ネットワーク常時接続ウェアラブル端末 & ヘルスケアクラウドソリューション「mSafety(TM)」、デジタルバイオマーカーの開発を行う研究機関向けサービスを提供
PR TIMES / 2024年12月16日 13時45分
~国立がん研究センター東病院・徳島大学にて、バイタルデータを活用した臨床研究がスタート~
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、ネットワーク常時接続可能なウェアラブル端末とヘルスケア・安全クラウドマネージメントソリューションをセットにしたウェアラブル・アズ・ア・サービス「mSafety(TM)(エムセーフティ)」において、デジタルバイオマーカー(以下、dBM)の開発を行う研究機関等を対象としたサービスを提供します。
この度、国立がん研究センター東病院および徳島大学の研究チームが実施する臨床研究での活用が決定しました。両機関においては、「mSafety」で取得したバイタルデータを活用した研究が行われる予定です。(※)
(※)ソニーネットワークコミュニケーションズは機器の提供を行い、研究内容や方法には関与しません。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/196/1460/196-1460-390a47961d79eba1749fcf385e029d99-708x469.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「mSafety」は、LTE-M通信によるネットワーク常時接続可能なソニー製のウェアラブル端末と、ヘルスケア・安全クラウドマネージメントソリューションを組み合わせたBtoB向けウェアラブル・アズ・ア・サービスソリューションです。心拍数や歩数の取得、GPSによる位置情報の取得、ユーザーの行動検知、睡眠や消費エネルギーの推定、簡易メッセージ受信といった様々な機能を提供しています。
近年、医療や医薬品開発の領域を中心に、デジタルバイオマーカー(dBM)と呼ばれる、デジタル端末を用いて収集・測定するバイタルデータの活用に関心が集まっています。dBMにより、従来ならば計測に高度な機器が必要であった身体情報や、主観的な報告に頼っていた心身の状態を、身近な端末を用いて客観的かつ定量的に評価できるようになることが期待されています。
バイタルデータの取得にあたっては、手軽に利用できる腕時計型のウェアラブル端末が注目されてきました。一方でdBMの開発で用いる場合、研究スタッフ・被験者の双方にとって、アカウントや通信環境の設定など、端末の初期セットアップに要するオペレーションの手間が大きいことがハードルとなっています。また、コンシューマ向けのウェアラブル端末等で計測できるバイタルデータは、データの信頼性、連続性、一貫性を担保することや、取得したデータの所有主体、ユーザーとの同意取得方法など、臨床試験で用いる上での課題が指摘されています。
このような環境の中、dBMの開発のために「mSafety」を活用すると、煩雑な初期設定やスマートフォンなどの機器を別途用意せずともすぐにデータ取得を開始でき、端末の設定もリモートで一括変更することが可能です。また、必要に応じてセンサーデータをそのまま取得できるため、臨床研究における被験者のアクセシビリティやアドヒアランスの改善、データの透明性と一貫性の担保が期待できます。
このたび、国立研究開発法人国立がん研究センター東病院と、国立大学法人徳島大学の研究チームがそれぞれ実施する臨床研究にて、「mSafety」の活用が開始されます。
<国立がんセンター東病院 周術期治療開発推進室 室長 小林信先生 コメント>
がんの手術を受けられた患者さんを対象に、がん治療における身体活動の重要性を多角的に探索する研究を行っています。
「mSafety」は、ネットワーク常時接続可能であり三軸加速度等のデータがクラウドに即時収集されるため、煩雑な端末管理も不要で、生データの詳細な解析が可能であると考え、選定しました。
<徳島大学医学部(予防医学分野) 助教 渡邊毅先生 コメント>
「mSafety」で得られる情報から、循環器疾患などの疾患の予防、早期発見を可能にするdBMの探索、アプリの開発を目指した研究を行っています。
PPG信号(皮膚に当てた光の反射を利用し血流の変化を捉えたもの。心拍数等の推定に用いられる)などのローデータを使用できることと、匿名化された対象者のデータをクラウド上で安全に管理できることを評価しています。
※研究の詳細については下記のページを参照ください。
https://www.tokushima-u.ac.jp/fs/4/4/9/5/3/6/_/20240423_______.pdf
ソニーネットワークコミュニケーションズは、今後も「mSafety」を通じてバイタルデータを活用した臨床研究を行う研究機関を支援していくことで、dBMの発展に貢献することを目指してまいります。
【mSafetyについて】
「mSafety」は、サービス事業者がウェアラブル端末を活用したソリューションを開発する際に必要となる、ウェアラブル端末、通信サービス、端末管理サービスを提供しています。「mSafety」を活用することで、労働安全管理をはじめ、高齢者見守り・介護、レジャー時の見守りサービス、デジタルバイオマーカー、臨床試験等のサービスプロバイダー、学術研究支援等、ヘルスケア・ウェルネス分野における幅広いユースケースにフィットしたサービスを構築することができます。
※「mSafety」に関する詳細、法人のお客様からのお問い合わせ先等につきましては、サービスページを参照ください。
URL:https://msafety.sonynetwork.co.jp/
※記載されている会社名および商品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。
※なお、個々の研究機関は「mSafety」に関する開発、販売、保証等には関わっておりません。
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