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STマイクロエレクトロニクス、Qualcomm社との協業による初のSTM32対応ワイヤレスIoTモジュールを発表

PR TIMES / 2024年12月24日 17時15分

Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.3 / Threadのコンボ・モジュール「ST67W611M」、先進的なコンスーマおよびIIoTソリューションの開発期間短縮と柔軟性向上に貢献



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1337/1426/1337-1426-d9116fcb8092fe884ca371eea31057a5-2400x1350.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、Qualcomm Technologies社との戦略的協力による初の製品「ST67W611M」を発表しました。同製品は、産業用およびコンスーマ用IoT機器向けの次世代ワイヤレス・ソリューションの開発を簡略化します。両社の協力の目的は、STの強力なSTM32開発エコシステムとQualcomm Technologies社の最先端の無線通信ソリューションを活用したIoTモジュールを提供することです。

ST67W611Mは、Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.3 / Threadすべてに対応するマルチプロトコル・コネクティビティ・システム・オン・チップ(SoC)「Qualcomm(R) QCC743」を搭載し、あらゆるSTM32マイコンまたはマイクロプロセッサ(MPU)と簡単に統合できます。本製品は、Wi-Fi経由のMatterプロトコルをサポートし、将来性のある接続性を実現することで、STM32ポートフォリオをMatterエコシステムにシームレスにアクセスできるようにします。コードおよびデータ格納用の4MB Flashと40MHz水晶振動子も内蔵しているため、システム統合に貢献します。内蔵PCBアンテナ、または、外部アンテナ用マイクロRF(uFL)コネクタも搭載しています。

STのマイクロコントローラ・デジタルIC・RF製品グループ(MDRF)社長であるRemi El-Ouazzaneは、次のようにコメントしています。「両社の協力は、組込みシステムでSTM32ファミリを利用している大規模なコミュニティに多くのメリットをもたらします。影響力が大きく、広い範囲で使用されている無線通信技術に関するQualcomm社の専門技術を、製品開発に手軽に利用できるようになり、STM32開発エコシステムが提供する強力なソフトウェア、ツール、機能および設計期間短縮技術と組み合わせることができます。」

Qualcomm Technologies社のコネクティビティ・ブロードバンド&ネットワーキング事業グループ・ジェネラル・マネージャーであるRahul Patel氏は、次のようにコメントしています。「これは私たちの取組みの始まりにすぎません。今後さらに多くの成功を積み重ねて、新しい先進的なエッジ処理アプリケーションを実現していきます。引き続きSTと協業し、Wi-Fi、Bluetooth、AI、5Gなどによって、さらにこれまでにないコネクテッド体験を提供できることを楽しみにしています。」

ハードウェア暗号化アクセラレータによる組込みの先進的なハードウェア・セキュリティと、セキュア・ブートおよびセキュア・デバッグなどのサービスにより、PSA Certifiedレベル1の保護が実現しました。ST67W611Mは自律型で、必須の仕様に基づいて認証を取得済みであるため、RF設計の専門知識がなくても有効なソリューションを構築できます。高集積の32ピンLGAパッケージで提供され、すぐに基板に配置でき、低コストの2層基板を使用したシンプルな設計が可能です。

ST67W611Mを使用したシステム開発に活用できるSTM32開発エコシステムには、4,000品種以上の製品、STM32Cubeの強力なツールとソフトウェア、エッジAI開発を促進する機能強化が含まれます。AI向けの機能強化としては、STの「Neural-ART Accelerator」を搭載し、最近量産が開始された「STM32N6」マイコンのほか、「AI Model Zoo」や「STM32Cube.AI」および「NanoEdge AI」最適化ツールを備えた「ST Edge AI Suite」があります。

ST67W611Mは、あらゆるSTM32マイコンやSTM32MPマイクロプロセッサを使用し容易に制御できるように設計されており、性能、価格、消費電力に関する幅広いオプションを柔軟に選択できます。対応するマイコンは、コスト / 消費電力重視のArm(R) Cortex(R)-M0+コア搭載製品から、STM32MP1/2 MPUにCortex-M4やCortex-A7などの高性能コアを搭載した製品まで、多岐にわたります。

ST67W611Mは現在サンプル出荷中で、機器メーカーへの提供は2025年第1四半期、一般提供は2025年第2四半期を予定しています。サンプル提供および価格については、STのセールス・オフィスまたは販売代理店までお問い合わせください。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

また、2024年10月発表のプレスリリースもご覧いただけます。STマイクロエレクトロニクスとQualcomm、ワイヤレスIoTにおける戦略的協業を発表

STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。

このプレス・リリースに記載されたQualcommおよびSnapdragon製品は、Qualcomm Technologies, Inc.および / またはその子会社により提供されています。
QualcommおよびSnapdragonは、Qualcomm Incorporatedの商標または登録商標です。


STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。


◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
マイクロコントローラ & デジタル製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8250

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