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移民難民危機・メキシコ:国境に取り残された子ども700人【プレスリリース】

PR TIMES / 2020年2月3日 17時25分

ユニセフ、支援を実施



[画像1: https://prtimes.jp/i/5176/1444/resize/d5176-1444-626160-0.jpg ]

【2020年1月31日 マタモロス(メキシコ) 発】

メキシコ国境の都市マタモロスで、移民や難民となることを求めている推定2,200人(子ども700人を含む)が、米国の裁判所への申請が受理されるのを待つため、事実上立ち往生しています。その多くが、数週間または数カ月にわたって国境で待たされており、不安定な情勢の中、基本的なサービスの利用が制限されるといった困難に直面しています。

ユニセフ(国連児童基金)・メキシコ事務所は現在、マタモロスにおける人道危機に対処し、支援を必要とする子どもや家族に手を差し伸べています。ユニセフの支援活動の一例は以下のとおりです。

子どもにやさしい空間を設置し、心理社会的サポートを提供。乳幼児期の子どもの発達(ECD)に必要な取り組みを行う。
水と衛生分野の支援を提供。
難民・移民の子どもを守り、家族を引き離さないために、コミュニティと連携。


ユニセフはメキシコ政府に対し、自国でつくられた「移民・難民の子どもの保護に関する議定書」(英題:Protocol for the Protection of Migrant Children)の内容の実行を強く要請します。議定書は、移民・難民の子どもがメキシコ国内に入った際に、彼らの権利が守られることを保証するため、メキシコの機関が提供するべき必要な支援を定めています。

「議定書が、メキシコ政府によってできるだけ早く実行されることが重要です」とユニセフ・メキシコ事務所の副代表プレシア・アリフィン・カボは述べています。「私たちは現在、マタモロスの移民・難民の子どもや若者の状況を注意深く見守っています。彼らが、出生地から最終目的地に向かう移動の道のりの中で、適切に保護されていることを、私たちは確かめる必要があります。時間の猶予はありません。今、行動しなければならないのです」

[画像2: https://prtimes.jp/i/5176/1444/resize/d5176-1444-542104-1.jpg ]

マタモロスの町、米国へ渡る橋の近くには仮のテントが並び、ホンジュラスからやって来た5歳の男の子、マニーも暮らしています。マニーは、何をすることもなく、長い間ずっとその場所に居ると言います。彼には、安全な遊び場所がないのです。

「ここにいる子どもや若者たちに、この先何が起こるかは分かりません。不安定な状況は、彼らの健康や幸せ、生存、成長に影響を及ぼします。たとえほんの一瞬であっても、両親から遠く離れることで、幼い子どもたちが不安を感じることは明らかです」(カボ副代表)

ユニセフは、マタモロスで暮らす子どもと家族を支援するための活動資金を必要としています。

* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )

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