次代を担う新進アーティストをサポート 平面絵画の可能性を探る「絹谷幸二芸術賞」創設
PR TIMES / 2023年2月10日 12時45分
絹谷幸二芸術賞実行委員会、産経新聞社、一般財団法人絹谷幸二美術財団は、優れた若手美術作家を顕彰する「絹谷幸二芸術賞」を創設します。日本を代表する洋画家で文化勲章受章者の絹谷幸二氏の「次代を担う新進アーティストをサポートしたい」という熱意のもと、美術界のさらなる発展に寄与する新たな才能の発掘を目指します。産経新聞社も創刊90周年の節目となる今年、設立の趣旨に賛同し記念事業の一つとして開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/22608/1371/resize/d22608-1371-f7b0c7ba8f462e8b3e9b-0.jpg ]
【絹谷幸二芸術賞】
洋画家で文化勲章受章の絹谷幸二氏が、若手美術作家を支援したいという思いから創設しました。40歳以下の美術作家を対象に、美術関係者からの推薦をもとに候補者を選出します。絹谷氏、島敦彦・国立国際美術館館長、建畠晢・多摩美術大学学長の3名で最終選考を実施し、大賞1名、奨励賞1名を決定します。題字は、絹谷氏の直筆です。
絹谷幸二氏メッセージ「絵を描く人はあらゆる仕事や出来事に目を配れるしなやかさを備えているものです。じっと観察し、イメージをふくらませ表現する職業、それを生かしたい。今どの分野でも追いつかない程、何か時代が回転している最中ですから、唯一そんな荒波の中、舟の切先にならないといけないなと思っています。伝統を守るというのも大切なんですけれども、それと同じように先駆けていくということが大切です。そういう意味では未来ある若い人に期待するしかない。微力ながら若手画家を応援したいと思っている訳なんです」
[画像2: https://prtimes.jp/i/22608/1371/resize/d22608-1371-91504c9f2ae9c48fcd03-1.jpg ]
絹谷幸二(きぬたに・こうじ)1943年奈良県生まれ。東京芸大大学院修了。イタリア留学中にアフレスコを学び、1974年に安井賞を受賞。色鮮やかでエネルギッシュな画風にはファンが多く、2021年には文化勲章を受章。日本芸術院会員。
【審査員コメント】
国立国際美術館館長 島敦彦氏
若手芸術家を顕彰する絹谷幸二芸術賞が、産経新聞社創刊90周年を機に新たに創設されると聞き、大変嬉しく、どのような新人が登場することになるのか期待が高まります。絹谷幸二氏は、かつて画家の登竜門であった安井賞を受賞したことが絵を描き続ける大きな励みになったと常々語っておられます。その経験から、次代を担う若手を支援したいという熱い思いを長年抱いてこられました。賞の対象は、平面とりわけ絵画となります。近年は、映像やインスタレーションなど美術の表現領域の拡大に目が奪われがちですが、古くて新しいメディアである絵画の可能性が汲みつくされたわけではありません。絹谷幸二芸術賞は、平面の新たな未来を開く仕事に焦点を当て、40歳以下のこれからが嘱望される若手の活躍を応援するものです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/22608/1371/resize/d22608-1371-78957b34c5691962ec09-2.jpg ]
島敦彦(しま・あつひこ)1956年富山県生まれ。富山県立近代美術館、国立国際美術館を経て、2015年4月愛知県美術館館長。2017年4月から2021年3月まで金沢21世紀美術館館長。2021年4月より現職。
多摩美術大学学長 建畠晢氏
デジタル技術がさまざまな視覚文化を覆い尽くしている時代にあって、かえって若い世代にはオーソッドッスな絵画、それも人体表現を中心とした具象絵画を制作する画家たちが増えてきているように思われます。あえて憶測するなら、長い歴史をもった絵画という形式、絵画ならではの制作のプロセスの奥の深さが、スマホで育ったにもかかわらず、いやそうであるがゆえにこそ、より根源的な創作意欲を誘うものとして捉え直されてきているということかもしません。絹谷幸二賞は40歳以下という、これからの画壇を担うであろう画家を顕彰することを目的としています。意欲に満ちた若者たちのチャレンジ精神が、従来には見られなかったような絵画の可能性を切り開く新鮮な息吹を私たちに伝えてくれることを期待しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/22608/1371/resize/d22608-1371-c1d79621e0fc9bf8b0cc-3.jpg ]
建畠晢(たてはた・あきら)1947年京都市生まれ。国立国際美術館館長、京都市立芸術大学学長を経て現職。埼玉県立近代美術館館長、草間彌生美術館館長などを兼任。ベネチアビエンナーレ日本コミッショナー、横浜トリエンナーレ、愛知トリエンナーレ芸術監督。
【開催要項】
タイトル:第1回 絹谷幸二芸術賞 平面絵画の可能性を探る ~次代を担う新進アーティスト発掘!
