ファンケルが視覚障がい者向けのメイクセミナーを宮城県仙台市「障害者地域活動センターきりん」と共催
PR TIMES / 2024年6月2日 1時15分
自分自身でいつでもメイクができるよう、手や指を使って仕上げる方法をマスター
株式会社ファンケルは、5月24日(金)に宮城県仙台市にある視覚に障がいがある方の支援を行っている「障害者地域活動推進センターきりん」と合同で、メイクセミナーを開催しました。当日は7人にご参加いただき、自身の手や指でメイクを仕上げる方法に「久しぶりにメイクができてうれしい」「楽しかった」「この方法だと家でも自分でできる」という感想が聞かれるなど、大変好評の中で終了しました。
仙台市での視覚障がいの方を対象としたメイクセミナーは、今回で5日目の開催となります。
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セミナーは、メイクをする準備としてスキンケアから行いました。化粧液や乳液の付け方は、手を使ってていねいに、肌へしっかりなじませることが大切であると説明し、それによって肌の感触に差が出ることを実感いただきました。
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また、スキンケアのアイテムは同じ大きさや形の容器が多く、触っただけでは区別しにくいことから、使用アイテムがしっかり区別できるように当社独自のサービス「タッチマークシール」を紹介。実際に社内の視覚に障がいを持った従業員と一緒に開発をしたことや、点字ではなく、マークで区別できるので、誰でも簡単に区別できることを説明しました。
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次いで、自身の手や指によるメイク方法を紹介。ベースメイクは1品で手軽に美しく仕上げることができるBBクリームを、塗り方のポイントを伝えながら、自身で付けていきました。ポイントメイクも、筆やチップを使用せず、自身の指で塗布する方法を紹介すると、「これなら自分でできるかも」という声が上がりました。最初は少し戸惑いながらも、自宅でも簡単に自分でできる方法が見つけられたと、喜んでいただけました。
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最後は、参加者の皆さんで、楽しくできたことやサポートメンバーの方からの褒め言葉に、笑顔があふれる終了となりました。
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当社では、これからも障がいのある方の活躍を応援し、誰もがイキイキと輝ける社会を目指してまいります。
【当社の視覚に障がいがある方への取り組みについて】
■視覚障がい者向けセミナーについて
当社は、社会活動の一環として1988年からメイクやスキンケアのセミナー活動をしています。2013年からは、視覚に障がいのある方に寄り添った自立支援の一環として、「ファンケル 視覚障がい者向けセミナー」を全国で実施しています。視覚障がいと聞くと、生まれつきや全盲の方を想像することが多いですが、実は、中途視覚障がいの方が大半を占めています。視力が落ちる前は身だしなみに気を付けていた方も、見えなくなってから身だしなみを整えることを諦めてしまう方や、家にひきこもりがちになる方もいらっしゃいます。
外出して人に会うことや、おしゃれを楽しんでいただきたいという想いから、メイクサービスではなく、参加後にご自身でメイクできる内容にしています。半顔は当社の従業員講師がサポートしながら、半顔はご自身のみでの実習を通して、メイク技術を習得できるセミナーです。
■タッチマークシールの開発と提供
タッチマークシールとは、“容器が区別しにくい”などのご不便を感じていらっしゃる方に、指で触れて製品を識別していただける独自で開発した凹凸のあるシールです。
文字も大きく記載して見やすくし、ご自身で容器の識別がしやすい箇所に貼って使用いただきます。製品を購入いただいた際に、ご希望の方に差し上げています。本シールの開発には、視覚に障がいのある従業員も携わりました。
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■受賞履歴
内閣府が実施している令和元年度 バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰式(第18回/2019年12月)で、当社の「視覚障がいメイクセミナー」と「タッチマークシール」が「内閣府特命担当大臣 奨励賞」を受賞しました。
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