芸能界屈指のボクシング通、香川照之さんにWOWOWが独占インタビュー!「ノンフィクションW 奇跡の拳 ~マニー・パッキャオの最終章~」を12月7日(金)夜10:00からWOWOWプライムにて放送!
PR TIMES / 2012年12月6日 19時54分
史上2人目となる6階級制覇でボクシング界に革命を起こした“パウンド・フォー・パウンド”マニー・パッキャオ。世界ナンバー1ボクサーにしてフィリピンの国会議員という、2つの顔を併せ持つスーパースターについて、芸能界屈指のボクシング通、香川照之さんにWOWOWが独占インタビューを行った。
――香川さんはパッキャオが“パウンド・フォー・パウンド”になる過程を見られておりますが、パッキャオがパッキャオたる所以とはなんでしょう?
「もうそれはどこにあるのかわかりませんね。パッキャオが生まれ育ったフィリピンの隣町の子がボクシングをやっていて、その子がああなっていてもおかしくないわけですよね。なぜパッキャオじゃなければならなかったのか、なぜあのような選手になっていったのかはいまだにわからないです。最初にフライ級でとったタイトルをウェイトオーバーでKO負けした昔日を思えば、その後全くタイトルと縁がなく引退していてもおかしくなかったはずです。
でも一つにはアメリカのフレディ・ローチというトレーナーと出会ったことが大きいと思います。ボクシングというのはトレーナーとうまくいかなくなるとうまくいかないということは、マイク・タイソンを筆頭とした多くのスーパースターが証明してきています。そういう意味ではパッキャオは、周りの人に恵まれて、ありきたりのことですけどそれに対して反応できる素直さがあったのではないかと推測はできます。あとは本当に思いのほか天から付与されていた、本人の体力とボクシング力みたいなものが恵まれていて、それが花開いたとしかいいようがないと思います。」
――香川さんにとってボクサー・パッキャオの最大の魅力とはなんでしょう?
「あの踏み込みですね。普通の人が踏み込めない、どうやっても人類が踏み込めないあと5センチ、あと3センチまでいつもいつも右足がポンと入ることではないでしょうか。それはもうやってみた人にしかわからないと思います。」
――過去にパッキャオと対戦した選手の談話ですが、ありえない間合いから入ってくるというのと、千手観音に殴られているみたいだったと言っていました。パンチということについてはいかがでしょうか?
「まずはスピードですよね。あとは左ストレートなんですが、パンチの打ち始めから腕が伸びきるまでのどこで当たっても威力が変わらないところが凄いですよね。リッキー・ハットンとの試合の4、5分を見ればそれだけで納得してもらえます。どの軌道で当たっても終わりっていう、そこが強さですよね。野球で例えると、ボールを投げた時の初速と終速が同じというか、ボールがお辞儀をしないイメージですよね。専門的なことはあまりわからないですが、機械が計算上投げているようなボールというのを、人間の肉体でやっているという感覚があるように思います。」
――人間としての存在感という意味ではどのように感じますか?
「ドネアもそうですけど、フィリピン人が持つ愛くるしさがあの強さの中にあるのが魅力ではないでしょうか。あれが本当に突き詰めた武士のような顔だったり、あるいはかつてのマイク・タイソンのように近寄りがたい虎がリングの中に飼われているような獰猛な雰囲気だったりしたらまた変わってきていたでしょう。しかし、パッキャオが持っている一番のよいところは愛くるしさであり、試合中も時には笑ってみせられるだけのブレない愛くるしさを彼は持っていて、そこが多分人を惹きつける力となっている気がします。
そこに相手は隙を見出してると思ったら隙じゃなかったという、一番やっかいなパターンですよね。漫画でいうとルフィーみたいなものです(笑)」
――生い立ちもかなりユニークですよね。
「そうですし、行こうとしているところもユニークですよね。ただもはや巨大化しすぎていて、その生い立ちをバネにするようなところにはいないような気がしますけどね。あとはもう本人がどれだけ素直で一人の人間であるという謙虚さのもとに生けるかどうかが問われている最後のところに来ているんではないでしょうか。」
――パッキャオは前回の試合でブラッドリーに敗れましたが、今後はどう進んでいくでしょうか。
「昔は一つ負けたら世界が終了するような一つ一つの試合に賭けてという雰囲気があったんですが、昨今はどうやらそれが薄れていきていて、負けたりタイトルを失ったところでさほど痛手でないというところを考えると、パッキャオは自分自身でグローブを吊るす意味を探していくんではないでしょうか?今回の試合も通過点でしかないし、メイウェザーとやらない限りは納得しないでしょう。その納得しないままグローブを吊るすことに納得するのかということを注目して見て行きたいですね。」
体重別の階級制において成立していたボクシング界の常識を打ち破った、マニー・パッキャオ。あと数試合での引退を表明している彼の、フィリピンでの生い立ちから栄光をつかむまでの激動に満ちた歩みとは?いよいよ迎える12月9日(日)のファン・マヌエル・マルケス戦、ファンが待ちわびるフロイド・メイウェザー戦を含め、キャリア最終章を前にした不世出の天才、パッキャオの今に迫っていく「ノンフィクションW 奇跡の拳 ~マニー・パッキャオの最終章~」は、12月7日(金)夜10:00からWOWOWプライムにて放送する。
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◆◆◆WOWOW番組情報◆◆◆
★3夜連続!マニー・パッキャオ名勝負選
12月5日(水)夜7:00[WOWOWライブ] 第1夜
12月6日(木)夜7:00[WOWOWライブ] 第2夜
12月7日(金)夜7:00[WOWOWライブ] 第3夜
★ノンフィクションW 奇跡の拳 ~マニー・パッキャオの最終章~
体重別の階級制において成立していたボクシング界の常識を打ち破った、マニー・パッキャオ。フィリピンでの生い立ちから現在までの激闘の人生を密着ドキュメントで追う。
12月7日(金)夜10:00[WOWOWプライム]
★生中継!エキサイトマッチスペシャル 因縁決着!6階級制覇vs4階級制覇
激しいファイトスタイルでファンを魅了するパッキャオが、過去3度対戦のある因縁の相手、4階級制覇王者マルケスと激突する。
12月9日(日)午後0:00[WOWOWライブ]※生中継
12月10日(月)夜9:00[WOWOWライブ]※リピート放送
12月15日(土)午前7:00[WOWOWプライム]※リピート放送
<対戦カード>
ウェルター級12回戦
マニー・パッキャオ(フィリピン)/元6階級制覇チャンピオン vs
ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)/WBO世界S・ライト級チャンピオン
★【緊急決定!ドネアvsアルセ】エキサイトマッチ~世界プロボクシング
次世代スーパースター ドネアが元5階級制覇王者アルセを迎え撃つ!
12月17日(月)夜9:00[WOWOWライブ]
12月15日(土)午前7:00[WOWOWプライム]※リピート放送
<対戦カード>
WBO世界S・バンタム級タイトルマッチ
ノニト・ドネア(フィリピオ)/WBO世界S・バンタム級チャンピオン vs
ホルヘ・アルセ(メキシコ)/元5階級制覇チャンピオン
WBC世界S・バンタム級タイトルマッチ
アブネル・マレス(メキシコ)/WBC世界S・バンタム級チャンピオン vs
アンセルモ・モレノ(パナマ)/WBA世界バンタム級チャンピオン
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