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全編を詩で描く家族と恋と友情の物語。『詩人になりたいわたしX』

PR TIMES / 2021年2月18日 15時15分

全米図書賞、カーネギー賞受賞作品!



[画像: https://prtimes.jp/i/13640/1028/resize/d13640-1028-188785-0.jpg ]

言葉は、ありのままの自分を解き放つ手段
全米図書賞、ボストングローブ・ホーンブック賞、マイケル・L・プリンツ賞、カーネギー賞ほか、数多くの文学賞を受賞した話題作。

«わたしはかくれられない人。

パピの背丈も追いぬいて、マミにはずっとこういわれている。
「まだまだ子どもなのにちょっと育ちすぎね」
わたしはDカップでお尻ゆさゆさの育ちすぎ。
だから、中学では男子からクジラって呼ばれてたし、
今は、Tバックの写真を送ってくれよといわれる。
女子からはうぬぼれ屋って呼ばれている。あとは、色目づかい。商売女。尻軽。
声より体のほうが幅をきかせるようになると、
いつだって、うわさの恰好のえじきになる。
だから、わたしはこぶしにものをいわせたくなる。
だから、わたしは名前の代わりにひどい呼び名をいわれたら
肩をすくめることを覚えた。

皮膚を体と同じようにぶ厚くしないといけなかった。»
(本文より)

ハーレムに暮らす少女・シオマラは、信仰心厚い母親に「女の子は、いけません。いけません。いけません」と言われるたびに、「自分はなんてちっぽけなんだろう」って感じる。厳格な母親に猛反発していた彼女は、高校のポエトリー・スラム部で詩のパフォーマンスに出合い、自己表現の世界にどんどんのめり込んでいく。

«わたしの詩は自分が誇れるものになっている。
言葉は今ではわたしの伝えたいことを伝えられている。
言葉は撚り合わさって大きな言葉になる。
言葉はいろんな人たちとのつながりを作る。
言葉はコミュニティを築く。
やっとわかった。»
(本文より)

あふれる思いをノートに書き続けていくうちに、シオマラの中の何かが変わりはじめる。

«この本は、シオマラがノートにつづった詩を中心に、親友とのヒソヒソ話や宿題の下書きや提出原稿などが時系列に載っています。宿題のほか、詩にも日付がついているものがあり、丸ごと一冊がシオマラの日記になっているといっていいでしょう。
詩は、自分、家族、友情、信仰、恋などについて、シオマラが感じたことを言葉にしたものです。それは、ときには俳句になったり、ノートを縦・横・斜めに自由に動いたり、詩対詩の戦い(バトル)になったりします。形式の変化が心の動きと重なって、物語は穏やかに、あるいは激しく変化を続け、読者をラストまで放さずつれていってくれます。»
(本書「訳者あとがき」より)

すべての闘う少女に贈る超パワフルなYA誕生!

〈目次〉
第一部 はじめに言葉があった
第二部 そして言葉は肉体になった
第三部 荒野で叫ぶ者の声


[表: https://prtimes.jp/data/corp/13640/table/1028_1.jpg ]



【著者プロフィール】
作 エリザベス・アセヴェド
詩人、作家。ニューヨーク市出身。両親はドミニカ共和国からの移民。ジョージ・ワシントン大学パフォーミング・アーツ・コースの文学士号とメリーランド大学クリエイティブ・ライティング・コースの創作学修士を取得している。ポエトリー・スラム(詩のパフォーマンスを競う大会)の全米大会優勝者。現在、ワシントンDCで夫と共に暮らしている。本書『詩人になりたいわたしX』は作者にとって2冊目の出版にあたり、2018年全米図書賞(児童書部門)、ボストングローブ・ホーンブック賞(フィクション部門)、2019年マイケル・L・プリンツ賞、2019年カーネギー賞を受賞、2019年ゴールデン・カイト賞ヤングアダルト・フィクション部門オナーに選ばれるなど、多数の賞を獲得した。

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