東北ユースオーケストラ、26日に東京公演

朗読に吉永小百合さん、坂本龍一・音楽監督の書き下ろし曲も演奏

　株式会社朝日新聞社（代表取締役社長：中村史郎）などは、「東北ユースオーケストラ演奏会 2023」の東京公演に協力します。東日本大震災の被災地の子どもたちや学生らで構成する東北ユースオケは、坂本龍一さんが代表と音楽監督を務め、震災の記憶の風化を防ぐとともに世界的音楽家の輩出を目指して創られました。東京公演は坂本監督の書き下ろし曲「いま時間が傾いて」などを演奏。朗読に吉永小百合さんが出演します。坂本監督の出演は現在のところ予定されていません。
■詳しくは公式ＨＰ（https://tohoku-youth-orchestra.org）。



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■坂本龍一さんコメント
去年の公演では三度目の正直ということでベートーベンの『第九』と私の書き下ろし『いま時間が傾いて』の初演がやっと叶った。さて今年は何をやろうかということで、指揮者の柳澤さんのリコメンドでもあり団員からも希望の多かったマーラーの5番をとりあげたが、いざ練習してみると思いのほか難しくなかなか形にならなかった。
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去年の10月にはN響のコンサートマスターの篠崎マロさんが指導に来てくださり、団員は大いに刺激を受けた。また毎年のように東フィルのメンバーの方たちも教えに来てくださる。本当に東北ユースの団員は幸せだ。そのような助力もあり、時間はかかったが徐々に形になってきた。本番では東北ユースの底力 を見せて、聞かせてくれるものと信じている。

そして創設以来変わらずサポートしてくださっている吉永小百合さん、何度もゲスト出演してくださっているのんさん、東北ユースの活動を資金的に助けてくださる企業と個人の方々、熱い指導をしてくださる指揮者の柳澤寿男さん、見えない現場で支えてくださるスタッフの皆さん、団員のご家族、そして何より毎年のように足を運んでくださる聴衆の皆さん、これらの方々の力がなければ私たちの活動を続けていくことはできません。ここに謹んで感謝を申し上げます。

さてどうか音楽をお楽しみください。

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■吉永小百合さんコメント
2016年から東北ユースオーケストラの演奏会に毎年参加させていただいていますが、3.11のことを、忘れないこと。そして辛い経験をした子供達が未来に向かって歩いて行くことを皆で応援したいと思います。


■東京公演
3月26日（日）13:15開場／14:00開演 東京オペラシティ　コンサートホール
演奏曲(予定)
坂本龍一「いま時間が傾いて」
吉永小百合 朗読曲
　坂本龍一「Kizuna World」
　坂本龍一「Aqua」
マーラー「交響曲 第５番」　　ほか

S席：5,000円、A席：4,000円（東北ユースオーケストラへの寄付金2,000円を含む）

お問い合わせ：ディスクガレージ050-5533-0888（平日12:00～15:00）

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