美瑛富士と嘉穂アルプスの2箇所を日本山岳遺産認定地として決定
PR TIMES / 2016年10月31日 11時7分
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎深雪)と、同社が2010年に設立した日本山岳遺産基金では、2016年度の「日本山岳遺産認定地」を決定し、以下の通り発表します。
■日本山岳遺産とは
日本山岳遺産基金が、地域の自薦に基づいて、当基金アドバイザリーボードの意見を参考に認定するもの。これまで6年間で南木曽岳(長野県)、三嶺(高知県・徳島県)など全国18箇所を認定してきました。
*日本山岳遺産基金アドバイザリーボード:田中文男(日本山岳協会顧問)、西本武志(日本勤労者山岳連盟会長)、山川陽一(日本山岳会)、野口健(アルピニスト)
■2016年度の日本山岳遺産認定地と認定団体
2016年度の日本山岳遺産認定地と認定団体は以下の通り。
本年度は6つの団体からの申請があり、アドバイザリーボードの助言のもとで、事務局で検討した結果、以下の2箇所を認定しました。
各認定団体には、本年度中に基金事務局と調整のうえ、助成金を拠出します。併せて山と溪谷社の媒体を活用した広報支援を行う予定となっています。
[表: http://prtimes.jp/data/corp/5875/table/1397_1.jpg ]
●美瑛富士/山のトイレを考える会
【山の概要】
十勝岳を中心とする十勝連峰北部に位置するコニーデ型火山で、「美瑛富士」は愛称ではなく、正式な山名。連峰内には十勝岳(日本百名山)、美瑛岳(北海道百名山)、オプタテシケ山(日本三百名山)がある。
【認定団体】
2000年の設立以来、山のトイレマナーガイドやトイレマップなどの作成配布、啓発活動を実施。美瑛富士避難小屋への携帯トイレシステム導入をめざす。
【認定理由】
当該団体の現在の活動先である美瑛富士避難小屋は、十勝連峰縦走時の重要な宿泊・中継基地で、野営指定地になっているもののトイレがなく、汚物やティッシュなどが多数残置されている。一方、当該団体は設立から15年以上にわたり、メンバーの献身的参加によって地道な活動を継続しており、顕著な社会的功績を残してきた。当該エリアでの今後の活動においても大きな成果を期待できることから、助成を決定した。
[画像1: http://prtimes.jp/i/5875/1397/resize/d5875-1397-139281-1.jpg ]
[画像2: http://prtimes.jp/i/5875/1397/resize/d5875-1397-928008-2.jpg ]
●嘉穂アルプス(福岡県)/嘉穂三山愛会
【山の概要】
馬見山、屏山、古処山の総称。福岡県嘉麻市嘉穂地区の南部に位置し、地元では「嘉穂アルプス」の愛称で親しまれる。馬見山にはブナが自生するブナ尾根や花崗岩の巨石群、ヤブツバキの群落があり、古処山には露出した石灰岩帯や特別天然記念物・ツゲの原生林、オオキツネノカミソリの群落などが見られる。絶滅が危惧されるクマタカの生息と繁殖も確認され、貴重な生態系が形成されている自然豊かな山域である。
【認定団体】
2010年より、当該山域での登山道整備や生物多様性保全活動を続ける。地域の子どもたちを対象としたオオキツネノカミソリやニシキキンカメムシなどの探訪登山も実施。
【認定理由】
当該エリアは全国的には著名な山域ではないが、地域に根付いた山域を地域社会のなかで保護・維持していこうとする姿勢を評価した。当該団体も大きくない予算規模のなかでも活動を継続しており、今後の発展も期待できる。
[画像3: http://prtimes.jp/i/5875/1397/resize/d5875-1397-459153-3.jpg ]
[画像4: http://prtimes.jp/i/5875/1397/resize/d5875-1397-558159-0.jpg ]
※各団体への助成内容と助成金額については、申請内容を鑑みて、調整中です。
■2017年2月には日本山岳遺産サミットを開催
当基金の活動を報告し、今年度の認定団体を表彰する「日本山岳遺産サミット」を2017年2月25日(土)に、東京・神保町のインプレスグループセミナールームにて開催。基調講演のほか、認定団体による受賞講演も行われます。
詳細は当基金のウェブサイト、ニュースリリース等で発表します。
■日本山岳遺産基金について http://sangakuisan.yamakei.co.jp/
登山と自然の専門メディア社である山と溪谷社が、日本の山岳自然環境の保全、次世代の登山者の育成、安全な登山の啓発を目的に、2010年に設立した任意団体。山岳地でのゴミ拾い、マナーアップの呼びかけ活動や、青少年登山への支援を行うとともに、日本山岳遺産を認定・発表し、上記の目的に沿った活動団体に助成を行なっている。
【山と溪谷社】 http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。
【インプレスグループ】 http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに、専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。
以上
【本リリースについてのお問い合わせ先】
日本山岳遺産基金 事務局 (株式会社山と溪谷社 内)
〒105-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
日本山岳遺産基金 事務局 TEL03-6744-1900(代) メール: kikin_info@yamakei.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
順次開催の「日本百低山スタンプラリー」六甲山を含む待望の関西エリア20山が9月14日からスタート!
PR TIMES / 2024年9月13日 13時45分
-
空に舞い、動物を操り、時を駆ける。小さなタネたちが繰り広げる32通りの旅の物語。ヤマケイ文庫 『旅するタネたち 時空を超える植物の知恵』刊行
PR TIMES / 2024年9月11日 14時15分
-
「推し低山総選挙」結果発表! 全国の低山から“推し”に選ばれた山は? 人気の低山の共通点とは?
PR TIMES / 2024年9月6日 13時15分
-
「色」を使って毎日を豊かに過ごすための『四季の色彩心理学 色のちからを日々に活かす本』を刊行
PR TIMES / 2024年9月5日 14時15分
-
あれから10年。山岳ガイドによる火山遭難の記録を大幅に増補。『御嶽山噴火 生還者の証言 増補版』が刊行
PR TIMES / 2024年8月27日 13時45分
ランキング
-
1ついに動いた!任天堂vs.パルワールド訴訟の焦点 ポケモンに酷似?協業するソニーの出方は
東洋経済オンライン / 2024年9月25日 8時0分
-
2テレワーク継続で「社員に優しくしたのに」不満がなくならない……企業が見落としているコト
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月25日 10時10分
-
3世代ですれ違う社会人用語 3位「鉛筆なめなめ」、2位「よしなに」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月25日 17時15分
-
4百貨店売上高3.9%増=コメ値上がりでスーパーも増―8月
時事通信 / 2024年9月25日 16時42分
-
5野村証券が国債取引で相場操縦の疑い、課徴金2176万円を科すよう金融庁に監視委勧告
読売新聞 / 2024年9月25日 20時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください