STマイクロエレクトロニクス、長距離IoT通信を簡略化するLoRaWAN対応Sub-GHz STM32 SiPモジュールを発表
PR TIMES / 2024年1月22日 17時45分
LoRaWAN(R)およびSigfoxネットワーク接続の認証取得済みで、遠隔メータ計測、スマート・センシング、スマート・インフラ市場をターゲットにしたモジュール
[画像: https://prtimes.jp/i/1337/1351/resize/d1337-1351-795274ff8d422a33370e-0.jpg ]
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、デュアルコアのSTM32WL55JC*ワイヤレスSoC(システム・オン・チップ)をベースとしたプログラム可能な長距離・低消費電力IoT向けSiP(システム・イン・パッケージ)モジュール「STM32WL5MOC」を発表しました。同製品は、LPWANワイヤレス通信の簡略化、高速化、および高効率化を実現するとともに、遠隔メータ、モニタリング、およびスマート・センシング機器の部品コスト削減と開発期間短縮に貢献します。
STM32WL5MOCは、LGA92パッケージ(10 x 10mm)で提供され、SoC、TCXO、バラン、フィルタ、マッチング回路、送受信スイッチなど、システム動作に必要な受動部品が集積されています。これらの部品をモジュールに集積することで、RF設計の期間短縮や、小型化、回路レイアウトの簡略化に貢献し、経験豊富なエンジニアによる複雑なRF設計におけるコスト削減や、認証にかかる時間の削減が可能です。
同製品は、低消費電力できわめて長距離のデータ通信を実現し、システム・バッテリの寿命を10年以上に延長します。864MHz~928MHzの周波数帯で動作するため、世界各地においてライセンス・フリーで使用可能です。また、LoRaWANおよびSigfoxネットワーク接続の認証を取得済みです。このオープンなワイヤレス・サブシステムにより、LoRa(R)変調、(G)FSK、(G)MSK、BPSKなどさまざまな変調方式をサポートしており、標準プロトコルや独自プロトコル(wM-Bus、Wi-Sun、Miotyなど)との互換性も有しています。RF出力パワーは、米国やアジア地域で許可されている最大22dBm、またはヨーロッパなどの規格に準拠する15dBmから選択できます。
STM32WL55 SoCのデュアルコア・アーキテクチャと、内蔵のFlashメモリ(256KB)およびRAM(64KB)を活用することで、ユーザのアプリケーションに優れたリアルタイム性能を提供します。STM32WL55に搭載された、DSP拡張命令を持つArm(R) Cortex(R)-M4コアおよびCortex-M0+は、いずれもセキュリティ強化に向けたメモリ保護を実行します。Cortex-M0+は、鍵管理やセキュア・ファームウェア・インストール / アップデート、セキュアなSub-GHz MACレイヤといったセキュアなサービスも備えています。また、オプションでセキュア・エレメント「STSAFE-A110」を搭載した製品も提供されており、データのエンド・ツー・エンドのセキュリティおよび、ネットワーク・セキュリティのさらなる強化に貢献します。
STM32WL5MOCは、STM32Cube開発エコシステムに完全に統合されており、マイコンの初期化コード自動生成ツール「STM32CubeMX」にも対応しています。また、STM32WL5MOCを搭載したワイヤレス試作開発ボード「B-WL5M-SUBG1」も入手可能で、評価およびソフトウェア統合の簡略化に貢献します。このボードには、調整済みのアンテナが付属しており、すぐに使用することができます。
STM32WL5MOCH6TRモジュールは現在量産中で、10,000個以上購入時の単価は約9.09ドルです。さらなる大量購入時の単価については、STのセールス・オフィスまたは販売代理店までお問い合わせください。試作開発ボード「B-WL5M-SUBG1」の単価は、約52.50ドルです。
* STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ & デジタル製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8240
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
STマイクロエレクトロニクス、産業機器向けに広い動作温度範囲を備えたシングルゾーンのダイレクトToF測距センサを発表
PR TIMES / 2024年7月18日 18時45分
-
STマイクロエレクトロニクス、あらゆるシーンで高度なカメラ性能を実現するイメージ・センサ「ST BrightSense」および開発エコシステムを発表
PR TIMES / 2024年7月10日 17時45分
-
STマイクロエレクトロニクス、組み込みAI対応製品の開発を加速させるソフトウェア & ツール統合セット「ST Edge AI Suite」の提供を開始
PR TIMES / 2024年7月4日 18時15分
-
STマイクロエレクトロニクス、大規模なIoT機器管理を進化させる新規格に対応した組込みSIMを発表
PR TIMES / 2024年6月26日 18時15分
-
STマイクロエレクトロニクス、信頼性の高い電子IDと電子政府アプリを実現するスマートカード・プラットフォーム「STeID Java Card(TM)」を発表
PR TIMES / 2024年6月19日 18時45分
ランキング
-
1セルフレジで客が減る? 欧米で「セルフレジ撤去」の動き、日本はどう捉えるべきか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月18日 8時10分
-
2電話番号案内「104」終了へ…NTT東・西、スマホ普及で需要落ち込む
読売新聞 / 2024年7月18日 22時18分
-
3電話番号案内104終了へ NTT東西、利用者激減で
共同通信 / 2024年7月18日 21時35分
-
4申請を忘れると年金200万円の損…荻原博子「もらえるものはとことんもらう」ための賢者の知恵
プレジデントオンライン / 2024年7月17日 8時15分
-
5TBS退職→Netflixと5年契約「50代P」選んだ道 「不適切にもほどがある」「俺の家の話」手掛けた
東洋経済オンライン / 2024年7月18日 12時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)