主催:絹谷幸二芸術賞実行委員会、産経新聞社、一般財団法人絹谷幸二美術財団
共催:チャーム・ケア・コーポレーション
協力:サクラクレパス
【選考方法】
絹谷幸二芸術賞実行委員会が選出した推薦者(全国の美術館学芸員、大学教授、美術関係者、ジャーナリストなど)に、それぞれ作家1名の推薦を依頼。その推薦された資料をもとに、第一次審査を実施。選出された数名程度の中から、審査員2名と絹谷氏による最終審査で、大賞および奨励賞の2名を選出する。第1回の受賞者は、今秋に発表予定。
【対象】
・40歳以下(2023年1月1日現在)
・国籍不問、ただし日本国内在住に限る
・具象傾向の平面絵画作品を発表していること
【賞】
・大賞(1名) 賞金100万円、副賞
・奨励賞(1名) 賞金50万円、副賞
【公式ホームページ】 https://kinutani-award.art/
◎令和5年1月30日付産経新聞に、絹谷幸二芸術賞創設の記事が掲載されました。
産経ニュース: https://www.sankei.com/article/20230130-4Y7IZPWH3JNW5NX45DFVF46S3E/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
震災30年の神戸で「大ゴッホ展」、「夜のカフェテラス」など名品続々 福島、東京に巡回
産経ニュース / 2024年7月23日 17時56分
-
仏映画『画家ボナール ピエールとマルト』、愛と謎に包まれた夫婦の生涯を捉えた予告編解禁 場面写真7点も到着
クランクイン! / 2024年7月11日 17時0分
-
積水ハウス、「エネルギー ~自然界の神々~ Energy -Gods of Nature-」【後期展】
共同通信PRワイヤー / 2024年7月4日 17時30分
-
積水ハウス、「エネルギー ~自然界の神々~ Energy -Gods of Nature-」【後期展】 「絹谷幸二 天空美術館」で7月5日より開催
Digital PR Platform / 2024年7月4日 17時30分
-
2024年3月、72歳で逝去した彫刻家・舟越桂。「彫刻の詩人」舟越桂が思い語り合った、言葉と時間が宿る森へいざなう、貴重な1冊が発売されました。
PR TIMES / 2024年7月1日 20時45分
ランキング
-
1「トヨタが日本を見捨てたら、日本人はもっと貧しくなる」説は本当か
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月24日 6時20分
-
2「平気でウナギを食べる人」が知らない資源の実態 ウナギをいつまでも食べ続けるためには
東洋経済オンライン / 2024年7月24日 11時30分
-
3危険な暑さ…千葉で39度も 「長袖」で対策? 直射日光防ぎ、「冷感」「放熱」猛暑対策に特化【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月23日 23時6分
-
4普通免許OKのトラック=運転手不足に対応―いすゞ
時事通信 / 2024年7月24日 15時56分
-
5トヨタ子会社の3工場で稼働停止、部品欠品で「ランクル」「アルファード」の生産ストップ
読売新聞 / 2024年7月23日 20時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)