創立128年、新潮社が誇る異能の校閲集団のお仕事秘話から漫画が誕生!数々の実話をベースに“本の裏方”の変態的情熱を描くお仕事コミック『くらべて、けみして 校閲部の九重さん』本日発売!
PR TIMES / 2023年12月20日 14時45分
新潮社校閲部全面協力のもと、『カメラはじめます!』等の代表作がある漫画家・こいしゆうかが描く実話&秘話満載のお仕事コミック『くらべて、けみして 校閲部の九重さん』が本日、新潮社より刊行されました。
刊行に先立ち、本作への推薦コメントが続々と届いています。
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■推薦コメント
三浦しをん(作家)
「校閲者は妖精だ。鋭く的確な指摘で作品の精度を上げてくれる頼もしき存在だが、私は姿をお見かけしたことはない。本書は、謎に満ちた妖精の生態、苦悩と喜び、お仕事の内実にぐいぐい迫った、読書好き必携の楽しい一冊である。校閲さん、いつも本当にありがとうございます!」
石井光太(ノンフィクション作家)
「言葉を紡ぐということが、どれだけの努力と誠意を必要とするものか。今の時代にこそ読まれてほしい」
飯間浩明(国語辞典編纂者)
「主人公にことばの感度を試される。私にとって、実に勉強になる漫画です」
宗岡敦子(紀伊國屋書店福岡本店 文芸書担当)
「初めて知る校閲の世界が、本当に興味深く、無我夢中の一気読みでした!「くらべてけみして」というお言葉が、とても素敵で深く心に残り、何度も言葉に出してみたくなります。1冊1冊を丁寧に校閲し、作家のみなさまの想いと作品をきちんと読者に届ける、みなさまの真剣で温かなお心に胸が熱くなりました。本に関する新しい世界が広がるような、素晴らしい作品です」
何十名もの現役校閲部員や鬼才・奇才のレジェンドOBたち、さらに数々の名編集者らから聞き出した実話がベースになっているのが本作の特徴。実在の著者とのゲラのやり取り、悪筆過ぎる直筆原稿の解読、辞書よりも大事な校閲者の心得、誤植の怖さ、パタパタという謎めいた作業の意味等々、文芸校閲者のリアルな日常が主人公の九重さんを通して描かれます。
「あっ!! 折口信夫がよくこの「訣らない」を使ってたような」(第2話)
「ぼくら校閲と作者は――ゲラで戦うんだから」(第4話)
「宮部みゆきさんや重松清さんのように 完成度の高い見事な原稿を書く著者の作品ならなおさら……」(第8話)
文芸版元としてまもなく創立128年を迎える新潮社の歴史は「校正」から始まりました。長い歴史の中で幾多の文豪、名だたる小説家・文筆家らとのやり取りを経てきた新潮社校閲部は、トップクラスの校閲集団として出版業界では知られています。変態的ともいえる才能を持った校閲者たちから門外不出の校閲技術と唯一無二の経験、そして本作りにおける秘話を著者・こいしゆうかが聞き出して生まれた、“本の裏方”の世界を描く作品です。
■書籍内容紹介
文芸界震撼!至宝の校閲秘話から生まれた変態的情熱溢れるお仕事コミック!
普段ほめられることはなく、陽の当たることのない縁の下の力持ち――それが校閲。ひとつの言葉、ひとつの表現にこだわる日本語のプロとして本作りに欠かせない校閲者たちは、個性豊かな文芸作品とどう向き合っているのか? 歴史ある文芸版元だからこそ知り得た作家とのエピソードや秘蔵の校閲あるあるを楽しめる、校閲者の日常物語。
【試し読みはこちら!】
https://www.bookbang.jp/comic/kuju
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■著者紹介:こいしゆうか
イラストレーター、漫画家、キャンプコーディネーター。
代表作に『カメラはじめます!』、『私でもスパイスカレー作れました!』等。
「女子キャンプ」の提唱者、パイオニアでもあり、『ゆるっと始める キャンプ読本』を始め、キャンプ本の著書も多数。
■書籍データ
【タイトル】くらべて、けみして 校閲部の九重さん
【著者名】こいしゆうか 協力/新潮社校閲部
【発売日】2023年12月20日
【造本】A5判ソフトカバー(144p)
【定価】1,265円(税込)
【ISBN】978-4-10-355391-5
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/355391/
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