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若冲、国芳、北斎だけじゃない! 120人の名絵師、80館のミュージアムから「お気に入りの江戸絵画」が見つかる一冊

PR TIMES / 2017年10月5日 17時16分

『作家別 あの名画に会える美術館ガイド 江戸絵画篇』金子信久(著) 発売



各地で開催され、人気を集めている「江戸絵画展」。
若冲、光琳などのビッグネームだけではなく、最近は日本各地で活躍した江戸時代の絵師たちの作品が掘り起こされ、紹介される機会も多くなりました。
そこで知りたくなるのが、どの画家の作品を、どこの美術館で所蔵しているのか。それを網羅的に紹介するのが『作家別 あの名画に会える美術館ガイド 江戸絵画篇』。府中市美術館の名物学芸員・金子信久さんを著者に迎え、全国各地の美術館・博物館から選りすぐりの江戸絵画をピックアップ。あの画家のあの「名画」というような作品から、知る人ぞ知る画家の驚くほど魅力のある「名画」までを、読み応えのある解説と合わせて紹介する一冊です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/1719/1475/resize/d1719-1475-917040-0.jpg ]

収録作品は、120人の絵師による約250点にものぼりますが、ここでは、そのユニークな内容の一端を画家ごとにご紹介します。
*作品は現在見られるとは限りません。展示時期については、事前に各館にお問い合わせください。

日本全国、こんなにあります!
◆伊藤若冲<享保元年(1716)—寛政12年(1800)>

[画像2: https://prtimes.jp/i/1719/1475/resize/d1719-1475-245704-1.jpg ]


1970年の辻惟雄『奇想の系譜』、2000年の京都国立博物館「若冲展」によって、すっかり日本美術の大スターとなった若冲は、江戸中期の京の画家。青物問屋に生まれ、中国絵画の研究や写生の努力を経て、溢れかえるような造形力を数々の作品に発揮した。

【今見られる若冲はこれ!】
佐野市立吉澤記念美術館《菜虫譜》10月29日(土)~11月20(日)

[画像3: https://prtimes.jp/i/1719/1475/resize/d1719-1475-385478-2.jpg ]

100年ぶりの里帰りで話題です!
◆尾形光琳<万治元年(1658)—享保元年(1716)>


江戸前中期の画家。京の裕福な呉服商に生まれ、俵屋宗達の作品に惹かれて独自に研究。絵画や工芸、つまり身のまわりを美しく彩る造形を数々手がけた。その作品は、図版では鮮やかさが目立つが、目の当たりにすると、大らかな迫力や生動感に圧倒される。

【今見られる光琳はこれ!】 《燕子花図屏風》@京都国立博物館特別展「国宝」 11月14日(火)~11月26(日) 西本願寺の旧蔵品《燕子花図屏風》が103年ぶりに京都に里帰り!


[画像4: https://prtimes.jp/i/1719/1475/resize/d1719-1475-257625-3.jpg ]

どの絵もなんだか面白い。鳥取の偉才
◆片山楊谷<宝暦10年(1760)—享和元年(1801)>
江戸中期の画家。長崎の医師の子だが、早く父を亡くし、13歳で遊歴に出る。34歳で、鳥取藩主池田家の分家、西館の池田冠山に見込まれ、西館に仕えた茶道家の片山家の養子となった。長崎仕込みのこってりとして奇抜な感覚の作品を描いた。
[画像5: https://prtimes.jp/i/1719/1475/resize/d1719-1475-827152-4.jpg ]


驚きの写生画法、鯉が動いているよう
◆黒田稲皐<天明7年(1787)—弘化3年(1846)>
江戸後期の画家。鳥取藩士の家に生まれ、職務のかたわら絵を描いた。鳥取藩の御用絵師、土方稲嶺に学ぶ。暗い水中をたくさんの鯉が泳ぐ、類を見ない作品の数々で知られている。

【今見られる稲皐はこれ!】鳥取県立博物館《群鯉図》10月5日(木)~11月12日(日)


[画像6: https://prtimes.jp/i/1719/1475/resize/d1719-1475-363414-5.jpg ]

芦雪展のマスコット「かわいい虎」!
◆長沢蘆雪<宝暦4年(1754)—寛政11年(1799)>
江戸中期の京の画家。丹波国篠山藩士の子として生まれたが、絵の道に進み、円山応挙の弟子となった。はじめは応挙風の美麗で細緻な作品を描いていたが、後に、禅画を思わせるような奔放さや豪放さ、あるいは、つかみ所のないゆるゆるとした感覚を押し出した。

【今見られる蘆雪はこれ!】《竜虎図襖のうち虎図》@愛知県美術館「長澤芦雪 京のエンターテイナー」10月6日(金)~11月19日(日)

[画像7: https://prtimes.jp/i/1719/1475/resize/d1719-1475-323741-6.jpg ]


どれをとっても笑える絵ばかり
◆耳鳥斎<宝暦元年(1751)以前か—享和2年(1802)か翌年頃>
江戸中期の大坂の画家。酒造業、骨董業を営みながら絵を描いた。戯作やおかしな浄瑠璃も手がけ、自ら芝居に出たことも。『絵本水や空』で自ら述べるように、どの流派にも属さない画法で、諷刺の効いたおかしなものを描き、人々を笑わせた。
[画像8: https://prtimes.jp/i/1719/1475/resize/d1719-1475-958125-7.jpg ]

<著者プロフィール>
金子信久(かねこ・のぶひさ)
1962年、東京都生まれ。85年、慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。福島県立博物館学芸員などを経て府中市美術館学芸員。専門は江戸時代絵画史。著書に『旅する江戸絵画 琳派から銅版画まで』(ピエ・ブックス、2010)『ねこと国芳』(パイ インターナショナル、2012)『日本美術全集14 若冲・応挙、みやこの奇想』(共著、小学館、2013)『別冊太陽 円山応挙 日本絵画の破壊と創造』(監修・共著、平凡社、2013)府中市美術館編『かわいい江戸絵画』(求龍堂、2013)『もっと知りたい長澤蘆雪』(東京美術、2014)『たのしい日本美術 江戸かわいい動物』(講談社、2015)『めでる国芳ブック ねこ』『めでる国芳ブック おどろかす』(ともに大福書林、2015)『日本おとぼけ絵画史 たのしい日本美術』(講談社、2016)『めでる国芳ブック どうぶつ』(大福書林、2017)府中市美術館編『歌川国芳 21世紀の絵画力』(講談社、2017)ほか。

【金子信久著 好評既刊】
『たのしい日本美術 江戸かわいい動物』 定価:本体2300円(税別)
『日本おとぼけ絵画史 たのしい日本美術』 定価:本体2600円(税別)
『歌川国芳 21世紀の絵画力』 定価:2600円(税別)

<書誌>
『作家別 あの名画に会える美術館ガイド 江戸絵画篇』
定価:本体2400円(税別)
2017年9月21日刊行
金子信久著
体裁 A5(148×210mm)192ページ、オールカラー、ソフトカバー
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062207652

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