有機顔料の市場規模、2026年に67億米ドル到達予測
PR TIMES / 2021年10月19日 9時15分
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「有機顔料の世界市場 (~2026年):原料 (合成・天然)・タイプ (アゾ系・フタロシアニン系・HPP系)・用途 (印刷インキ・塗料&コーティング・プラスチック)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を10月15日より開始いたしました。
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有機顔料の市場規模は、2021年の55億米ドルから2026年には67億米ドルに達すると予測されています。また、用途別には、2021年は印刷インキ用途が金額ベースで36.4%のシェアを占め、CAGR 3.9%で成長し2026年には24億米ドルに達すると予測されています。一方、塗料・コーティング用途は、2021年の19億米ドルからCAGR4.5%と高い成長を見せ、2026年には24億米ドルに達すると予測されています
COVID-19が有機顔料市場に与える影響
COVID-19パンデミックによる塗料・コーティング用途への影響は多大であり、自動車用塗料や建築用塗料を中心に被害が及びました。一方、パッケージ・印刷インキ用途への影響は少なく、食品パッケージなど必需品関連でもあるため、早期に回復すると予想されます。また、サプライチェーンは、貿易関連要因、国境を越えたロックダウン、原材料価格の変動、原材料の調達に関する厳しい規制など、様々な要因によって影響を受けています。
牽引要因:印刷インキ業界での有機顔料の使用増加
有機顔料は、FFDCA、CFR(Code of Federal Regulations)、GRAS(Generally Recognized as Safe)などの食品包装用途での規制や法律により、印刷インキ用途で広く使用されています。印刷インキは、ジェットインキやUVインキに使用される有機顔料の光学濃度、耐擦過性、レオロジーやフローの特性を利用しています。新聞・定期刊行物用途の印刷インキ市場は、デジタル化の影響で成長が鈍化していますが、パッケージ用途の印刷インキの需要は堅調に伸びています。
抑制要因:原材料に対する環境に配慮した規制の高まり
有機顔料の製造に必要な主な化学物質は、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン、エチレンなどです。これらの化学物質は、人体に悪影響を及ぼすため、産業界での使用に大きな規制や制限が課せられています。これらの化学物質に継続的にさらされると、眠気、ふらつき、不整脈、失神、時には死に至ることもあります。REACHは、欧州地域における化学物質の使用状況を監視する規制機関です。また、有機顔料のもう一つの問題点は、これらの原料が主にAPAC(アジア太平洋)地域、特に中国で製造されているため、世界的な供給において単一地域への依存度が高まっていることです。
地域別ではAPACが最大シェアを占める
有機顔料の製造・供給において、APACは最大市場となっており、数量ベースでは、2020年の市場の40.7%のシェアを占め、欧州が24.1%でこれに続きます。APACでは、有機顔料の需要の高まりと、環境に配慮した製品に向けての規制が市場の成長につながっています。有機顔料メーカーは、繊維、プラスチック、建設などの産業が新興している地域であることから、APAC地域をターゲットにしています。また、生産コストが安く、現地で対応できることから、各メーカーは生産拠点をAPACにシフトしています。この地域の主要な有機顔料市場は、中国、日本、インド、韓国などの国々です。中国は、APACにおける有機顔料の主要な生産国であり、消費国でもあります。
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