STM32マイコン向けのMicrosoft(R) Azure RTOS開発ツールを拡充
PR TIMES / 2022年4月27日 10時45分
エントリ・レベルから高性能マイコンまで対応する高品質のAzure RTOSミドルウェアをSTM32Cube開発ツールおよび拡張パッケージで提供
[画像: https://prtimes.jp/i/1337/1229/resize/d1337-1229-607e3a1a97405d8c08b1-0.jpg ]
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、STM32Cube開発エコシステムにおけるMicrosoft(R) Azure RTOS(リアルタイムOS)のサポートを拡充しました。これにより、汎用32bitマイクロコントローラ(マイコン)「STM32ファミリ」に含まれる高性能、メインストリーム、超低消費電力、およびワイヤレス・マイコンがAzure RTOSに新たに対応します。
今回の拡充では、メインストリームSTM32G0シリーズ、超低消費電力STM32L4 / STM32L4+ / STM32L5 / STM32U5シリーズ、高性能STM32G4 / STM32F4 / STM32F7 / STM32H7シリーズ、およびワイヤレス・マイコンSTM32WL / STM32WBシリーズ向けの専用ソフトウェア・パッケージが追加されました。これにより、700品種以上のArm(R) Cortex(R)-M搭載マイコン製品ラインアップにおいて、 Azure RTOSの機能、STM32Cube開発エコシステムの利便性、STM32ファミリの柔軟性を活用して最適な開発を行うことが可能になります。
STM32Cubeは、スタンドアロン・パッケージまたはアドオンのカスタム・コンポーネントとして、Azure RTOSを使用した開発の簡略化に貢献します。Azure RTOSスイートは、「STM32CubeIDE」統合開発環境、およびマイコンの初期化コード自動生成ツール「STM32CubeMX」でサポートされており、これらのツールを介してAzure RTOSのコンポーネントを直接設定することができます。開発期間の短縮に貢献する無償のサンプル・コードが追加されるとともに、STM32 Nucleoボード、Discoveryキット、および評価ボードで動作するデモ・プロジェクトも含まれています。サンプル・コードは、STのGitHubリポジトリからも入手可能です。
Azure RTOSスイートは、組込みシステム開発向けの包括的かつ一貫性のあるミドルウェアで構成されており、最小限のメモリ容量で動作するRTOS「ThreadX」、フォールトトレラントFATファイル・システム「FileX」、NANDおよびNOR Flashメモリのウェア・レベリング機能「LevelX」も含まれています。また、産業用TCP/IPスタック「NetX Duo」や、ホスト / デバイス双方をサポートするUSBスタック「USBX」も含まれています。
STM32Cube開発エコシステムにAzure RTOSを統合することで、高品質の組込みシステム開発を簡略化し、製品の堅牢化、電力効率の向上、高機能化、低コスト化に貢献します。また、STM32マイコンWiKiや、開発者向けオンライン・コミュニティのAzure RTOSトピックを含め、幅広い開発エコシステムのサポートを活用できるため、技術課題を短時間で解決することができます。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
( https://www.st.com/content/st_com/ja/ecosystems/stm32cube-ecosystem.html?icmp=tt25945_gl_pron_mar2022 )
( https://www.st.com/content/st_com/ja/campaigns/x-cube-azrtos-azure-rtos-stm32.html )
また、ブログ記事もご覧いただけます。
( https://blog.st.com/x-cube-azrtos/?icmp=tt25945_gl_pron_mar2022 )
STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約48,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な独立系総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、IoT・5G通信の普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラルの実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st.com )をご覧ください。
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