する価値あるパッケージやサービスを展開します。


[画像8: https://prtimes.jp/i/33034/935/resize/d33034-935-36692efa4d9888bb119a-6.png ]

「ちきゅう」/サステナブル バリュー パッケージ(R)」
再生プラスチックを用いた包装材、単一素材でリサイクル適性を向上した包装材、植物由来材料の紙やバイオマスプラスチックを用いた包装材など、環境負荷の低減と循環型社会の実現につながるソリューションを展開します。


<URL> https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/sustainability/


■ 今後の展開
 凸版印刷は、2022年4月27日(水)から食品分野に向けて「いただきピロー(R)」のサンプル出荷を開始、2023年度に関連受注を含めて5億円の売上げを目指します。また、これからも消費者の暮らしの変化に寄り添った、より利便性の高い食品包材の開発を進めるとともに、環境に配慮したパッケージを展開し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。


※1・・・当社調べ。プラスチックトレー/フィルム製フタ/フィルム製外袋から成る包材との比較。
※2・・・当社調べ。フィルム製外袋/フィルム製内袋から成る包材との比較。
※3・・・当社算定。フィルム製外袋/フィルム製内袋から成る包材との比較。CO2排出量の算定範囲はパッケージに関わる1.原料の調達・製造、2.製造、3.輸送、4.リサイクル・廃棄。


* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。


以  上

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください