パーソル「育児サミット2024」を開催 11/19「国際男性デー」&「いい育児の日」に合わせて男性育休をテーマにした企業対抗クイズとパネルディスカッションを実施
PR TIMES / 2024年11月19日 10時15分
~企業の垣根を越え男性育休取得の風土づくり目指し、国山ハセン氏、SCSK、パナソニックコネクト、東京都助産師会が参加~
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、男性育休をテーマとしたイベント「育児サミット2024」を11月18日(月)、パーソルキャリア本社(麻布台ヒルズ)にて開催しました。
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このイベントは、11月19日の「国際男性デー」および「いい育児の日」に合わせて、男性の育休取得率の向上、育児に関する知識の向上、他企業・団体とのネットワーク構築などを目的として、パーソルホールディングスが企画。イベントには、元アナウンサーの国山ハセン氏、SCSK株式会社、パナソニックコネクト株式会社、公益社団法人 東京都助産師会が参加しました。
イベント開催に先立ち、パーソルホールディングス グループ人事本部 大場竜佳より、「当社グループは2026年3月までに1日以上の男性育休取得率100%を目指しており、本日のイベントを通して、取得率90%以上のSCSK様やパナソニックコネクト様の先進的な取り組みを学ばせていただき、更なる取得を推進していきたいと考えています。また当社では男性が積極的に育児に取り組みやすい環境づくりを応援する男性育休推進部や男性育休サポーターズといった有志コミュニティも活動しています。本日の第1部の企業対抗育児クイズ王は、その有志コミュニティ主体で企画をして推進しているので、ぜひ楽しんで参加してください。」と挨拶がありました。
■「育児サミット2024」イベントの様子
「育児サミット2024」は、男性育休をテーマに「企業対抗 育児クイズ王2024」と「パネルディスカッション」の2部構成で開催されました。会場とオンライン合わせて148人が参加しました。
第1部:「企業対抗 育児クイズ王2024」
東京都助産師会監修による育児クイズが出題され、国山ハセン氏&パーソルチーム、SCSKチーム、パナソニックコネクトチームの3チームが「育児クイズ王」の座をかけて競い合いました。クイズは、「育児休業は分割して取得できる?(答え:分割して2回取得可能)」、「『愛情ホルモン』と言われ、ママだけではなく、パパも育児をすると分泌されるホルモンは?(答え:オキシトシン)」といった育児に関する知識を問う問題や、赤ちゃん人形を使った「おむつ替え」や「寝かしつけ」などの実技問題も出題され、参加者たちは楽しみながら育児に関する知識を深めていきました。
栄えある「育児クイズ王」の称号を手にしたのは、SCSKチームです。SCSKの村田宜則氏(人事本部 人事労務部)は、「なかなか高度な問題がたくさん出てきて難しかったかと思うのですが、我々が日々やっていることが、ある意味証明できたかなというところと、とても勉強になるイベントでした。」と語り、チームメイトとともに喜びを分かち合いました。
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育児クイズ王2024
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おむつ替え実技クイズ
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パナソニックコネクトチーム
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優勝したSCSKチーム
■「育児クイズ王」優勝チームコメント
SCSK株式会社 人事本部人事労務部 村田宜則氏(写真右)
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村田氏は、パーソルグループの有志コミュニティ「男性育休推進部」西迫副部長からトロフィーを受け取り、「なかなか高度な問題がたくさん出てきて難しかったかと思うのですが、我々が日々やっていることが、ある意味証明できたかなというところと、とても勉強になるイベントでした」とコメント。
第2部:「パネルディスカッション」
「『男性育休』がもたらす仕事と育児のウェルビーイングな関係」をテーマに行われたパネルディスカッションでは、男性の育児参加を促進するための具体的な施策や成功事例について議論が交わされました。
前半では、自己紹介と自身の育児体験での「育休のdos/don’ts(やるべきこと、しないべきこと)」が紹介されました。各パネリストからは、育児に対する積極的な関与とコミュニケーションの重要性が強調されました。育児を主体的に行うことが重要だとして、家族全員が協力し合うことが不可欠だと述べています。また、育児を通じての自己成長や新たな視点の獲得、謙虚な姿勢の大切さも共通して挙げられ、育休中に得た学びを仕事や家庭に生かすことが求められています。さらに、孤立を避けるための社会とのつながりや、父親の役割への理解も重要なテーマとして取り上げられました。
後半では、「男性育休」がもたらす仕事と育児のウェルビーイングな関係というテーマで各社の取り組みの紹介が行われました。
パナソニックコネクトは、男性の育休取得を当たり前にする企業文化の醸成に力を入れており、独自の取り組みとして、最大で30日間の出生時育児休業有給化や、託児しながらパートナーと一緒に参加する育休復帰前セミナーなどが紹介されました。
SCSKは、社員が社会に価値を生み出すことに注力してほしいと強調。育児休業の分割取得や産休・育休前面談、配偶者出産休暇を20日に拡充するなどの制度が紹介され、さらに出産をした女性社員の配偶者には育児参加を促す手紙を送付している事例などが紹介されました。
パーソルホールディングスは、コミック教材を使った研修サービスや男性育休推進部の活動などを紹介し、男性育休推進のためには、身近に育休をとっている社員がいることや仲間の応援があるなどの目に見える施策が必要だと話しました。
東京都助産師会は、「育休明け前のお母さんからの相談で多いのは『授乳』に関することです。特に職場復帰後の授乳をどうするかについての不安が多く寄せられます。また、夫が育休を終える直前には、妻が『今まで夫も日中に育児に参加できていたが、育休後はどうしようか』という不安の声が多くなります。これに対して、会社が座談会や時短制度を提供している点は非常に素晴らしい取り組みです。これらの制度やサポートが、復職後の不安を軽減し、仕事と家庭の両立を支援する大きな助けになります」と総括しました。
