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石井ふく子さん「今まで本当にありがとう。またね!」脚本家・橋田壽賀子さんとの日々を綴った『家族のようなあなたへー 橋田壽賀子さんと歩んだ60年』発売

PR TIMES / 2021年8月27日 10時45分

世界文化社は、日本を代表する名プロデューサー・石井ふく子さんが、盟友の脚本家・橋田壽賀子さんとの日々を綴った書籍『家族のようなあたなへー 橋田壽賀子さんと歩んだ60年』を8月27日(金)に発売しました。



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2021年4月4日、脚本家の橋田壽賀子さんが95歳で他界しました。その橋田さんと最も親交が深く、最も長く仕事をともにしてきた名プロデューサー・石井ふく子さんは、いまだに橋田さんの死を、受け入れたくない自分がいると語ります。友だちをはるかに超え、世に多くのドラマ作品を生み出してきた60年、お二人がドラマを通して描きたかったものとは? 橋田さんの死後、初めて想いを綴った1冊です。



出会いから、二人三脚で生み出してきた数々のエピソード、お二人の約束、そして別れまで


[画像2: https://prtimes.jp/i/9728/1159/resize/d9728-1159-f6e8668a783bfb3ea20b-1.jpg ]

■「今まで本当にありがとう。またね!」
「ホームドラマを作りたい」「家族そして人間を描きたい」30代半ばで出会った私たちの志は図らずも一致していました。けれども、相手が何を考えているかなんとなくわかるようになったのは、近年のことです。たくさん喧嘩して、ぶつかり合って……ようやくです。気がついたら、私たちのライフワークは60年、続いてきました。誰でも最初は知らぬ者同士。伝えなければよりよい人間関係はできません。私たちは率直すぎたぐらいかもしれませんが、その分、わかり合うことができるようになりました。私と橋田さんが歩んできた道を通して、何か伝わればこれに勝る幸せはありません。「今まで本当にありがとう。またね!」

(『家族のようなあなたへー 橋田壽賀子さんと歩んだ60年』あとがき より)

■あんたは妹なんだから、姉の言うことは聞くもんだ
あれは......橋田さんが亡くなるひと月前のことです。(中略)「あんたは私より一つ下。私はあんたの一つ上なんだよ」唐突にそう言いました。年齢のことを言い出したのです。「そんなのわかってるわよ」言い返す私に、「あんたよか、お姉さんだよ。だから、姉の言うことは聞くもんだ。あんたは妹なんだから」(中略)そんなことを言われたのは、その時が初めてで最後でした。お互い大人ですから、相手のことを思い遣ってはいても、なかなか口幅ったいことは言えないものです。橋田さんの「あんたは妹」というひと言は、彼女が私のことを家族のように思っていたことを、私に伝えたい、わかっていてほしい、という「遺言」のようなものかもしれません。

(『家族のようなあなたへー 橋田壽賀子さんと歩んだ60年』プロローグ  私を「妹」と呼んだあの時 より)



著者/石井ふく子 (プロデューサー・演出家)


1926(大正15)年9 月1 日、東京下谷生まれ。新派の名優・伊志井寛と小唄の師匠だった母のもとに生まれる。日本電建時代に、当時のラジオ東京(現・TBSホールディングス)に番組提供していた『人情夜話』の担当となったことが、プロデューサー人生へのきっかけとなった。1958年に放送された東芝日曜劇場『橋づくし』(三島由紀夫原作)がプロデューサーとしての初仕事。橋田壽賀子さんと初めてコンビを組んだ作品は、1964年の『袋を渡せば』。続く『愛と死を見つめて』は東芝日曜劇場で初めての「前・後編」の仕立てで放送され、空前の大ヒットとなった。60年にも及ぶ長い二人三脚の中で、『心』『女たちの忠臣蔵 いのち燃ゆる時』『おんなの家』『源氏物語』など数々の名作ドラマを世に送り出してきた。『渡る世間は鬼ばかり』は、1990( 平成2 )年の放送開始から2019(令和元)年まで、未曽有の長寿番組となった。


[画像3: https://prtimes.jp/i/9728/1159/resize/d9728-1159-7d690c2c912eb4ba6785-0.jpg ]



[画像4: https://prtimes.jp/i/9728/1159/resize/d9728-1159-c38a1d8a2b761288046d-3.png ]


<刊行概要>
『家族のようなあなたへー 橋田壽賀子さんと歩んだ60年』
■著者:石井ふく子
■発売日:2021年8月27日(金)
■定価:1,485 円(税込)
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418215050/

■ 目次
プロローグ 私を「妹」と呼んだあの時
第1章 私たちを結びつけたもの
第2章 喜びと悲しみと
第3章 「渡る世間」と私たち
エピローグ 幻のラストシーン
あとがき

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