東京藝大の講義がそのまま1冊になった、ディープなのに分かりやすい『東京藝大で教わる西洋美術見かた』3刷重版決定!!
PR TIMES / 2021年4月6日 10時45分
世界文化社は、東京藝術大学准教授・佐藤直樹氏の授業「西洋美術史概説」全15回の講義を1冊の本にまとめた『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』(2021年1月27日発売)の3刷重版を決定しました。
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■ 発売1ヵ月半で3刷重版決定!美術概説書では、異例のスピード
東京藝大の授業が1冊の本になった『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』。著者の東京藝術大学准教授・佐藤直樹氏は、「バランスよく作品を知るより、個々の作品に対する具体的なアプローチを学んだほうが、実は美術鑑賞のコツを得るには手っ取り早い」と語ります。藝大で開講する佐藤准教授の授業「西洋美術史概説」を全15回の講義形式で構成。正に「藝大で学ぶ美術史」そのものです。
美術初心者からツウまでを唸らす、ディープで分かりやすい解説。
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● ブリューゲル《十字架を担うキリスト》に描かれた大地はキリストの肌?
ウィーンの美術史家カタリーナ・カハーネは、ゼードルマイアの「シミ」理論を利用して、本作品の構造を分析し、新しい解釈を提案しました。あちこちに見える赤い染みだらけの大地が、イエスの肌、つまりこれから磔にされて槍で突かれるイエスの肌を象徴しているというのです。この大地がイエスの肌であることは、イエスが倒れ込み、手で大地を触っていることからも示唆されています。(本文抜粋)
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● 百年前の「ファンシー・ドレス」を着た肖像画の謎とは?
ゲインズバラの代表作の一つ《ブルー・ボーイ》を見てみましょう。この人物画でひときわ我々の目を引くのは、本作の呼び名にもなっている青い衣装に他なりません。実はこの衣装は、仮面舞踏会用の衣装でした。「ファンシー・ドレス」と呼ばれた衣装は、当時の流行とはかけ離れたもので、一世紀前のヴァン・ダイクの肖像画に見られるものなのです。(本文抜粋)
西洋美術は、繋がっている!自分なりに美術を考えてみてほしい
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※東京藝術大学の2021年後期「西洋美術史概説III」授業より、『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』が教科書になることが決定しました!
● 西洋美術史上の傑作《ヘント祭壇画》に隠された画期的な発明とは?
● デューラー《メレンコリアI》の「染み」が問いかける謎とは?
● レオナルド「ドーリアの板絵」に隠された「髑髏」は何を意味する?
● カラヴァッジョ《聖マタイのお召し》で、マタイはどの人物か?
● アングルも作品制作に使っていた光学機器、カメラ・ルチダとは?
● 名作《オフィーリア》の作者ミレイが描く少女像に隠された秘密とは?
● 誰もいない室内画を描いたハマスホイと現代人がもつ不安感とは?
答えは、書籍の中に...。
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<刊行概要>
『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』
■著者:佐藤直樹
■発売日:2021年1月27日
■定価:1,760円(税込)
■発行:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/441820220X/sekaibunkacom-22
※一部書店により発売日が異なります。
<目次>
はじめに
第1回 序章 古典古代と中世の西洋美術
第2回 ジョット ルネサンスの最初の光
第3回 初期ネーデルラント絵画1. ロベルト・カンピンの再発見
第4回 初期ネーデルラント絵画2. フェン・エイク兄弟とその後継者たち
第5回 ラファエッロ 苦労知らずの美貌の画家
第6回 デューラー ドイツ・ルネサンスの巨匠
第7回 レオナルド イタリアとドイツで同時に起きていた「美術革命」
第8回 カラバッジョ バロックを切り開いた天才画家の「リアル」
第9回 ピーテル・ブリューゲル(父) 中世的な世界観と「新しい風景画」
第10回 ゲインズバラとレノルズ 英国で花開いた「ファンシー・ピクチャー」
第11回 19世紀のローマ1. 「ナザレ派」が巻き起こした新しい風
第12回 19世紀のローマ2. アングルとその仲間たち
第13回 ミレイとラファエル前派 「カワイイ」英国文化のルーツ
第14回 シャルフベックとハマスホイ 北欧美術の「不安な絵画」
第15回 ヴァン・デ・ヴェルデ バウハウス前夜のモダニズム
あとがき
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