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東京メトロ・住友商事、英国地下鉄Elizabeth lineの運営事業を受注

PR TIMES / 2024年11月24日 23時40分

東京メトロとして初の海外での鉄道運営事業。英国の最新都市鉄道システムの成長と強化に貢献

 東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:山村明義、以下「東京メトロ」)と住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:上野真吾、以下「住友商事」)(あわせて以下「2社」)は、英国最大の路線を運営する鉄道事業者The Go-Ahead Group Limited(本社:英国 ニューカッスル、以下「Go-Ahead」)と共に英国ロンドン市交通局(注1)よりロンドン市における地下鉄Elizabeth line(エリザベス・ライン)の運営事業の受注内定通知を受領しました。



 今後3社で設立した事業会社GTS Rail Operations Limited(出資比率:Go-Ahead 65%、東京メトロ17.5%、住友商事 17.5%)が英国ロンドン市交通局との間で契約を締結し、現行の運営事業者からの移管を経て2025年5月より鉄道運営事業を開始します。契約期間は最長9.5年(7年プラス、オプション最長約2.5年)です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/20053/1224/resize/d20053-1224-d66e2d811e388117c9f0-0.jpg ]

 本事業は、2社が共同で海外鉄道事業の運営に取り組む初めての案件となります。また、東京メトロが海外鉄道路線の運営事業に参画する初の案件であると同時に、住友商事にとっても初の英国での鉄道運営事業への参画となり、日本企業の質の高い交通・輸送インフラ事業の海外展開を推進する案件です。

 エリザベス・ラインは故エリザベス女王在位70周年の年に開通することを記念してその名を冠した路線であり、ロンドン西部に位置するヒースロー空港とロンドン中心部を経て東部をつなぐ路線長117 km、41駅を有する地下鉄路線(下記参考資料参照)です。東西に分かれていた路線が、新規建設された区間によって接続され、総工費£18.9 billion(約3.8兆円)をかけて2022 年5 月に全線開通されました。開通式典に故エリザベス女王が出席するなど、ロンドンを代表する最も新しい地下鉄です。2023年は2.1億人以上が利用した英国内で最も乗客数が多い路線の1つであり、2030 年には年間利用者が2.5億人を超える見込みです。

 東京メトロは、東京都区部を中心に9路線195.0 km、180駅の地下鉄を運営する、鉄道を核とした都市・生活創造企業グループです。海外鉄道事業においては、2013年のベトナム・ハノイ市における都市鉄道会社の設立支援プロジェクトへの参加を契機に、海外技術コンサルティング事業(注2)に従事するとともに、海外鉄道研修事業(注3)の実施を通じて事業拡大に取り組んで参りました。
 現在、海外鉄道事業のさらなる発展を期してO&M(オペレーション&メンテナンス)事業への参画に積極的に取り組んでいるところです。2024年10月に東京証券取引所プライム市場への上場を果たした東京メトロの成長の牽引役の一つとして、今後さらにO&M事業をはじめとする海外鉄道事業の拡大による収益獲得を目指すとともに、利便性の高い都市鉄道システムの実現により、海外各都市の発展に貢献することを目指しています。

 住友商事は、世界65カ国・地域に拠点を持ち、グローバルに多角的な事業を展開する総合商社です。鉄道関連事業は1940年代に国内メーカーの鉄道車輪、車軸を海外に輸出する事業を開始したのち、東南アジア、米国、東アジアを中心とした鉄道部品の製造・販売事業や完成車両の輸出、鉄道建設工事(EPC)プロジェクトなどに展開を広げていき、2020年にはフィリピンで初めて鉄道O&M事業へ参画するなど、長い歴史と多様な実績を持つ事業です。
これまでの鉄道運営事業を通じて培った知見やネットワークを生かし、今後も鉄道事業者の海外展開をリードし、日本の優れた鉄道運営技術を世界に展開することを目指します。また、将来的には住友 商事が持つさまざまな事業と連携し、鉄道に付随する事業や周辺開発などにも展開を広げることで、地域のさらなる経済発展に寄与します。

 2社のパートナーであるGo-Aheadは、英国をはじめ世界5カ国で鉄道・バス運営事業を展開し、ロンドン市内のバス運営事業ではナンバー・ワンのシェアを誇ります。2社は、Go-Aheadとともに、東京メトロがおよそ100年にわたり培ってきた、安全性・定時性に優れた質の高い鉄道事業を実現するノウハウと、住友商事の豊富な海外鉄道関連案件の履行経験を生かし、エリザベス・ラインのオペレーション改善や増便に取り組み、ロンドン市ひいては英国の公共交通のさらなる発展に貢献します。

(注1)ロンドンの公共交通ネットワークの運営、主要道路の管理、そしてロンドン市長の交通政策および公約の
 遂行を所管する総合交通局。子会社の Rail for London Infrastructure Limited を通じ、ロンドン中心部におけ
 るエリザベス・ラインの鉄道インフラを所有・維持管理している。
(注2) 独立行政法人国際協力機構や現地政府等が発注する新線建設または既設線の調査・設計、人材育成支援、
 その他調査
(注3)海外の鉄道事業者を対象にしたアカデミー事業(オンライン講座「Tokyo Metro Academy」など)、
 研修コンサルティング事業(鉄道に関する研修など)

<参考資料>
【Go-Ahead概要】
  設立年 :1987年
  所在地 :英国 ニューカッスル
  株主  :Kinetic Group 51%、Globalvia 49%
  事業概要:英国をはじめとするヨーロッパ各国、シンガポール・オーストラリアで鉄道・バス運営事業を展開

【エリザベス・ライン概要】
  開業年 :部分開業2015年、全区間開業2022年
  路線長 :117 km(うち、地下区間42km)
  駅数  :41駅(うち、地下駅11駅)
  総工費 :£18.9 billion(約3.8兆円)
  所管組織:ロンドン市交通局
[画像2: https://prtimes.jp/i/20053/1224/resize/d20053-1224-269d1bec94e3806a2691-0.jpg ]


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