STマイクロエレクトロニクス、高分解能・小型・低消費電力のグローバル・シャッター機能搭載イメージ・センサを発表
PR TIMES / 2024年2月6日 18時45分
AR / VR、産業 / コンスーマ向けロボット、ドローン、バーコード、生体認証 / ジェスチャ認識、組込みビジョン / シーン認識など、幅広いアプリケーションに最適
[画像: https://prtimes.jp/i/1337/1358/resize/d1337-1358-5fd65d9927a53b467523-0.jpg ]
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、スマート・コンピュータ・ビジョンの性能向上に貢献する最新のグローバル・シャッター機能搭載イメージ・センサ「VD55G1」を発表しました。同製品は、グローバル・シャッター機能(※1)により、被写体が動いている場合や近赤外照明下において、歪みのない画像の撮影が可能です。
STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 イメージング・サブグループ ジェネラル・マネージャであるAlexandre Balmefrezolは、次のようにコメントしています。「STの新しいグローバル・シャッター機能搭載イメージ・センサは、超小型ダイで優れた解像度を実現しているため、スマート・グラスやAR / VRヘッドセット、コンスーマ向けロボットや産業用ロボット、スマート・ホーム機器などに最適です。幅広いアプリケーションに対し、適正なコストで高性能、小型、超低消費電力を提供します。」
VD55G1は、小型(2.7 x 2.2mm)で、800 x 700ピクセルの解像度を備えています。低消費電力のため、バッテリの小型化に貢献するとともに、優れたイメージング性能によって、高コントラストできわめて鮮明な画像を得ることができます。また、画素イベント発生画像をストリーミングできるため、アイ・トラッキングや動作検出といったユース・ケースに最適です。
VD55G1には、原画の背景除去といった革新的な新機能も搭載されており、ホスト・プロセッサによる後処理の負荷軽減が可能です。また、1mWの常時オン自律モードは、ホストがオフのときにも認識機能を継続できるため、消費電力の削減に貢献します。このモードは、動作や被写体の変化を検出するとシステムをウェイクアップします。
VD55G1は現在サンプル出荷中で、2024年3月に量産が開始される予定です。
また、STのパートナー企業から、VD55G1を搭載したパッケージやモジュールが様々なユース・ケースおよび市場向けに提供されます。
詳細については、ウェブサイト( http://www.st.com/ja/imaging-and-photonics-solutions/vd55g1.html )をご覧ください。
技術情報
STのセンサ製品ポートフォリオを拡充するグローバル・シャッター機能搭載イメージ・センサ「VD55G1」は、ST独自の先進的なプロセス技術により、最小クラスのピクセル・サイズ(2.16µm)で高感度および低クロストークを実現しています。革新的なシリコン・プロセス技術とピクセル構造により、上部のセンサ・ダイの画素アレイ面積を小さくすると同時に、下部ダイのデジタル処理機能と性能を最大化しています。
STの先進的なピクセル技術では、DTI(Deep Trench Isolation)構造を採用しており、寄生素子による光感度(PLS)を低く押さえ、量子効率(QE)を高め、さらにノイズを下げたアーキテクチャを組み合わせることで最適な性能を実現します。
同製品は、10倍の通信速度を実現するI3Cインタフェースを内蔵するとともに、複数の自動露出モード、高フレーム・レート動作、柔軟性に優れた色調マッピング、複数のコンテキスト・スイッチなど、さまざまな機能を搭載しています。
(※1)センサの画素アレイをラインごとに露出するローリング・シャッター技術と異なり、グローバル・シャッター技術では画素アレイの全体を同時に露出します。このアプローチは、被写体が高速で動作するアプリケーションに適しています。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8250
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
4年ぶりに新作登場!AF、動画性能など全面的に進化した「EOS R5 Mark II」
&GP / 2024年7月23日 19時0分
-
性能マシマシなキヤノン待望フラッグシップミラーレス「EOS R1」と先代を凌駕するプロ・ハイアマチュア向け「EOS R5 Mark II」を発表!
乗りものニュース / 2024年7月19日 11時12分
-
STマイクロエレクトロニクス、産業機器向けに広い動作温度範囲を備えたシングルゾーンのダイレクトToF測距センサを発表
PR TIMES / 2024年7月18日 18時45分
-
プロの高い要求に応える「EOS Rシステム」初のフラッグシップ機“EOS R1”を発売 新開発のエンジンシステムにより高性能AF・高画質と高信頼性を両立
PR TIMES / 2024年7月18日 10時45分
-
STマイクロエレクトロニクス、あらゆるシーンで高度なカメラ性能を実現するイメージ・センサ「ST BrightSense」および開発エコシステムを発表
PR TIMES / 2024年7月10日 17時45分
ランキング
-
1〈最低賃金1054円に〉過去最大増なのにパート、アルバイトから大ブーイングのワケ「扶養控除ライン据え置きはオフサイドトラップ」「政治家の報酬だけは世界トップクラスだけど、賃金はオーストラリアの半分」
集英社オンライン / 2024年7月26日 18時56分
-
2土用丑のうなぎで嘔吐=京急百貨店
時事通信 / 2024年7月26日 19時32分
-
3赤字続きのミニストップ、逆転を狙う新業態は「コンビニキラー」? まいばすけっとに続けるか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月26日 6時15分
-
4「ジェネリックにしますか?」と薬局で聞かれましたが、「新薬」にしました。これって損ですか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月26日 8時40分
-
5タワマンで迷子、自分の部屋に帰れない…年金月25万円の69歳父が母と肩を寄せ合い暮らす「子供部屋」に唖然【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月26日 11時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)