『住宅購入・建築検討者』調査 (2020年)
PR TIMES / 2021年6月3日 15時45分
コロナ禍前より広さ、収納、設備、庭、遮音性を求めるニーズ増が明らかに 中古物件の検討者増加。注文住宅検討者も新築戸建を並行検討。
[画像1: https://prtimes.jp/i/11414/1110/resize/d11414-1110-598774-0.jpg ]
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村吉弘)の住まい領域の調査研究機関であるSUUMOリサーチセンターは、このたび「『住宅購入・建築検討者』調査」を行いました。この調査は、住宅の購入・建築を検討している人を対象に、検討する物件の種別、検討に当たって重視する条件などを把握することを目的とした調査です。2020年12月に実施した調査結果の一部を抜粋してご報告申し上げます。
■前年との経年変化の観点(2019年調査との比較の観点)
・新居で解決したい元の住まいの課題は、「収納が狭い」「住戸の設備がよくない」「庭がない」「内装や間取り、設備を変更できない」が2019年と比較して増加。また全体の4位に「遮音性が低い/騒音が気になる」がランクイン。
・住宅検討種別の意向について、「どちらでもよい」が減少し、「ぜったい一戸建て」が3ポイント、「ぜったい集合住宅」も2ポイント増加している。
・全体では、広さ重視47%/駅距離重視38%と、広さ重視が多く、2019年よりも、広さ重視が4ポイント増加している。
・購入検討状況をみると、「初めての購入、建築」が66%。「買い替え」が22%。首都圏や関西、札幌市は「買い替え」が多く、広島市では「買い増し」がやや多い。
・2019年と比較して、「中古一戸建て」「中古マンション」の検討者がやや増加している。また、「注文住宅」メイン検討者において、「新築一戸建て」「中古一戸建て」との並行検討者が増加している。
■コロナ禍影響の定点調査の観点(5月調査・9月調査との比較)
・検討行動は、「モデルルームや不動産店舗、実物物件などを見に行くことをやめた」が5月から徐々に減少している。
・検討意欲は「抑制」が昨年5月比較で大きく減少、9月比較では微減。「促進」は5月比較で増加、9月比較では6ポイント減少している。
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による住宅に求める条件の変化は、「日当たり」「部屋数」「広いリビング」といった住まいの快適性や広さや「換気性能」「省エネ性」「遮音性」といった性能面が上位に挙がっている。
SUUMO編集長 池本 洋一の解説
経年で調査している「住宅購入・建築検討者調査」ですが、2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響がにじみ出る結果となりました。仕事や余暇での自宅の滞在時間が伸びたことにより、自宅への間取りや機能への不満が顕在化。コロナ禍以前より広さ、収納、設備、庭、遮音性を求めるニーズが高まったことが調査結果に表れています。
また今の住まいの不満をイチ早く解消をしたいという消費者心理を背景に、即入居しやすい中古物件の検討者が増加。注文住宅の検討者においてもより早く安価に住み替え可能な新築分譲一戸建てとの並行検討者が増えました。
購入・建築の意欲へのコロナ禍影響は、調査実施時の12月時点では「影響なし」との回答が多い結果になりました。しかし、年明け以降、住み替え市場は継続的に活況を呈しており、人気エリアでは問い合わせが多いが紹介できる物件がない状況も生まれています。コロナ禍も1年が経過し、企業側も人事制度を改定し、在宅ワークの定着が見込まれる中、今後も住み替え意向の高まりは続くのではと見ています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11414/1110/resize/d11414-1110-550342-1.png ]
SUUMO編集長
池本 洋一
調査概要
調査目的
住宅の購入・建築、リフォーム検討意向者の意識と行動を把握する
調査対象
2020年12月調査は、下記条件を満たすマクロミルモニタの20歳~69歳の男女を対象に調査を実施した
【スクリーニング調査】
20歳~69歳の男女
【本調査】過去1年以内に住宅の購入・建築、リフォームについて「具体的に物件を検索した。もしくは建築・リフォーム会社の情報収集をした、している」「資料請求をした」「モデルルームや住宅展示場、モデルハウスを見学した」「不動産会社、建築、リフォーム会社を訪問した」 「購入する物件や、建築・リフォームの依頼先と契約した」のいずれかの行動をしており、検討に関与している
【本調査集計対象】
・首都圏(東京都/千葉県/埼玉県/神奈川県)・関西(大阪府/京都府/奈良県/兵庫県/和歌山県/滋賀県)
・東海(愛知県/岐阜県/三重県)・札幌市・仙台市・広島市・福岡市在住の20-69歳男女
調査方法
インターネットによるアンケート調査
調査時期・回答数
スクリーニング調査
2020年12月11日(金)~12月21日(月) 有効回答数:59,600
本調査
2020年12月11日(金)~12月21日(月) 有効回答数:2,618(集計対象:1,688サンプル)
調査機関
株式会社マクロミル
▼詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20210603_housing_01.pdf
▼リクルートについて
https://www.recruit.co.jp/
▼本件に関するお問い合わせ先
https://www.recruit.co.jp/support/form/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
不動産営業マンは「住まい選びのパートナー」ではない…後悔しない〈マイホーム購入〉のために、必ず知っておきたい“悪徳営業マン”の見分け方
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月20日 11時45分
-
「築40年の実家」は今すぐリフォーム申請すべき…来年の住宅業界を襲う「耐震補強工事もできない」大波乱とは
プレジデントオンライン / 2024年9月15日 10時15分
-
ここ20年「所得は伸びず」なのに、「住宅価格はうなぎのぼり」の“ナゼ”…その理由は
Finasee / 2024年9月12日 12時0分
-
【住み替えしたい理由ランキング】424人アンケート調査
PR TIMES / 2024年8月30日 11時15分
-
【単身女性の不動産購入に関する調査】単身女性の約半数が不動産購入を検討!うち7割以上が結婚に関わらず欲しいと回答 さらに、約半数が中古マンションのリノベーションを視野に!
PR TIMES / 2024年8月27日 11時0分
ランキング
-
1「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
2福井のブランド米「いちほまれ」の新米、昨年より価格6割高で店頭に…生産量は2000トン増の見通し
読売新聞 / 2024年9月22日 8時43分
-
3「無料のモノはもらわない」お金のマイルール 日々を健やかに過ごす「失敗を許容するお金」
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 9時0分
-
4「三菱商事、伊藤忠、ゴールドマン・サックス」がずらり…偏差値55なのに就職実績"最強"の「地方マイナー大学」の秘密
プレジデントオンライン / 2024年9月22日 10時15分
-
5「チープカシオ」なぜ人気? 安価だけではない、若者に支持される理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 7時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください