ウクライナ東部:砲撃や地雷、危険はいまも続く~長期化する紛争で43万人が心に傷【プレスリリース】

PR TIMES / 2019年12月2日 17時45分

ユニセフ、戦闘停止を訴える



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【2019年12月2日 ジュネーブ/キエフ(ウクライナ)発】

ウクライナ東部において、5年以上の長きにわたる紛争の影響を受けている子どもたちの権利を守るためのこれまでの取り組みに成果が見られる一方で、いまだ50万人近くの子どもたちが、心身の健康において、重大なリスクに直面し続けていると、ユニセフ(国連児童基金)は本日述べました。

「ウクライナ東部の子どもたちがいまも、銃弾の穴があき、防空壕のある学校に通い、断続的に砲撃を受け、地雷が散らばる地域に住んでいることは受け入れ難いことです」と、ウクライナ東部で子どもやその家族を最近訪問した、ユニセフ・欧州・中央アジア地域事務所代表のアフシャン・カーン(Afshan Khan)は述べました。「政治的な解決が長く待ち望まれています。私たちは、紛争のすべての当事者に対し、ウクライナ東部での戦闘を終わらせるよう呼びかけます」

カーンは、ウクライナ政府が「安全な学校宣言(Safe Schools Declaration)」を最近承認したことは、攻撃から教育を守り、学校の軍事的使用を減らすための前向きなステップであるとした一方で、5年以上の紛争が、ウクライナ政府管理下にある地域と親ロシア派の支配地域双方の子どもたちにとって深刻な影響を及ぼしていると、強調しました。

1歳の女の子(最年少)を含む172人の子どもが、地雷、不発弾や戦争中に遺棄された爆弾により負傷または死亡した。
1つの学校が15回被害を受けたなど、今年だけで学校への攻撃が36件報告された。紛争が始まって以来、750以上の教育施設が損傷または破壊されている。
生活に不可欠な水と衛生のインフラが、今年80回攻撃を受けた。過去3年間で、このような攻撃は300件以上発生している。
43万人の子どもが心の傷を負っている。紛争が長く続く中で育ったという精神的トラウマに対処するために、継続的な支援が必要である。
ウクライナ東部は、現在地球上で最も多くの地雷が埋まっている場所のひとつ。200万人の子ども、女性や男性が、地雷や不発弾による死亡や負傷の危険に晒されている。



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「私がウクライナ東部で出会った子どもたちは、他の子どもたちと同じように夢と希望を持っていますが5年もの間、日常的に危険に晒され、非常に苦しんできました」とカーンは述べました。 「ユニセフはパートナーとともに、子どもたちをさらに守り、安全な学校宣言の完全な実施を確かなものにするため、取り組みを推進する準備ができています」

ユニセフとパートナーは、ウクライナ東部全体で数十万人の子ども、若者、保護者を対象に、心理社会的サポートと地雷回避教育を行っています。また、破損した学校や幼稚園、水と衛生施設の修理も支援しています。

2019年、ウクライナ東部の子どもとその家族を支援するために必要な資金のうち、確保できたのは要請した支援額の37%に留まりました。なかでも、水の輸送、水処理薬品の供給、安全な水への途切れないアクセスの提供を含む、水と衛生の支援活動においては、20%に留まりました。

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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )

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