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パネルディスカッションの様子
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■パネルディスカッションコメント
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国山 ハセン氏
TBSアナウンサー時代に育児休暇を取得しましたが、育休中にやって良かったなと思うことは家族会議です。家事や育児の分担、ルーティンについてはほぼ毎日パートナーと話し合いました。コミュニケーションをしっかり取ることが重要だと感じます。特に、赤ちゃんとの接し方に最初は不安があったものの、妻と協力し、両親にも手伝ってもらいながら、育児の技術を身につけることができたと思います。また、育休中は人にもよるかとは思いますが、私は仕事よりも家族に集中することが大事かなと思います。さらに、社会と孤立しないようにすることが重要で、育児における精神的な負担を減らすために、SNSを過度に頼らず、地域のコミュニティや友人、家族との協力を大切にすることをおすすめします。
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SCSK株式会社 人事本部 DEIB・Well-Being推進部 部長
井出 和孝氏
育児が精神的にも肉体的にも大変であることを実感しました。私の妻は専業主婦なので、妻にとっては休みがありません。土日は妻の休みだという意識を持ち、育児は私が担当するようにしています。また、家事においてはそれぞれの得意分野を担当し、無理なくできることを行うことが重要かと思います。
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パナソニックコネクト株式会社 人事総務本部 DEI推進室
古山 雄也氏
最低限の家事スキルを持つことが必要であり、なかでも料理スキルは育休後・成長後も出番が多いです。指示を待つことなく自分から積極的に行動することが大切で、夜泣きの対応についても基本的に自分が行っています。夫は母乳以外の育児全般に対応できると思っています。「逃げない、あきらめない」気持ちが育児には重要で、手伝うという感覚や頑張っていることをアピールしないことがポイントかなと思います。
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公益社団法人 東京都助産師会
比嘉 美貴氏
「夫」と「父親」という立場があると思いますが、脇役としてではなく主役として積極的に子育てに関わってほしいです。女性は妊娠・出産という自身の体の変化や当事者としての体験を通じて親としての意識が育っていきます。一方で、父親は妊娠・出産そのものの当事者にはなれません。妊娠期の配偶者・赤ちゃんへの関わりに加え、出産後の精力的な子育てを通じて赤ちゃんのにおいや温かさを感じ、オキシトシンなどのホルモンの力も借りながら父親としての感情を育てていきます。一方で、父親の産後うつもあるため、無理をせず育児をすることも大切で、社会資源をうまく活用し、パパたちとの交流もしてほしいです。
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パーソルホールディングス株式会社 グループ人事本部 本部長
大場 竜佳
自身が現在、育児だけではなく介護も始まってダブルケアで大変ですが、チャレンジだと思って前向きにとらえています。育休取得中はフルタイム主夫に挑戦し、育児全体の流れを理解して学びを忘れないように記録してみるのもおすすめです。「ドヤ顔で育休体験を語ることは避けるべき」で、人によって育休の取り方や過ごし方、状況などは多様であることを理解し、謙虚な姿勢を持つことが大切です。さらに、育休後に育休前の自分に逆戻りしないように、育休を取得したことで得た変化や成長を仕事や家庭で発揮し、行動や発言で変わっていくことが重要だと思います。
■みんなの部活「男性育休推進部」のこれまでの取り組み
2023年12月、男性育休取得経験者を中心に、パーソルグループ内の男性の育休取得に関する風土づくりを目指すため、社員同士の有志コミュニティであるグループ内部活動(みんなの部活)として、「男性育休推進部」が立ち上がりました。
これまでの取り組みは大きく二つあり、一つ目は、部員同士の困りごと・悩みの共有です。毎月1回、おもにお昼休みに全国の部員がオンラインで集まり、子育ての悩み、仕事と育児の両立ノウハウ共有などを相談しあえるコミュニティ作りをしています。部員は現在約35名が所属しており、関東、関西、東海、九州と全国にいるため、Teamsを活用しての日々のコミュニケーションも活発に行われています。
二つ目は、「男性育休サポーターズ」の発足とその輪を広げる活動です。2024年3月、男性育休推進部は、周りや会社への「罪悪感」から遠慮せず、誰でも育休が取得できる風土づくりのためには、「みんなが応援している」ということをまず伝えることが大事と考え、男性の育休取得を応援する気持ちがあれば、誰でもなれる!「男性育休サポーターズ」の発足式を開催。男性育休サポーターズのロゴをステッカーとして1,000枚制作・配布し、応援の気持ちを目に見える形にすることで、より制度を利用しやすい環境を醸成し続けています。
また8月には、さらなる風土醸成のため、社内イベント「育児はスポーツだ!イクジ(育児)アスロン大会」として、おむつ替え、抱っこ紐、寝かしつけのためのスクワットなどを競技化したユニークなイベントを実施しました。
現在パーソルの男性育休取得率は73.0%。取得率は100%に向けて年々高まっていますが、さらなる風土醸成のため、今後も男性育休取得者同士、そして育休取得を応援するすべての社員同士の交流を促進し、取得しやすい社内風土醸成を目指していきます。
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■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2024年3月期売上収益1兆3,271億円(IFRS)。
■「PERSOL(パーソル)」について < https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。
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