業界最高の部品リユース率を実現した再生複合機2機種を発売 再生資源由来のプラスチック梱包材の使用により環境配慮を強化
PR TIMES / 2024年7月11日 16時15分
キヤノンは、再生複合機「Refreshed」(※1)シリーズの新製品として、“imageRUNNER ADVANCE C3530F III-RG”を2024年7月下旬に、“imageRUNNER ADVANCE C5550F III-RG”を2024年8月上旬に発売します。
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キヤノンは1992年から使用済み複合機のリマニュファクチュアリング(回収・再生)を行い、「Refreshed」シリーズとして再生複合機を商品化しています。回収された製品を部品レベルにまで分解し、洗浄・清掃(※2)したうえで、厳密な再生基準に従って劣化・摩耗部品などを交換し、使用できる部品を再使用しています。新製品は、回収前の新品の複合機(※3)と同等の高い基本性能や品質を備えながら、業界最高(※4)の部品リユース率を実現した環境特化型モデルです。新品製品の開発段階から再生を視野に入れ、分解しやすく繰り返しの使用に耐えられる設計を行っています。またプリント枚数など市場稼働時のデータに基づいて判別した再使用可能な部品を活用することで、90%以上の部品リユース率を達成するなど、製品ライフサイクルを通じた「脱炭素」、「資源循環」の向上に取り組んでいます。
■ 稼働時データ活用やプラットフォーム型開発により90%を超える部品リユース率を実現
回収された複合機の稼働年数や故障履歴、プリント枚数などといった稼働データに基づいて、部品の再使用可否をシステムで自動判定し、再使用できる部品を最大限活用しています。また、部品・ユニットの共通化のみならず、製品のクラスごとに本体の骨格を統一化するプラットフォーム型開発を進めることで、同一クラスであれば異なる機種の部品でも活用できるため、再使用可能な部品の増加につながっています。これらの取り組みにより、“C3530F III-RG”の部品リユース率は従来機種(※5)の約94.3%から約95.5%へ、“C5550F III-RG”の部品リユース率は従来機種(※6)の約84%から約94%へと向上しました。この結果、キヤノンが提供する再生カラー複合機の全ての機種において、90%を超える業界最高の部品リユース率を実現し、カーボンフットプリント値(※7)を新品(※8)と比較して“C3530F III-RG”では約67%、“C5550F III-RG”では約59%削減しています。
■ プラスチック梱包材の使用量削減や再生プラスチック(※9)の使用など環境配慮を強化
「Refreshed」シリーズでは、製品を支える梱包材の緩衝部材やパレット部材に段ボール素材を使用し、プラスチック量の削減および木材の使用を撤廃しています。“C3530F III-RG”では、梱包材の一部をポリエチレン袋から紙袋に変更するなど、梱包材におけるプラスチックの使用量を従来機種の約517gから約8%削減した、約472gにしました。また、梱包材に使用する全プラスチックの約83%を再生プラスチックに切り替えるなど、限りある資源の有効利用に向けた取り組みを強化しています。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/13980/table/1014_1_0606a88bd227aec1cd14fe2ad20fd3db.jpg ]
※1. 日本市場におけるシリーズ名。欧州では「ES」シリーズとして展開。
※2. 一部、凹凸面などは簡易清掃となるため、使用感が残る場合があります。また、樹脂材のリユースによる色味の違いがある場合があります。
※3. 「imageRUNNER ADVANCE C3500シリーズ 3rd Edition」および「imageRUNNER ADVANCE C5500シリーズ 3rd Edition」(2019年1月発売)
※4. 2024年7月10日現在。(キヤノン調べ)
※5. 「imageRUNNER ADVANCE C3530F-RG」(2022年9月発売)
※6. 「imageRUNNER ADVANCE C5550F-R」(2021年7月発売)
※7. 原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体で排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算し、製品などに分かりやすく表示した値。
※8. 「imageRUNNER ADVANCE C3530F」および「imageRUNNER ADVANCE C5550F」との比較。
※9. 市販回収材(飲料用PETボトルなど)を原材料として活用したプラスチック。
複合機再生の工程紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=HRS94G6j27Y&t=127s
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